「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2026年3月10日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年03月24日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-03-10配信のハイライト

  • MacBook Neoのターゲットは?
  • プログラミング教育と「シュレディンガーの金属塊」
  • 中東情勢と「支持率次第」
  • 「AIと非弁行為」と「汚れたコードを学習させない」
  • 「クヌース先生のAIショック」と「AIと絵のサンプル」
  • 「イカからハエの帰結」と「分散型のインフラ」

MacBook Neoのターゲットは?

山路:最初、軽い話題からちょっといこうかなと思ったのが、Appleが発表したやつ、軽い、安いなんですけど。ちょっとすごくないですかと、個人的には思ったんですよね。

小飼:すごいというのか、スクール市場ですよね。599ドルで、学割効いて499ドル。

山路:日本円だともうちょい高くなるんですけど、アメリカ人の感覚としては、生活実感としては5万円ぐらいでMac買えちゃうみたいな感じじゃないですか。

小飼:まぁ、ただすでに一番安いiOSデバイスというのは無印のiPadですかね、399ドルだったっけな。で、それに続く値段ということで明らかにあれじゃないですか、普通無印のiPadって基本的にはむしろビジネス向けの、

山路:店舗なんかに置くようなものってことね、

小飼:そうそうそう、

山路:あれをリプレースするような、

小飼:一般の人が使いたい、まともなペンシルが付くやつっていうのはもはやiPadよりも高いので。

山路:なるほど、

小飼:でも、学校の授業とかではやっぱアメリカの場合はキーボードが付いてたほうがいいんですよね、タッチスクリーンよりも、

山路:絶対に。

小飼:はい。

山路:性能的に、これM1よりもちょっと上ぐらいらしいですよね。

小飼:Aプロセッサもだいたいそれくらいの能力があるのだと。

山路:ちなみに私が使ってるのはM1のMacBook Airで、メモリ8GBなんですよね(笑)。MacBook Neo、SSDの容量以外はMacBook Airよりも。

小飼:いや、キーボードが光るぞ(笑)、けっこうデカいかも。ただ、あっちってMagSafe付いてないんだよ、確か。

山路:そうでしたっけ? まぁでも私のもついてないですけどね、

小飼:(自分のMacBook Airを見せながら)まぁこれもついてない(笑)、僕のメモリ増やしといたんで。まぁそこら辺がたぶん重要な差別化要因になるんで。ストレージも512がマックスだし。

山路:まぁそれが気になるような人はもうMacBook AirかPro買えよって話で。

小飼:まぁそういうことだよね。

山路:今メモリがめちゃめちゃ高くなってるじゃないですか、全世界的に。SSDも。

小飼:サム・オルトマンが悪いと(笑)、個人のせいにはできないという、

山路:この低価格のスマホとか、Windowsノートとかがもう値上げしないと、今のままではとてもビジネスとしてやっていけないみたいな話が出てる中でこの低価格Macってすごい戦略だなと。

小飼:まぁでも8GBくらいだと、どうなんだろうな。しかもSoCだし。

山路:それは他のメーカーも出せそうってこと?

小飼:いや、スマーフォンくらい、そうね、だから他もそれくらいであれば、だからAI用に使うやつっていうのはもっとどっさり使うので。だから、そもそもSoCに組み込むメモリの部分からして作り方が違う。だからもう、一昔前のでいけるので。

山路:ただWindowsとMacの違いで言うと、Macの8GBって少なそうに思うけど、べつにぜんぜん困らないところあるじゃないですか。

小飼:それはあれね、つまりSSDの使い方がうまいからでもある。

山路:つまりWindowsパソコンで仮にSoC使って8GBのメモリのものが作れたとしても、OSのオーバーヘッド重くないですか?

小飼:重いね。だから、それくらいであればやっぱりな、Linux入れとけよと。

山路:そういう人はMacBookでも買わないと思いますけどね(笑)。

小飼:Ubuntuでも最近だと重いかもしれないな(笑)。

山路:どっちにしても、かなりこの時期を狙ったかのように低価格攻勢に来た、今まであんまり低価格をバッと一遍に出すってことはなかったような気がするんですけど。ちょこちょこっと低価格モデルっていうのを出してはいましたけど、たとえばiPhoneのSEだったりとか、AppleWatchのSEとか。なんかえらい高いところの層を取り尽くしたから、低いところの層も取りに来たって感じなんですかね?

小飼:うーん、まぁ、ほんとそこどうなんだろうね。たぶん一番の対象っていうのは学生だと思います。実際、うちの場合は次女がアメリカの4年生の大学を卒業していてて、STEMではないです、理系ではないんですけど。それでも、なんて言えばいいんだ? なんて言うんだっけ、要するに専攻以外の、

山路:教養?

小飼:教養学部とは違う、教養課程になるのかな。

山路:専攻に進む前のってことですね?

小飼:じゃなくて、要は学位を取得するのに、専攻科目以外の非専攻科目のことなんて言ったっけ?

山路:特別な何かあったっけ、言い方、日本で、

小飼:いや、あったはずあったはず、ちょっと待って、

山路:(コメントを見ながら)ホリエモン劇場さんから、投げ銭をいただきました。ありがとうございます。どうもどうも。

「米国も少子化なんでしょうね」(コメント)

山路:っていうコメントが、それはどうなんだろう。

「Macゲーミングの時代は来ない」(コメント)

山路:ってコメントもありますけど、これはなんか来ないかもしれないですね。

小飼:来ないでしょうね。

山路:ゲーム下手ですよね、ゲームビジネス。

小飼:いや、だってそれ以前に、(iPhoneを見せながら)Appleはこっち押さえてるので。鶏肋ですよ。

山路:もうカジュアルゲームのところはある意味支配的な地位は握っちゃってるとも言えるということですね。

「iMacは安かった気が」(コメント)

山路:そうですよね、iMacすごいブームになりましたよね。

小飼:安かったとは言っても、僕覚えてるけれども、19万7千円だったと思います、

山路:え、そうでしたっけ?

小飼:初代iMacだよね、

山路:ブラウン管のやつ、

小飼:初代は19万7千円でした。

山路:そうか、ただバカ売れした記憶があるんだけど、

小飼:僕も買いましたね。ナオミに売られちゃったけど(笑)、

「大学生が使うのはどう?」(コメント)

山路:っていう、MacBook Neoのことですかね。それ、使い方次第だと思いますよね。動画編集とかでなければ、割と大丈夫かな。とにかくローカルLLM動かしたりとか、動画編集とかはちょっとMacBook Neo、無理があると思いますけど。あとMacBook、Photoshopとかはまぁなんか大丈夫かな、扱うものにもよりけりだろうけれど。

「インストールベースのシェアでMacはWindowsをいつか抜く」(コメント)

山路:それはないんじゃないかな(笑)、

小飼:なんといっても、キオスク的な使い方をされる、いや、でも、今までWindowsが一番使われてる分野っていうのはまさに大昔だったらタイプライターがやってたような仕事なんですよね。

山路:ダム端末というか、

小飼:ダム端末っていうより、要はコールサービスとか、そういうところね。もしかしてAIが殺すかもしれないな、

山路:端末のレベルの話じゃなくてね、

小飼:ついに。ああ、必修科目とか専攻科目以外の科目って何っていうんだろう。

山路:大学を卒業してからだいぶ時間が経つこともあって(笑)、必修科目で何っていうんだろう、

小飼:たとえば、文系でもたとえば数学とかは少しは取らされるでしょ、そういうやつね。

山路:なんて言ったっけ、非必修科目、なんだっけな。まあまあ、

小飼:すごい気になってる、

山路:それこそChatGPTさんとかに聞いてみるといいのかもしれませんがね。じゃあちょっと必修科目の対義語は、と聞くと、

小飼:日本語だと選択科目になってるな、

山路:選択科目ですね、自由科目とかという、

小飼:リベラルアーツっていうのとは違います、リベラルアーツの専攻もあるので。いや、だから東大の教養っていうのはリベラルアーツですよ、まさにリベラルアーツですよ、まさに。日本では残ってる、数少ないところです。

山路:ジャンルというか、その分野の話ですもんね、リベラルアーツっていうのが指しているのは。

小飼:すいません、ちょっと気になって、

プログラミング教育と「シュレディンガーの金属塊」

小飼:そうだ、なんでそこに行ったかって言ったら、アメリカの大学でどうやって使われているのかっていう、あれね、PCなりMacなりが。次女に言わせると、Chromeさえ動けば、

山路:なんとかなるだろうと、

小飼:全部なんとかなる。プログラミングの選択科目もあったんだけど、それをもうブラウザの中で完結できるように、そういうカリキュラムもビシッと組まれてる。

山路:今は本当にクラウド上で全部その辺のところ出来ちゃったりしますからね、環境構築とかいちいちせんでも。

小飼:いや、まぁでも今は教える側もAIのおかげで大変だよな、という。

山路:あれって一度、この『論弾』にも来ていただいた上原先生なんかが、もうちょっと来期に関してはシラバスとか作っちゃったからあれだけど、その次に関してはどうやって教えんだみたいな、頭抱えてるみたいなことを言われてたんですよね。バイブコーディング、やっぱりすごい影響じゃないですか。

小飼:いや、だからバイブコードしたものをだからちゃんと説明できるのかという。いや、だから今まで以上にソモサンセッパが重要視されるという。だからほんとに博士号の試験みたいになっていくんでしょうかね、いや手間がかかってしょうがない、それもAIに対してやるようになるかもしれない(笑)。

山路:そこの、本当にコンピューターサイエンスでどこまでを基礎としてできなきゃいけないのかの基準って、どんどん変わるんじゃないですか、そんなことないですか?

小飼:そこは変わらないな、というのも、たとえば数学のほうを見ていると、小学生ではここまでできるようになります、中学生ではここまでできるようになります、高校あたりからバラけてくるんだけれども、たとえば高校でSTEMに進むのであれば、やっぱりここまでできるようになっておきますと。で、だいたい高校の数学のマックスっていうのがオイラーの公式ぐらいで、それはやってなくても大学の前半にやります。その辺の部分っていうのはもう1世紀ぐらい変わってない、まぁでも少し優しくはなってます。明治の頃の帝国大学の受験とかっていうのは、そういうのを英語でやってたんで(笑)。

山路:すごいな(笑)、それはすごいな。

小飼:いや、おかげで解けたという。だから、その意味で大衆化はしてます。

山路:教える側の説明が上手くなってるっていうのはあるでしょうけどね。ノウハウもたまって。どうしたら学生がつまらなくならないよう教えられるか。

小飼:根本の部分は変わらないだろうと。だから、学部前半1年2年はあんま変わらないと思う。むしろ変わるのは3年4年で、けっこう3年4年っていうのは学校にも、学校って言っちゃいけないな(笑)、大学にもよると思うんですけども、その時々のわりと最新の理論とか実装とかを教えてくれるんです。僕の頃はもう、まだ40年前ではない、まあでもそれくらいに近いな、の頃はもうRISCだったんですけれども、

山路:人工知能用プログラミング言語のLISP?

小飼:ではなくてRISC、

山路:ああ、CPUの種類、

小飼:CPUの種類で、実際にMips Technologyの偉い人が教えに来たりしてたんですけれども。

山路:すごいな、それはさすがバークレーというか、

小飼:そうですね。いい学校何が違うかっていうと、そういうところなんです。

山路:本物が来るという、

小飼:本物が来るという。だからその辺でノーベル賞受賞者が茶しばいているわけですよね。でも、そこはやっぱ変わっていて。当時は32ビットコンピューターを初代RaspberryPiよりCPU性能も低く、RAMも少なく、でストレージも少ないというマシンを1クラスぐらいで、だいたい100人オーバーぐらいでシェアしてたっていう。そういう時代と、今ではやっぱり性能も違うですし、さすがにそこまで性能の断絶があると、やっぱりそこで教えることの質っていうのも変わってくるわけですよね。だから、今や32ビットって僕らの頃の16ビットぐらいの感覚ですからね。今でも使われてるところには使われてますよ。16ビットでさえ使われてますよというのか、Windowsというのか、Wintelマシンというのはそれで起動しますからね(笑)、

山路:16ビットでまず起動してからですもんね、

小飼:で、32ビットで起動して、最後に64ビットに行くんです。

山路:本当、どうにかならんものなのかと思いますけれども(笑)、

小飼:それは置いといても。さすがにそこまで技術的な差があると(笑)、だいたい100万倍くらいに、いずれの指標でも100万倍くらいになってると思えば。

「もうAIはチートだからMacBookを投げ捨てて、ノートと鉛筆で頑張るとか」(コメント)

山路:って、でもなあ。

小飼:でも、さらに僕らよりも丸々一世代前の人たちというのは、本当に紙水泳じゃないですけども、本当紙の上でアセンブルコードだから書いてた時代もあったんです、まだパンチカードが生きてた頃です。

山路:ただ今の時代にそれをやることって、あんまり意味がないというか。

小飼:ポメラ使えばいいんだ。今も、

山路:プログラムはできないじゃないですか(笑)、文字打つだけで。

小飼:ソースコードは書けます。実行できないだけで(笑)。

山路:ああ、本当に紙水泳的な(笑)、畳の上の水泳的な、

小飼:AIで、これでLinux動かしたいんですけど、どうしたらいいですかって言ったら、さらさら答えられちゃうかもしれないね、今だと(笑)。

山路:どれぐらいまでが必要なスキルかっていうのは、本当なんか大学生相手、先生は悩ましいところでしょうけどね。その3、4年生に何を教えるかって。

小飼:いや、まぁでも、結局のところ教わる必要は、教わるというよりも、できるやつはどこかにいなきゃいけないんですよ。本当にデータセンターでラック組んで配線組んでっていう程度でも、やっぱりその程度の教養がいるわけです。だからAI系でも、ブルーカラーの仕事ってありますし、ブルーカラーの仕事でも、

山路:AIを使いこなさないといけないみたいな?

小飼:いや、AIを使いこなすんじゃないの、コンピューターサイエンスのバチュラーぐらいは持ってないと、ということはけっこうあります、逆にAI、どうでもよろしい。そうですよ、ラックマウントされてサーバの中で何をやってるのかなんていうのは、基本的に知ったことではないけど、どういうふうに熱を出すとか、

山路:そっちのほうね、

小飼:そういうほうの知識っていうのは必要になってくるので。だから、質問すればAI答えてくれるかもしれないですけど、そもそも適切な質問ができない、あまりに基本を知らないと。そう、だからじつは質問すればAIが何でも答えてくれるって言っても、じつはまともな質問まで行き着くというのがけっこう難しいことで。そこで差がついちゃうんだよね。

「ネットワークの物理はAIで何とでも」(コメント)

山路:また弾さんが怒りそうな(笑)、

小飼:え、なに?

山路:ネットワークの物理層とかのことかな、AIで何とでもなるんじゃないかというような。

小飼:いや、だから、うまく動いてる時はいいわけですよ。だから、うまく動いてない時に。

山路:なるほどな。しかしトラブルっていうのが、出会う機会っていうのが減っていく可能性はありますよね、今後。

小飼:いや、ゼロにはならないし、トラブった時の被害っていうのもぜんぜん変わってきてるわけです。

山路:じゃ、ちょっとAIの話は後でするとして。

「(先ほどのコメントは)ネットワークの物理はAIでもなんともならんという意味です」(コメント)

山路:失礼しました(笑)、

小飼:失礼いたしました。

山路:まさに今言ってた話ということですね、失礼しました。

小飼:でもさ、そういうアプライアンスとかも、あれなんだよね、今中国以外に作れなくなりつつあるんだよね。NECとかも下りちゃったしね。

山路:コスト的な問題じゃなくなってますもんね、

小飼:5G難しい、たとえばネットワークスイッチありますよね、この場合のスイッチというのはかつてハブと呼ばれてたやつですよね。僕、また昔話になっちゃいますけれども、10BASE-Tですらなかったんですよね。

山路:10BASE-Tの前の規格って何でしたっけ?

小飼:10BASE-5とか、

山路:ちょっと形状違いますよね、

小飼:だからイエローケーブルというやつですね、いっちゃん最初のやつというのは。だから、それが同軸ケーブルでも良くなって、最終的にモジュラージャックでも良くなったんですよ。で、その時が10Mbpsですから。

山路:思えば遠くに来たもんだ。

小飼:今一般のご家庭までLANじゃなくて、WANとして来てるのがその1000倍なんです、10ギガなんですよね。うちにも10ギガ来てます。10ギガが来ないところでも、1ギガはまあまあ普通来ると。それより遅いんだとしたら、やっぱりけっこういろんな問題がある、というのもメタルをやめさせたがってるので。国を挙げて。光であれば、少なくともその速度が。でも、ここで驚いてちゃいけない。データセンターの中で必要なのって、今どのくらいだと思います(笑)?

山路:それこそ、今言ったのが10ギガbpsが一般の家庭の近くまで来てるわけですよね。

小飼:そう、だから一般のご家庭に光ファイバー、それぐらい来てるんですよ、

山路:え、100ギガ、100ギガとか、

小飼:それはずいぶん昔の話ですね。今、ついに1テラをやろうというふうに言ってて。で、Netflixがワールドベースボールクラシックスだっけ? のおかげで日本ではちょっと悪名が高くなったね(笑)。Netflixですけども、Netflixのサーバは、もう800ギガまでさばける。

山路:もうそこまで。ほうほうほう。

小飼:なので、ネットワークスイッチとかっていうのはもうそれくらい、だから1個のコンピューターにつなぐ光ファイバーでそれくらいさばけなきゃいけなくなってきたんです(笑)。

山路:スタッフより、この配信は16メガbpsでお届けしておりますって(笑)、

小飼:アパート内がメタル線、えーとですね、それはそんなに悲観的にならないでほしいです。だから、まともなメタル線であれば、1ギガは行けるので。ほんとに壁のソケットに挿すだけでもう1GBと。Wi-Fiは自分でやると、適当にrouterを買ってきて。

山路:しかしこの数十年で本当に、

小飼:VDSLは苦しいなぁ、

山路:この数十年でこんだけ変わったけど、基本はある意味、覚えておけばいいみたいなところがあるからな。

小飼:残ってるは残ってるよね。MDFまでは光が来てるんだけれども、そこから上は電話線。だからVDSLだと、100メガいかないので。

山路:昔のCATVとか何か使われたかな?

小飼:昔のCATVはたぶん、テレビの同軸ケーブル、

山路:そっかそっか、じゃあ違うやつか、

小飼:アメリカはそれがまだまだいっぱいあるんだよね。

山路:遅いって聞きますもんね、アメリカの配線、けっこう普通の人の住んでるところでは。

小飼:だから同じNetflixでも、4Kで見れないとかね。

山路:じゃあちょっと無料部分でサイエンスネタをやってほしいというリクエストがあったので。

小飼:光メモリ、いくつか実装があるんだけれども。

山路:じゃあちょっといっていいですか、これ。シュレディンガーの金属塊という(笑)、これすごくないですか。よく「シュレディンガーの猫」って言うじゃないですか、量子力学的なところで確定しないというか、位置が確定しないみたいな、そういう、

小飼:(コメントを見ながら)いや、64K、さすがにそれちょっと遅くないですかね。CATVのやつだと10メガっていうのが多かったかな。

山路:64kbpsってことはなかったような、

小飼:ISDNの速度(笑)。でもそれは置いといて。

山路:量子力学的な世界での現象と思われていたシュレディンガーの、量子が存在するしない、それっていうのがもっと大きなレベルで観測されたよという。この金属塊っていうのはじつはちょっと言い過ぎで、ナトリウム原子が7000個以上固まったナノ粒子ってことなんですよね。

小飼:金属塊と言う、7000個だと金属として振る舞うのかな。