結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年11月26日 Vol.661
はじめに
おはようございます、結城浩です。
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結城浩ニュースレターの話。
私は毎月一回、最近の活動をリンク形式で紹介するニュースレターを発行しています。
2015年8月に配信を開始しましたので、来年2025年には十年目を迎えることになりますね。
Webサイトをあちこちに作ったり、いろんなサービスを利用したりという状況があって、自分でも何をやっているか把握しにくくなったので作ったのがこの「結城浩ニュースレター」です。気が付けばもうそんなに継続していたんですねえ……(結城の活動でよくあるパターン)。
今回の購読者数は1387名でした。たくさんのご購読に感謝です。
バックナンバーは登録なしでもWebですぐ読むことができますので、よろしければどうぞ。
◆結城浩ニュースレター
https://newsletter.hyuki.com/
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QuizKnockの話。
結城はQuizKnockの動画が大好きでよく観ています。
ちょうど一年前の2023年11月26日に「QuizKnockの動画ができるまで」というドキュメンタリー動画が公開されました。タイトル通り、QuizKnockの動画ができるまでのようすを密着取材して描いたドキュメンタリーです。
結城は、公開直後にこの動画を観て感銘を受け、それから何回も観ています。これは「何かを作り上げるとはどういうことか」について非常に考えさせられる動画です。動画作成者に限らず、一般の人向けに何かをクリエイトしている人に強くおすすめします。
◆【密着6ヶ月】ドキュメンタリー|QuizKnockの動画ができるまで
https://youtu.be/5QxJrMwN03c
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「談話室」の話。
ビデオをオフにしたZoomを使い、参加者と二人で一時間自由に音声のみでおしゃべりする「談話室」というネット企画を毎週行っています。
2024年11月23日(土)の「結城浩の談話室」では、大学卒業後いったん社会に出た後に大学院へ進み、現在は研究者として企業に勤めておられる女性とお話ししました。
今後も企業に勤め続けるのか、それともアカデミアに移るのかといったご自身のキャリアについてお聞きしました。
その他に、小説を書く活動に関して情報を交換し、好きな本などについて楽しくおしゃべりできました。
ありがとうございます!
2024年内に実施される「談話室」の予約枠はいっぱいになっています。次回の申し込みは以下の「談話室通信」でお知らせしますので、関心がある方はぜひご登録ください。
◆結城浩の談話室通信(無料のニュースレター)
https://chatroom.substack.com/about
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「黄金の時間」の話。
思うんですけれど「きちんと頭を使って物事を考え、本当の意味での進捗を出すことができる時間」というのは一日のうち二時間くらいじゃないでしょうか。楽観的に考えても、午前中の二時間と午後の一時間の合計三時間くらい。
以前から結城は《黄金の時間》という表現をよく使っています。《黄金の時間》というのは午前中の、頭がよく回る時間のことです。その時間帯でどのような作業に取り組むかはとても大切な話です。一日の時間は一様に流れているわけじゃないので、いつ、何をするかをよく考える必要があるのです。
《黄金の時間》については2020年の結城メルマガVol.434で書いています。
◆《黄金の時間》の使い方 - 仕事の心がけ
https://link.hyuki.net/mm434
また、2017年の結城メルマガVol.287でも書いています(無料パートで読めます)。これは『数学ガール/ポアンカレ予想』を書いていた時代の話ですね。
◆《黄金の時間》の話。
https://link.hyuki.net/mm287
あなたの《黄金の時間》は、一日のどこにありますか。そこで何をしていますか。
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いま書いている本の話。
2024年は大きめの本にずっと取り組んでいます。全体が10章になる予定で、現在は第8章を書き進めているところです。
レビューアさんには先週末に第2章までを送りました。今週末には第3章を送る予定です。
次第に執筆も佳境に入ってきた感触があります。うまずたゆまず日々コツコツと執筆を続けていきますぞ〜!
いま書いている本は2025年に刊行の予定です。
ぜひ、応援してくださいね!
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それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
目次
- 「数学が得意」という意識について
- 「乱暴な言い方」と「厳しい態度」の違い - コミュニケーションのヒント
- ネットでの「炎上」の話題に思うこと - 心の健康
- 「おざなり」と「なおざり」 - 文章を書く心がけ
- ChatGPTに作業ログを要約してもらい、視点を変えつつ対話的に振り返りを行う試み - ChatGPTとの対話