こんにちは(^O^)/

前回(女性心理のヒミツ)のコメント欄も荒れましたが(笑)、多くの男性から「ためになった」と感想メールを頂きました。
女性からは「そのとおり!」と共感の声が寄せられました。

<男向けの恋愛記事を読むたび、女はこんなこと思ってないしと思ってた>と女性のコメントがありましたが、私も巷の恋愛本を読むたび「全然違う!なんでこんな嘘ばっか載ってんだ」とムカムカしてました。

今回は恋愛本の間違いを指摘しつつ、奥手男子の恋愛が成功するヒケツを書きます!

■恋愛は相手あってのもの、答えは彼女の中にある

たとえばAという恋愛本には『デートには映画がオススメ(無難だし、共通の話題ができるから)』と書いていて、Bという恋愛本には『映画はやめとけ(ありきたりだし、沈黙の時間が長いから)』と書いています。

それを読んだ読者は「どっちが正解なの?!」と混乱するでしょう。

正解は彼女の中にあります。
恋愛は相手あってのもので、相手は1人1人違うから。

映画デートに行きたい女性もいれば、沈黙が気づまりだと感じる女性もいる。

それに、2人の関係にもよります。もともと友達関係ならオッケーでも、「まだそこまで親しくないから、映画はちょっと重い、食事だけがいい」と考える場合もある。

だから、直接相手に聞くのがベスト。
「ご飯食べてもいいし、映画に行ってもいいし、それか別に行きたいとこある?」という誘い方をされれば、相手も自分の意見を言えます。「水族館に行きたい」とか希望も伝えられる。

これが本来、コミュニケーションというもの。

巷の恋愛本には『男が行き先を決めないと優柔不断だと思われる。「○○に行こう!」と誘うべきだ』と書かれてますが、大嘘。
女性は「○○に行こう!」と誘われたら、気を使って「それはイマイチ」とは絶対言えないのです。

恋愛はコミュニケーションだから、インタラクティブ(双方向・対話型)に進めるべき。
にもかかわらず、巷の恋愛本は「一方的」なんですね。

会話やデートも『男が一方的に楽しませなきゃダメ』という理念で書かれている。
でも女性は「一方的に楽しませてくれる人」じゃなく「一緒に楽しい時間を過ごせる人」を求めています。

会話にしても、男性に一方的に話して盛り上げてほしいんじゃなく、2人で会話のキャッチボールを楽しみたい。

もともとトークが得意なお笑い芸人みたいな男性なら、一方的に楽しませる事もできるでしょう。でもそんな人はごくわずか。
恋愛本には『コンパや飲み会では盛り上げ役に徹しろ』と書いてるけど、そんな事ができる人は少ない。

シャイで口下手な人が無理して頑張ると「無理してて寒い、痛い」という印象になってしまう。
人間は「無理してる感」が苦手です。
だからせっかく頑張っても、逆効果になってしまう。 

国内の調査では、日本人の75%が「自分は人見知りだ」と答え、男性の5割が「初対面の人に話しかけられない」と答えています。
日本人男性はシャイで口下手な奥手男子が多い。それに恋愛本のメイン読者は奥手男子でしょう。

それなのに、巷の恋愛本は「女心をつかむトーク術」や「スマートなデート術」ばかりを載せて「お笑い芸人になれ」「イタリア人になれ」的なアドバイスをする。
「なれるわけねーだろ!なれたらそもそも奥手じゃねーわ!」と思いますよね?

つまり、巷の恋愛本は「無理して別キャラになれ」と勧めていて、それを実践すると「不自然で痛い人」になってしまう。かつ「一方的な人」になってしまい、相手の気持ちを考えられなくなる。
結果、さらに恋愛から遠ざかってしまう。

奥手男子には奥手男子向けの成功のヒケツがあるので、それを解説します。

ここで注釈。
記事を読んで「なぜ男ばかり努力しなきゃいけないんだ?」と誤解する人がいますが、「男だから」じゃなく「片想いだから」です。

出会った瞬間、眉間からイナズマが出て両想いなんてケースは通常ありえない。
恋愛とは基本、好きになった方が努力して、相手に振り向いてもらうもの。

女性向けの恋愛本は、男性向けの恋愛本の何百倍も出版されています(男性向けの本が増えてきたのは最近の話)

女性には「恋愛で努力するのは当たり前」という共通認識があり、モテ服や愛されメイクや恋愛特集は、昔から女性誌の定番だった。
いまや幼女向けに『モテかわカール・リカちゃん人形』とか発売されているそうです。寒い時代だと思わんか。

私も恋愛作家でありながら「モテモテやかましわ」と思う。不特定多数にモテなくてもいいじゃないかと。

ただ、好きな人に出会って「この人と仲良くなりたい、付き合いたい、そのために努力したい」と思うのは自然な心理です。そこで努力の方向を間違うと、うまくいくものもいかない。

そこで以下の記事を参考にしてもらえれば幸いです。

1.「押せば落ちる」に騙されない
2.好きな子の前で余裕をもつコツ
3.別キャラを目指さず、素で魅力的な人には?