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  • 【TRPG】週刊シェアファン第7号 英雄と伝説1【一部無料】

    2015-09-27 03:50  
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    どうも!Hakaseです!週刊シェアファン、7回目となりました。ラッキーセブンだ!最高!と深夜の変なテンションで載せています。今後も週刊シェアファンは皆さんからのこんなデータがほしい!こんな情報がほしいというのを汲みながらやっていきますので、貴重なご意見、ご要望など有りましたら、コメントやTwitterなどでお知らせください。【定型文】この週刊シェアファンは、オリジナルTRPG『Shared†Fantasia』の定期サポートとして刊行されているブロマガです。※『TRPG』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/abouttrpg※『Shared†Fantasia』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/aboutsf今回週刊シェアファン7号では、Shared†Fantasiaの世界の英雄について掲載します。本当はもっと数を載せたかったのですが、とにかく英雄の話を紡ぎ出すのは大変でして、時間対成果が少なすぎて次同じことをやるのは余程時間的余裕がある時にしたいですね!内容一覧・“疾き”ヴェイロン・“伝説の囚人”デイローム・“魔槍使い”サーヴァルト・ 聖戦士コルヴァート“疾き”ヴェイロン
    神代生まれのエルフの1人であり、第二次魔王侵攻時代に命を落とした英雄。
    類まれなる弓の名手として名を馳せ、その弓エルムロアは旧友たる魔術師より託された逸品であった。
    ヴェイロンはその生まれに逸話がある。
    そもそもエルフは神代、ダーナディア神が自然との調和を目指し、
    かの神が完全だと考える種族として人の身を転じさせた(変身させた)。
    つまりエルフも元は人間であったというのが通説だ。
    しかしヴェイロンは違う。
    ある星降る夜に一つの星が森の木に落ちた。
    その森の木を見たダーナディア神は、そこから人型を作り出し生命樹から命を与えた。
    そうして誕生したのがヴェイロンである。
    ちなみにヴェイロンという名は、ダーナディアが疾く成れ(早く成長しろ)と命じたことから、エルフ語で“疾き成長”という意味で名付けられた。
    この逸話から分かる通り、ヴェイロンはエルフではあるが、
    同時に樹から生まれた人造生物であったとも言える。
    ヴェイロンは生まれついて見目麗しく、壮健で、いと賢きエルフであった。
    その生命としての完璧さ、見事さからダーナディア神はその後も幾人かのエルフを
    樹木から直接創りだしたが、ヴェイロンのようにはならなかったという。
    ダーナディア神はヴェイロンを重用し、エルフ達を導くように命じた。
    しかしヴェイロンは、自分の使命は他にあると考え、エルフを導くことを断った。
    ダーナディア神はそれについて大変残念に思ったが、
    いと賢きヴェイロンの言うことであればと納得し、彼の好きにさせたという。
    ヴェイロンはその許しを得て、エルフの森を飛び出し、見聞する為に世界中を旅して回ったという。
    ヴェイロンの逸話は、今現在でも多くの伝唱者(バルド)=エルフの語り手達に語り継がれているがその中でもいくつか有名なものをここに紹介する。
    魔術師ガラントとの出会い ~星の光の入手~
    ヴェイロンは旅行く中で様々な人と出会い、そして別れた。
    特に定命の生き物である人間とは多くの出会い経験した。
    その中でも特筆すべき出会いの一つが魔術師ガラントとの出会いである。
    魔術師ガラントは、ベリスから魔術を学んだ原初の魔術師の1人であるともいわれている。
    ヴェイロンは道の先で幻獣と謎かけ勝負をしている魔術師ガラントと出会う。
    ガラントは自らの命をかけ、幻獣は自身の財宝を賭けていた。
    しかも、この時あろうことかガラントは幻獣に投げかけられた謎を解けずに困っていたのである。
    その彼のピンチを救ったのが他ならぬ賢きヴェイロンであった。
    彼は幻獣が問いかけた謎を通りがかって聞いており、それにあっさり答えたのである。
    幻獣は会心の謎かけをとかれ、そしてガラント以外の者が答えるのは反則だと怒り、
    不届き者をとって食おうとヴェイロンに襲いかかった。
    しかし、ヴェイロンは単なるエルフではなく、その弓から矢を放ち、幻獣を射殺した。
    こうしてガラントはその命を失わずに済み、幻獣の財を手に入れた。
    ヴェイロンは特に礼を要求することもなかったが、ガラントは自らの命の礼として
    ヴェイロン生涯の愛弓となるエルムロアを創りだし、彼に送ったのである。
    禍ッ神侵攻 ~翔魔王を射落とした弓手~
    禍ッ神が侵攻を開始した時、ヴェイロンはすぐにダーナディア神の元に馳せ参じた。
    彼は、この大戦に自らの力が必要であると理解していたのである。
    現にヴェイロンは多くの悪魔を討ち取り、魔獣を狩り屠った。
    しかし後に語られる彼の最も大きな功績は八大魔王が一翼である、翔魔王を射落としたことにある。
    伝承によれば、禍ッ神に対して多くの神々がその力を裂き、その配下である魔王達まで抑えることが出来なかった為、魔王達は大いにその力を振るったという。
    特に天空を飛翔する翔魔王は、こと空戦においては天下無双を誇り、最古の飛竜でさえも苦戦したという。
    その最中、ヴェイロンは自らに課せられた使命はここにありとし、
    愛弓エルムロアに万の力を込め、撃ち放ち、翔魔王の翼を射抜き、墜落させたという。
    この時エルムロアはその名の通り“星の光”を放ち、流星のごとく魔王を貫いたと言われている。
    これが痛手となり、翔魔王は大きな深手を負い、その軍は勢いを失った。
    そのことを深く恨んだ翔魔王は、自らの命を削り、ヴェイロンに呪いをかけた。
    これは“絡みつく呪い”と呼ばれ、長い間ヴェイロンを蝕み、そして最終的には死に導くことになるのである。
    第一次魔王侵攻 ~英雄の衰え~
    戦あるところに英雄あり。
    特に長命の種族エルフともなれば、生き続ける限り歴史の転機たる戦には関わり続ける。
    ヴェイロンは第一次魔王侵攻時、勿論エルフの軍勢の筆頭として戦に参加した。
    しかし、その力は禍ッ神侵攻の時ほどではなかった。
    何故ならば翔魔王の“絡みつく呪い”が彼の身体を蝕み始めていたからである。
    彼の容姿、知恵は衰えることはなかったが、その肉体能力は呪いによってゆっくりと衰え始めていた。
    千の魔を射落としたその腕は、百の魔を射落とすまでに衰えた。
    しかし彼は未だ英雄で在り続け、エルフの軍勢をその賢き知恵で導き続けた。
    ヴェイロンはエルフたちの希望の一つであり続け、味方を鼓舞し、癒やした。
    魔王が倒れ、戦いが集結するまで、ヴェイロンは闘いぬいた。
    しかし、呪いの影響は確実に彼の身を蝕みつつあった。
    第二次魔王侵攻 ~英雄の死~
    第二次魔王侵攻時、ヴェイロンは運悪く、死の砂漠に近い森に滞在していた。
    いや、その周辺のエルフにとっては幸運というべきだったのだろう。
    ヴェイロンは、波の如き悪魔と魔獣の群れを、その知恵をもって迎え撃ったのである。
    既にこの時ヴェイロンの力は並のエルフ以下まで衰えており、すでに愛弓を持ってしても
    悪魔を直接迎え撃つには十分なものではなかった。
    もしヴェイロンが十全の力を持ってそこにいたならば、
    その悪夢の如き敵の群れさえもなんとかしてしまえたのかもしれない。
    しかしかつての英雄は、その巨大な群れを一時的に凌ぎ、多くのエルフの民を救ったものの
    その敵の波に飲み込まれることを防ぐことは出来なかった。
    それでもヴェイロンはエルフの英雄として、最後までその弓を取り、敵を迎え撃ったという。
    その戦での数少ないエルフの生き残りの証言によれば、
    ヴェイロンは百の矢を全身に受け、それでも倒れずに敵を射抜き続けたという。
    そして最後、膝折れた瞬間、周囲に光が満ち、彼は星となって空に帰ったと言われている。
    多くのエルフたちは、その光を見て、ヴェイロンがこの世界を去ったことを悟った。
    そしてエルフの偉大な英雄の死を、全てのエルフの民が嘆き悲しんだという。
     
  • 【TRPG】週刊シェアファン第6号 武器防具の製作ルール【一部無料】

    2015-09-19 12:00  
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    どうも!Hakaseです!週刊シェアファンも6回目。まだ6回目と見るか、もう6回目と見るかはきっと人によるんでしょうね。僕的にはまだ6回目なんだ、1ヶ月半なんだ?という感じです。今後も週刊シェアファンは皆さんからのこんなデータがほしい!こんな情報がほしいというのを汲みながらやっていきますので、貴重なご意見、ご要望など有りましたら、コメントやTwitterなどでお知らせください。【定型文】この週刊シェアファンは、オリジナルTRPG『Shared†Fantasia』の定期サポートとして刊行されているブロマガです。※『TRPG』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/abouttrpg※『Shared†Fantasia』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/aboutsf今回週刊シェアファン6号では、Race of Natureで収録予定の武器防具の製作についてまだ調整版では有りますが掲載します。サプリメント掲載の際にはこれとは異なるバランスになる可能性があることも重々ご承知の上、ご利用の方をお願いします。内容一覧・武器の製作・高品質な武器防具の製作・盾の製作・鎧の製作・鎧の調整武器の製作 武器の製作は“職能/鍛冶”技能によって行われます。 厳密には、武器はもち手や柄の部分など木製部分が存在し、金属加工のみで作られているわけではなく多くの社会では分業的にそれらが作られている可能性が高いですが、 PCやNPCが個人制作にて武器・防具を作成する場合、それらも含め製作しているものとします。 ただし、明らかに全て木製とされる武器(クラブやスタッフなど)は“職能/木工”技能で製作可能としても構いません。 その場合は“職能/鍛冶”技能を用いる所をすべて“職能/木工”で代入して下さい。 武器を製作するには適切な設備、適切な材料、適切な作業時間が必要です。 既存の武器を製作する場合、その材料費は金額に換算し4割とします。 実際は原価は相当上下するでしょうが、システム的な処理をする場合は以上のように考えます。 原価に対し商売を用いることも可能です。その場合まず材料費を算出してからその数値を商売技能で修正して下さい。 ただし材料費に対しては“死の商人”フィートは影響しません。(材料は武器防具ではないので) またこれはあくまで鉄(鋼)を材料とする場合であり、他の材料の場合、そもそも販売価格が変わるので、それに合わせて材料費を変化させるものだと考えて下さい。 また材料には素材ごとに入手可能な流通レベルが存在します。流通レベルに達していなければその材料を入手することはできません。 ちなみに標準の材料である鉄(鋼)や木材は、流通レベル1でも入手が可能です。
    製作に必要な期間(作業期間)は、既存の武器の製作を考える場合、単純武器で1日、冒険武器で3日、軍事武器で6日の日数を必要とします。 さらに実際の製作を行うためには、その製作を行うための設備が必要です。 これらは武器製作について言えば最低限、金床、鞴、炉、鎚等の細い道具類が必要です。 こういった設備はしっかりと火の気があっても大丈夫な場所に設置する必要があります。 それらがいわゆる鍛冶屋の工房です。 これらの道具すべてを揃えるには最低でもおおよそ1000ゴールドかかります。
    さらにいえば、それらの道具があったとしてもちゃんと設置できる場所がなければ意味がありません。
    現実的にいえば冒険者がそういった工房を構えることは困難です。
    もし鍛冶を行うのであれば、そういった設備を鍛冶屋などに借りることになるでしょう。 全ての鍛冶屋がそういった要望を受け入れてくれるわけではないでしょうが(大事な商売道具です!!)もし上手く交渉したならば、工房を一時的に借りることは出来るかも知れません。 そうだとしても彼らが仕事を終えた後、1日数時間程度を借りることが限界かもしれません。 またそうした1時間程度借りる作業でも1日借りる手数料は1~5ゴールド要求されることでしょう。 またもし丸一日(12時間程度)工房を借り切るような借り方をするなら、鍛冶師達の休日でもない限り1日20~50ゴールドは要求されるかも知れません。 ちなみにこの場合8時間の作業を1日分の作業として換算して必要時間を計算します。 これは本来鍛冶師達が日々の仕事から得られる稼ぎを阻害することに対する補償としては適正な価格です。 さて、こうして材料を揃え、設備を利用し、相応の日数をかけたとしても必ずしも武器製作が成功するとは限りません。 製作期間が終了した時に、その製作自体が成功したかどうかを判定する必要があります。 この際の成功のための目標値はその武器がどの分類に属するかによって以下のように変動します。 単純武器 目標値11 冒険武器 目標値13 軍事武器 目標値15 以上の達成値に達した場合、武器は通常品質の武器として完成します。 上の難易度は加工する材質を鋼鉄以上にする場合や、より高品質な武器を作成しようとした場合、変動します。 材質については材質ごとに必要目標値がいくつ上昇(あるいは下降)するのか示されます。(標準以外の材質で作る場合は特殊なルールが必要になります) 
  • 【TRPG】週刊シェアファン第5号 魔法のアイテム1【一部無料】

    2015-09-12 12:00  
    102pt
    どうも!Hakaseです!週刊シェアファン!5号!5号が出るよ!もはやこのマクラの部分が面倒くさくなってきているHakaseですよ!さて、週刊シェアファンももう5号となりますが、まだまだ皆さんからのこんなデータがほしい!こんな情報がほしいというのを汲みながらやっていきますので、貴重なご意見、ご要望など有りましたら、コメントやTwitterなどでお知らせください。【定型文】この週刊シェアファンは、オリジナルTRPG『Shared†Fantasia』の定期サポートとして刊行されているブロマガです。※『TRPG』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/abouttrpg※『Shared†Fantasia』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/aboutsfさて、今回第5号では、シェアファンに存在する魔法のアイテム、魔具の追加情報を主に出していこうと思います。中には魔具でもなんでもないものも入っているのですが…今回の情報の一覧は下の通り
    ・巨人の篭手(こて)(無料)
    ・剣塊(けんかい)(無料)
    ・絶唱の首飾り
    ・絶魔法石
    ・血晶石
    ・蒼眼石
    ・光灯棒
    ・魔法の鍵
    ・魔動馬
    ・風のドレス
    ・竜鱗の鎧(ドラゴンスケイル)
    ・光輪の盾
    ・天の高縄
    ・小人の船

    上記の通り、(無料)と書いてある情報は無料公開情報となります。
    巨人の篭手(こて)
        
    知名度=12
    魔工値=125
    受動的性能=真価を発揮する篭手
    価格=時価(最低65万ゴールド)
    真価
    身につけると、肉体値が+2されたかのように武器を扱える篭手。
    使用可能な武器の必要肉体値が実際の肉体値より+2まで問題なくなり、
    近接武器のダメージも+2される。
    ルール上、鎧とは干渉しあわない(重ね着可能な)ものと扱って良い。
    ただし、この篭手自身に防護点は発生しない。
    解説
    “喝采の”アギレウスというベリス文化圏の魔術師が、
    剣闘士用に制作したのが初めだといわれる魔具。
    より大きな武器を使用させ、派手な殺し合いをさせる為の道具だったという。
    そこから端を発し、複数模倣品が作られたとも言われる。
    剣塊(けんかい)
        
    知名度=15
    魔工値=0
    受動的性能=真価参照
    価格=10万ゴールド
    真価
    厳密には魔法の品物ではなく、通常人間では扱えない重さの剣状の鉄の塊。
    必要肉体値は7で、重さは25、斬ダメージ8d+1、刺ダメージ4d、2H専用という性能を持つ。
    解説
    武器としてはあまりに無骨であり、かつその重量から扱えるものもいない珍品の類。
    誰が制作したか、何の目的で製作されたのかは不明。
    その刃は分厚く、まるで鉄の塊を無理やり刃という体にしたてている風であり、
    その刺突部は、尖らせた分厚いヘラのようであり、刺すというよりは分断する用途に向くように見える。
    もはや隠すには布でも巻いておくくらいしか方法はなく、勿論持ち歩くには向かない。
    そもそも、この規模の鉄塊は、持ち歩くというよりは運搬するという表現が正しいだろう。
     
  • 【TRPG】週刊シェアファン第4号 シェアファン世界の天文学【一部無料】

    2015-09-05 16:33  
    102pt
    どうも!Hakaseです!さぁ、9月にも入り、大分涼しくなってまいりました。週刊シェアファンも4号となりますが、まだまだスタイル的に確立できず悪戦苦闘の日々です。しかしながら、皆さんのこんなデータがほしい!こんな情報がほしいというのを汲みながらやっていきますので、貴重なご意見、ご要望など有りましたら、コメントやTwitterなどでお知らせください。【定型文】この週刊シェアファンは、オリジナルTRPG『Shared†Fantasia』の定期サポートとして刊行されているブロマガです。※『TRPG』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/abouttrpg※『Shared†Fantasia』って何?って人はこちらへ→http://sharedfantasia.com/aboutsfさて、今回第4号では、シェアファン世界の天文学というか天体に関する解釈、どのように人々が星や太陽などの天体を解釈し、考えているのかについて解説します。お品書きとしてはこんな感じです。・世界における地動説、天動説
    ・シェアファンの暦
    ・太陽に対する考察
    ・月に対する考察
    ・星々に対する考察
    ・北極星と大地の形
    ・星座という解釈
    ・惑星について
    ・流星の解釈これらから、太陽に対する考察の一部までは無料で公開します。・世界における地動説、天動説
     
    シェアファンの世界において現在優位にある学説は天動説です。
    もっとも常識的な見地から言って、多くの人々は自らの立っている地上が動いているなどという学説は受け入れがたいものです。
    地面が動いているのならば、その地に乗っているものがよろけずに立っていられるものでしょうか?
    何故まっすぐ投げた石は、ずれた場所に落ちないのでしょうか?
    これらの仮説に対する反論は、シェアファンの世界の物理学においては説明の出来ないことです。
    地動説派もいないわけではありませんが、それらの諸問題が解決出来ないかぎり天動説の優位は未だ揺るがないのです。
    はたしてこの世界が『天動説』が正しいのか『地動説』が正しいのか、未だ不明なことです。
    これについて様々な託宣を求める聖人も存在しましたが、未だ神々は沈黙し、これについて語ろうとはしません。

    ・シェアファンの暦
     
    シェアファン世界において神暦と呼ばれる、神々から賜った暦が神聖なものとされ、全ての文化圏で使用されています。
    これは月の呼び名などに違いはあるものの、1年が365.2425日であることが共通しており、4年に1度閏年を含めることまで同一です。
    そしてこの暦で1000年以上の間、季節や周期のズレが起こっていません。
    これにより、農業における作付や収穫の周期は一定に保たれ、人々は正確な日付を日々知ることが出来るのです。
    暦の管理は実際には多くの場合、神官の仕事とされ、多くの文化圏で神事とともに暦の記録などが神官により行われています。
    ・太陽に対する考察
     
    大部分の文化圏において共通するのは、太陽とは天界への門であると考えられているということです。
    これは、神々が言及した様々な発言『天空には天界への門がある』、『天界への門は輝かしく輝く円である』『天界とは天の先にある場所である』などの発言を根拠として考えられています。
    太陽は天からの恵みであり、植物が育つために必須の力でも有り、暖かさの根源でもあります。
    これらのことから太陽とは天界の力を地上に伝える窓のような役割を果たしていると考えるものもいます。
    人々は太陽があるからこそ生きることが出来、その生活を保証されていると考えられています。
    しかしながら太陽=天界の門説については疑問符が付けられることもあります。