「国連安保理の対北朝鮮制裁決議の履行状況を監視する多国間制裁監視チーム(MSMT)」は10月末に「サイバー活動及びIT労働者による活動を通じた北朝鮮の国連制裁違反と回避」という報告書を発表しました。
それによると、北朝鮮のサイバー部隊は2024年に約1860億円を窃取し、2025年も最初の3四半期だけで、約2560億円を窃取しています。
報告書によれば、北朝鮮の部隊は日本のDMM Bitcoin、インドのWazirX、シンガポールのBingXやPhemixなどを攻撃し、少なくとも15の中国の銀行を使って資金を洗浄し、法定通貨に交換しています。
日本人名義の口座や法人を使って、外貨獲得と海外送金を行って制裁を回避したことも確認されています。
さらに北朝鮮は、中国、ラオス、カンボジア、赤道ギニア、ギニア、ナイジェリア、タンザニアにIT労働者を派遣し、日本、米国、UAE等の外国人協力者を通じて受