5月26日(日)渋谷AiiAシアターにて、『井口裕香2ndシングル発売記念イベント』が開催された。井口裕香さんは、『とある魔術の禁書目録』シリーズの主役・インデックス役などで知られ、2013年夏アニメでは継続中のものも含めてなんと9本も出演するという人気声優だ。今年2月にソロアーティストとしてデビューシングル『Shining Star-☆-LOVE Letter』をリリースし、今回の2枚目となるシングル『Grow Slowly』を発売、この曲は『とある科学の超電磁砲S』のエンディングテーマとなっている。
声優としても歌手としても成長中
『とある魔術の禁書目録』では主役を演じている井口さんは「超電磁砲にこういう形で参加ことができるとは思っていなかったので、役者としても携わりつつ歌として参加できるのはすごくうれしい」とエンディングテーマを歌うことに対しての感想を述べた。昼の部にはなんと作曲者の渡辺翔さんが来場。渡辺翔さんはClarisの『コネクト』や『ルミナス』、LiSAの『oath sign』や『crossing field』などを手掛けた作詞・作曲家。元々好きな曲で聴いていた方の楽曲を自分自身で歌うということになり、そんな憧れの渡辺さんの来場は井口さんにとっては大きなサプライズでもあった。
『Grow Slowly』は清涼感と疾走感があり、女の子らしい甘酸っぱさとギターのかっこよさがほどよくミックスされた楽曲。『Grow Slowly』のミュージックビデオ撮影についての話では司会から「井口さんまた電車を間違えたんですよ」との発言に会場が沸いた。なんと前回のミュージックビデオ撮影時にも電車を間違えていたのだ。今回は神奈川県某所の海辺で撮影が行われたのだが、3月下旬という肌寒い海辺の中で寒さを感じさせないように演じるという、かなり骨の折れる撮影だったようだ。出来上がった映像は、女の子らしい爽やかなストーリー仕立てのMVとなっており、その中で井口さんは様々な衣装に衣替えしている。「たくさん衣装が着られてうれしかった」と話す井口さんのお気に入りは、アルバイト募集のチラシを見ているところで着ている青い衣装だそうだ。
ライブならではの緊張感と一体感
イベントではカップリングの『stand still』と『Everything』を含めた3曲を披露した。井口さんは「ライブでソロで歌うことはなかなかないし、『Grow Slowly』は歌詞もあったかくてちょっとずつ、ちょっとずつ成長していきたいという気持ちが込められているので、歌詞のように一歩一歩大事に行けたらいいなと思います」と、改めて曲に対する思いを語った。サイリウムやペンライトが輝く会場で『Grow Slowly』など計3曲を歌い上げた井口さん。広いステージを縦横無尽に駆け抜け、観客と一体感をつくり、大いに盛り上がったイベントとなった。
ライブなどの予定は未定であるとのことだが、夏アニメに9本の出演を予定し、いま最も注目の声優と言っても過言ではない井口裕香さんの今後に注目だ。
井口裕香公式サイト
http://www.whv-amusic.com/iguchiyuka/