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アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第145号(2018/9/28号/月2回発行)
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アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第145号(2018/9/28号/月2回発行)

2018-10-01 02:27

    台風の接近により9月30日のSBS学苑での講座が中止になりました。振替は10月28日(日)です。いろいろご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
     また10月5日(金)にTV番組「声優ぷらす」の出演があるため、10月のアニメの門チャンネルは10月11日(木)21時30分からの配信となります。こちらもご了承ください。
     では、いってみましょう。

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    1.最近のお仕事紹介
    2.連載「理想のアニメ原画集を求めて」
    3.お蔵出し原稿
    4.連載一覧

    1.朝日カルチャーセンター新宿教室「アニメを読む」(東京)
     10月期は以下のラインナップでお送りします。
     10月20日『宇宙戦艦ヤマト2199』(含む劇場版)
     11月17日『宇宙よりも遠い場所』
     12月15日『この世界の片隅に』
     【10月期受講申込】

    2.10月のSBS学苑(静岡)
     9月30日に予定していた『コードギアス 反逆のルルーシュ』を10月28日に行います。総集編映画も公開された本作をTVシリーズをベースに読み解きます。【受講申込】

    3.10月のオタクの学校(東京・浅草)
     10月のオタクの学校は10月27日の15時から開催です。内容は決まったら、またtwitterなどで告知をします。


    連載「理想のアニメ原画集を求めて」

    文・水池屋(コーディネート:三浦大輔)

    第73回『馬越嘉彦アニメーション原画集 第一巻』

     ここ数年、コミケの時期に合わせてアニメーターの画集を出し続けている「アニメスタイル」ですが、今回も充実した内容でした。
     今年の夏はアニメーター個人の画集としては黄瀬和哉さん、馬越嘉彦さんの画集が出版され、どちらもアニメーターとしてのスタイルは違うもののアニメ業界で長年キャラクターデザインや作画監督として活躍し続けているお二人です。
     スタイルが違うとは言うものの、似通っている部分も有り、それは二人とも原作の絵を尊重するアニメーターだということです。日本のアニメは、マンガ原作作品のアニメ化も、現在増えているライトノベルなどの小説作品のアニメ化も、原作に顔としての絵柄があり、これがアニメとして映像化される際の大きな問題となります。
     黄瀬さん、馬越さんは様々な漫画やイラストの絵柄をアニメの映像の中に、そのイメージのまま定着する仕事をされる印象があります。2冊の画集を見て、改めてその高い画力に裏打ちされた原作絵の再現度の高さに驚かされました。
     どちらも取り上げたい内容の本ではありますが、黄瀬さんの本は原画や修正よりは設定や版権イラストの掲載が中心となっており、馬越さんの本のほうが原画集といった内容となっていたので、今回紹介させて頂こうと思いました。

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     馬越さんといえば、劇画のような濃い絵柄の作品から少女漫画原作作品、児童向けのオリジナル作品のキャラデザ等、様々な絵柄を描き分けるアニメーターです。今回の本は、以前紹介した馬越さんの同人誌とは違い、馬越さんがそれぞれの作品で描かれた「作画監督修正」の掲載がメインとなっています。
     特に、ページを大きく割いて掲載されているのが、現在進行形でアニメ化されている『僕のヒーローアカデミア』で、全326ページの内100ページ以上に渡って修正が掲載されています。掲載されている修正は第一期のものだけだと思うので、今後の続巻でニ期、三期と掲載されていくのが楽しみです。
     そして、さらに大量に修正原画が掲載されているのが『蟲師 続章』です。『ヒロアカ』が「動」なら、『蟲師』は「静」といった、非常に対照的な傾向の作品です。この2作品が連続して掲載されていることで、馬越さんのアニメーターとしての多彩さを味わうことが出来る内容となっています。
     また、改めて驚かされるのは、その全く傾向の違う作品それぞれの原作の再現度の高さです。どちらも原作の絵に強い個性のある絵柄だと思うのですが、その作家特有のデッサンの歪みや、ディフォルメの癖が再現されている絵は、一枚絵として見ても凄みを感じさせられます。

     資料的に興味深かった点としては、『蟲師 続章』の修正には、線のニュアンスの拾い方などに関して細かく指示が書かれているのですが、これはこの作品の動画監督の佐藤加奈子さんによるものだそうです。
     『蟲師 続章』は旧作の『蟲師』とは違い、原作の細かなペンタッチやベタの絵の雰囲気を再現するために細かいタッチの影などが描き込まれているのですが、そうした細かい線の感覚を画面に反映できるように、実に細かな指定がされており、興味深いお仕事でした。
     続く『キャシャーンSins』では、勢いよく 線が奔るレイアウト等が掲載され、最後に代表作の一つである『おジャ魔女どれみ』の資料が掲載されていました。
     コミケでの購入特典として冊子が付いていたのですが、こちらは表紙に使われている原画風のイラストを冊子にまとめたものだそうです。いかにもアニメの原画集といった感じの表紙で面白い試みですね。
     今回は作品数も絞られており、馬越さんの修正を一気に見られるところが魅力の本となっていました。今後の続巻では原画などのお仕事の掲載も期待したいところですが、膨大な仕事量で活躍し続ける馬越さんの画集だけに、これからどうなっていくのかが楽しみです。

    (『馬越嘉彦アニメーション原画集 第一巻』/STYLE/3,240円)


    お蔵出し原稿

     ビッグコミックオリジナルのコラム欄「オリジナリズム」用に書いたコラムです。「時事ネタを絡める」というルールがあり、日ロ首脳会談をネタにしています。

    「でも、遅刻は遅刻だぞ」
    「ウッス」
     ――The late Show(スチャダラパー)

     12月に山口県で日ロ首脳会談が開催された。この時、ロシアのプーチン大統領がこの会談に3時間弱遅刻したことが話題になった。プーチン大統領はこれまでにもローマ法王を筆頭に世界の要人たちを待たせてきた経験の持ち主。これを交渉術と見る向きもあるようだけれど、元夫人の「デートに1時間半遅れるのは当たり前だった」なんて発言も報道されているから、単なる遅刻魔なのかもしれない。

     
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