明日、新刊発売です!
『60分でわかる! 行動経済学 超入門』
いつの間にか、世の中からは行動科学の学者として必要としてもらえることが増えてきました。
とはいえこれは大変有難いことで、実際のところあまり知られていないですが私の主要業績は行動科学分野「商業性と社会性を両立したクラファン案件に人々は投資する」だったりするのです↓
良くも悪くも感情ベースに、共感性で動く時代だから。
世の仕組みを知り、間違えないためにも、行動経済学を学んでほしいのです。
ちなみに世の中では行動経済学で上手に人を操るタイプの本がよく出ていますが、そうした本を出す人を私は行動経済学の学者と認めません。経済とは、経世済民。世の仕組みを整え、民を救うための学問であって、人の自由意思に侵入し、罠にはめる学問ではないのです。リチャード・セイラーが元々どんな思想でナッジを提唱したのか(あくまで主体的な決定権を残しながら選択のアーキテクチャを整えるのがナッジ)、そこのところが忘れられてしまっている。
まるで、“道徳倫理の基盤の上に”切磋琢磨する自由競争が社会の最適な資源配分を達成すると述べたアダム・スミスの思想が、後半だけ切り取られて「自由競争こそが最高」とされてしまったかのように。
そんな意味で、自己を律する態度でもって、正しく活用する行動経済学を普及させていく義務が私にはある。
私が言ってる意味、わかりますか?
みんな買ってね、という意味ですからね笑!