ハックルベリーに会いに行く
なぜぼくは怒鳴ることを許されているのか?
一番の理由は、ぼくが周囲から「狂人ではないか」と疑われているからだ。ぼくのことを狂人と疑う人は多い。だから怒鳴っても許されるという状況がある。
なぜかというと、「気が狂っている」ということは病気なので「弱者」と見なされるからだ。弱者は許さなければならないのが今の社会である。おかげでぼくは許される。むしろ、怒鳴れば怒鳴るほど狂人と思われ、周囲から許される状況が拡大する。
そんなぼくも、青年時代はほとんど怒鳴らなかった。大学に入って親元を離れた18歳から離婚した30歳までの12年間、内心で怒ることはあっても、それを表に出すことをしなかった。つまりアンガーマネジメントという言葉ができる前から、すでにそれを始めていたのだ。
するとどうなったか?
面白いことに、周囲の人がぼくのことを狂人と見なさなくなった。普通の人、まともな人と見なすようになった。