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【有料】アベノミクス第三の矢 設備投資の拡大を図る成長戦略がもたらす影響 家計・金融商品
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【有料】アベノミクス第三の矢 設備投資の拡大を図る成長戦略がもたらす影響 家計・金融商品

2014-01-23 01:30

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    マネーと政治経済の原理からニュースを読む

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    本日の話題

    ・ニュース 
    「設備投資 事前届け出廃止 手間コスト軽減」 日本経済新聞 1月22日5面
     
                         

    ・ニュースの分析

    ・家計、金融商品への影響


    ======================
    (記事の要約)

    「設備投資 事前届け出廃止 手間コスト軽減」 日本経済新聞 1月22日5面


    厚生労働省は、労働安全場の規制を緩和し、設備投資を促す。
    これまで必要だった事前の届出制を2015年度にも廃止する。
    届け出に必要な手間とコストを減らす。
    設備投資は脱デフレへ向けた成長戦略の柱。

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    (ニュースの分析)

    アベノミクスの第三の矢の成長戦略の一環として
    企業の設備投資を増加させるために、企業の設備投資の事前届出制を
    来年の2015年から廃止するという。

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    (日経新聞 2014年1月22日5面より転載)

    安全面の配慮は大丈夫なのかの心配はともかく
    この政策の狙いは、企業の設備投資を活発化させることにある。

    企業が設備投資を増加させるとどのような効果が経済に見込めるのか。
    その流れは以下のとおり。

    1 企業が設備投資を行うために投資が増える。社会の消費が増加
    2 企業が設備投資のために銀行から借金をする。マネーの増加
    3 消費とマネーが増加するので、景気が良くなる。仕事の増加
    4 経済成長が起こり、国の税収もアップする。税収の増加

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    上記図のような好循環を期待してこのような政策を行おうとしているのだろう。

    日本国内の企業の設備投資額は、まだリーマンショック前に比べれば低水準である。


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    (日経新聞 2014年1月22日5面より転載)


    設備投資の増加が経済にとって良いのは、
    多くの場合、銀行からの借入をするために

    ・銀行融資の増加によるマネーの増加
    ・設備投資の増加による消費の増加
    ・設備投資の増加による生産量の増加

    という消費の拡大と生産力の拡大の両方が同時に起こるためである。

    高度経済成長期の日本の時のようにインフレ率が低く、
    高い経済成長を実現している国の多くは
    設備投資の増加による生産力の増加と、マネーの増加の割合の
    バランスが良い。

    日本が景気回復をするには、

    ・銀行業の貸出によるマネーの増加
    ・企業による設備投資の増加
    ・個人の消費の増加

    が必要になる。

    企業による設備投資の増加が顕著になれば日本経済は好景気に向かう
    良い循環が生まれるだろう。


    (家計と金融商品への影響)
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    設備投資の増加は、インフレ圧力をもたらすのでインフレ時に強い商品をご紹介する。
     
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