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本日のニュースは、7月6日の日本経済新聞の5面から。

<リンク>日本経済新聞 銀行貸出残高2.9%増 6月末、22ヶ月連続増加
(転載開始)
全国銀行協会が5日に発表した6月末の預金・貸出金速報によると、
貸出残高は前年同月比で2.9%増え、434兆3294億円となった。
企業の資金需要が上向いているためで、増加率は4年ぶりの大きさとなった
5月(2.8%)を上回った。
銀行の貸出残高が増えるのは22カ月連続。
6月は都市銀行が2.8%増と約4年ぶりの高い伸びを示した。

預金残高は前年同月比4%増の617兆164億円だった。

(転載終了)

このニュースが表していることは、民間銀行が昨年に比べて貸出を増やしているということ。

銀行貸出が増えるということは、市場に対してお金を創造していることになる。

何故なら、銀行貸出をするとその金額分の預金が無から創造されるからだ。

このお金を作り出す行為を信用創造という。

中央銀行と民間銀行のみが行えるお金の創造である。

貸出が増えるということは、市場の取引が増えることを表している。

市場の取引が上昇すれば、商品の販売が良くなり、景気が上昇しやすくなる。

実際に、景気指数はここのところ改善が見られる。

<リンク>産経新聞 基調判断を「上方への局面変化」へと引き上げ 5月の景気動向指数



問題は、その貸出先がどこに向かっているかである。

不動産と取り引きなどの金融経済に向かえば、不動産価値は上がるが、
実体経済の景気上昇には結びつきにくい

一方、製造業などの実体経済に融資が拡大すれば、実体経済の消費は上昇するので
景気は回復しやすい。

それについては後日お伝えしたい。
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