A 米国・イスラエルのイラン攻撃
1:攻撃概要
1:攻撃回数:1万2300個超え攻撃」cnn、4月3日
主な攻撃目標: 軍事施設(防空システム、ミサイル発射基地、海軍)、核関連施設(ナタンズなど)、政府中枢(テヘランの大統領府、国家安全保障最高評議会、最高指導者邸宅)、住宅地・学校を含む民間施設(イラン側主張で約1万カ所の民間施設破壊)。
2:イラン側の犠牲者数犠牲者数
初期(2-3週間);イラン国連大使やHRANA(米国拠点人権団体): 3,000人以上死亡(民間人1,300-1,350人以上を含む、うち子供200人以上)。
全体として、イラン側の死者は1,400〜3,100人以上と推定され、軍人・民間人双方を含む。負傷者は1万〜2万人規模。
主要犠牲者(イラン側高官・著名人)
アリー・ハメネイ― イラン最高指導者(Supreme Leader)。攻撃開始日(2月28日)にテヘランでの空爆で死亡確認。家族(娘、義理の息子、孫、妻など)も多く死(モジタバ・ハメネイー次男は負傷)。
ラリジャーニ― 最高国家安全保障委員会事務局長(元国会議長)。
: 国防相や革命防衛隊幹部(Nasirzadeh国防相、Abdol Rahim Mousavi参謀総長、Ali Shamkhani安全保障顧問など)。
4月初め:イラン攻撃能力保有「米情報機関、ミサイル発射装置半数無傷、ドローン数千機残存。沿岸防衛用の巡航ミサイル大部分無傷、沿岸部の軍事施設集中空爆は未実施。1万2300個超え攻撃」cnn
民間人被害例: 南部ミナブの女子校攻撃で165人以上死亡
交渉にあたっていたハラジ外相自宅空爆され負傷、妻死亡
3:トランプは何故攻撃したか。めざしたもの、それらが達成できたか
・イランの核兵器開発阻止:→差し迫った脅威はない。
・弾道ミサイル・ドローンの破壊 長期を版画得れば、イランは再び持つ
・体制変革→より強硬派が政権の中枢
ハメネイは米国との対立のエスカレーションをしないように配慮
ハメネイの孫娘は2000年代初め、金沢大学で学ぶ
・ハラジ元外相はパキスタン仲介の接点。穏健派、これを攻撃
4;イスラエル主導
エプスタイン事件 トランプに関する文書公開の圧力
エプスタインの女性パートナー・ギレーヌマクスウェルの父:ロバート・マクスウェル
、1923-1991)は、チェコ出身のユダヤ系英国人。英国でメディア帝国を築く(Daily Mirrorなど)1991年11月に所有ヨット「Lady Ghislaine」から転落死。
ロバート・マクスウェルとイスラエルの関係: 強い親イスラエル派:イスラエルに多額の投資。
死後の国葬級待遇:1991年の死後、遺体はエルサレムのオリーブ山(Mount of Olives)に埋葬。当時のイツハク・シャミル首相、ハイム・ヘルツォグ大統領、シモン・ペレスらが参列し、シャミル首相は「彼は今日語り得る以上のことをイスラエルのために成した」と弔辞を述べた。
モサド(イスラエル情報機関)との関係疑惑
ロバート・マクスウェルは**MI6(英国)、KGB(ソ連)、モサドの「トリプルエージェント」**だったとの長年の疑惑。特にモサドとのつながりが強い
(陰謀論の核心:ロバートのモサドネットワークが娘ギレーヌとエプスタインに「継承」され、エプスタインの性犯罪ネットワークがモサドのハニートラップ(性的恐喝)作戦だったという主張。
5:米国世論の反対を押して戦争したのはほとんどない
米国内世論調査
(1):CNN
イラン戦争。米国世論調査%(CNN) 強い不支持拡大
実施時3月26-39 2月28-3月1
強く支持 15 16
何となく支持 19 25
何となく不支持23 29
強く不支持 43 31
(2):ロイター 3月1日
全体として、あなたはイランに対する米国の軍事攻撃に賛成か、反対か?
全体 民主党 共和党 無党派
賛成 27% 7% 55% 19%
反対 43% 74% 13% 44%
不明 29% 19% 31% 35%
(3):ワシントンポスト
「今週末トランプ大統領がイランへの空爆を命じたのに賛成か、反対か?
強く支持 やや支持 強く反対 やや反対 不明
22% 17% 39% 13% 9%
6: イラン攻撃は国際法違反、トランプは無視
今日の国際法は、国連憲章を中心に形成されている。
・国連憲章 第2条第4項すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、慎まなければならない。
・ 第42条:安全保障理事会は、第41条に定める措置では不充分であろうと認め、又は不充分なことが判明したと認めるときは、国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍又は陸軍の行動をとることができる。
・第51条:この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。
米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューを受けたトランプ大統領は、外交・軍事における自身の権限への制約を問われ、「たった一つだけある。自分の道徳心だ。私の意識だけが私を止めることができる」「私に国際法は必要ない」と述べた。産経新聞は「米国の行動範囲を決めるのは、憲法に基づく法体系でも、歴史的に確立された規範でもない。議会や司法による監視ですらない。「力」が及ぶ限り、自分の望むように行動することが許される-との宣言と受け取られた」と記載した。
総じて、トランプ大統領の姿勢を特徴づけるものは次の諸点である。
・自己の利益で判断する、
・規制する法などはない、
・相手とは取引を優先する、
・相手が取引のカードを持たなければ、徹底的に叩きのめす、
・相手が対抗する「カード」を持つ時には、妥協を図る、
・イデオロギー的な「同盟」等は重視しない、
・劇的な行動を求める。行動はしばしば短期間、
・その時々に都合の良い発言を行うが、これ等に拘束されない。取引であるからいかようにも変化できる。
・口実で「米国の利益」を持ち出すが、「自己の利益」は「国益」に優先する。結果的に国益にマイナスになる。
7;石油動向
(1)日本の石油備蓄1. 放出前の最新備蓄状況(2025年12月末〜2026年1月末時点、資源エネルギー庁「石油備蓄の現況」より)日本は国家備蓄(国がJOGMECなどで管理)+民間備蓄(石油元売り・輸入業者に義務付け)+産油国共同備蓄の3本柱で備蓄
国家備蓄:約146日分(原油中心、約4,112〜4,179万kl ≈ 2.6億バレル)
民間備蓄:約96〜101日分(約2,714〜2,848万kl ≈ 1.8億バレル)
産油国共同備蓄:約6〜7日分(約196〜278万kl)
合計:約248〜254日分(製品換算で約7,049〜7,157万kl ≈ 4.4〜4.7億バレル)
(2)輸入動向
・中東依存度は極めて高く、94〜95.9%(2024〜2025年)。ホルムズ海峡経由が9割超。
・ホルムズ海峡通過の原油タンカー、封鎖前通過した最後の船が4月3日に東京湾到着(GROK)
・イラン外相(アラグチ氏)などの公式発言や各国報道に基づく「友好国」リストの主な例は以下の通り
ロシア:友好国として明示的に許可。
インド:友好国リスト入り。LPG(液化石油ガス)輸送船などが通過。
パキスタン:20隻以上の追加通航を許可(1日あたり2隻程度)。複数隻通過済み。
イラク:交渉の結果、友好国として許可。
マレーシア:船舶の通過をイランが認め、帰国を許可。
タイ:タンカーなどが外交調整で通過。
バングラデシュ:リストに含まれる場合あり。
トランプ、ホルムズ海峡の解放を米国のみで行う可能性低い
NATO諸国、軍事行動を行わない姿勢。
孫崎享のつぶやき
イラン戦争とりまとめ、国際法無視、1万2300個超え攻撃cnn、4月3日 3,000人以上死亡(民間人1,300以上)、最高指導者等殺害。イラン攻撃能力保有「米情報機関、ミサイル発射装置半数無傷、ドローン数千機残存。沿岸防衛用ミサイル大部分無傷→ホルムズ海峡制御
新着記事
- イラン戦争とりまとめ、国際法無視、1万2300個超え攻撃cnn、4月3日 3,000人以上死亡(民間人1,300以上)、最高指導者等殺害。イラン攻撃能力保有「米情報機関、ミサイル発射装置半数無傷、ドローン数千機残存。沿岸防衛用ミサイル大部分無傷→ホルムズ海峡制御 21時間前
- CNN[ドーハ発【トランプ、イランを軍事的にうちのめしていが、イランが優位に立つ可能性。米国の二―三週間の攻撃では、湾岸諸国に対するイランのミサイル、ドローン攻撃能力は排除されないだろう。ホルムズ海峡支配をイランに委ねる形で米が撤退か。イランは莫大な通行料と言う収入源得る】 2日前
- CNN[ドーハ発【トランプ、イランを軍事的にうちのめしているが、イランが優位に立つ可能性。米国の二―三週間の攻撃では、湾岸諸国に対するイランのミサイル、ドローン攻撃能力は排除されないだろう。ホルムズ海峡支配をイランに委ねる形で米が撤退か。イランは莫大な通行料と言う収入源得る】 3日前
- 引用論評「Yes,、木と友達になることは可能です。私たちはペットと異種間の関係を築きます。では、植物とだって関係を築けるのではないでしょうか?特定の木に特別な愛着を感じることは、決して珍しいことではありません。「一番大切なのは、木と10分間静かに過ごすことです」 3日前
- トランプ演説新味、具体策なし。トランプ大統領はホワイトハウス演説で、米国は今後2~3週間でイランに「極めて厳しい攻撃」を加えると述べたが、具体的な内容は何も発表せず(NYT)。15項目の要求事項等に言及せず(WP)、ガソリン価格高騰への国民の懸念に言及するも、具体的解決策に言及なし(WSJ) 4日前
CNNの記事を主体にしているが、違和感がある。
今回の戦争はルールなき戦争であり一義的には米イを批判すべきでしょう。
米イが悪いから周辺諸国の財政の命綱である石油関連施設をミサイルで攻撃すのは許されない行為である。また、海水淡水化施設は命に直結する飲み水であり攻撃するなどは全く許されるものでない。さらに海峡封鎖などは多くの国に被害が及ぶ。イランは世界的規模の戦争に拡大化している。
イランは水についてはかなり深刻でありわかっているはずであり、直接関係ない周辺諸国攻撃は批判すべきであるが、CNNは一切イランの悪行について触れていないし水不足に触れることがない。米国の報道機関とは恐れ入る。
トランプの深刻な弱点:イラン近海に待機中の米軍兵士の士気が低下している。「イスラエルの為に命を落とすに忍びない」という心理が拡がっている。又、財政的に米国は限界にある。これらは米国識者の主流の見解です。
イランの方には弱点が見当たらない。国の存亡が掛かっているのでイラン国民の士気は高い。ベトナム戦争時のベトナム人。朝鮮戦争時の朝鮮人。太平洋戦争時の日本人。米軍により猛烈な空爆を受けたがそれを悉く凌いだ。日本が無条件降伏したのは原爆を落とされたからではなくソ連参戦の報を聞き降伏を決意した。今のイランは当時の孤立した日本と違ってロシア、中国、北朝鮮から戦略物資が補給されている。以上も米国識者の主流の見解です。
イスラム教国を自称しながら実態はネオリベ・ネオコン国家の属国でしかない周辺国。そんな連中に毎年何人も科学者や国の要人を殺害され、挙句には経済制裁を受け、それでも戦争はしないと耐えてきたイラン。
だがついに一線を越えた。イランは徹底的にオイルダラーを完全に破壊します。もう米国の覇権は二度と戻らないです。
>>1
イランの悪行とは何ぞや?戦争そのものが悪行です。悪行をしかけたのがトランプとネタニアフという世界的なバッドガイズ(BAD GUYS)です。この二人がイランに仕掛けた。当然誇り高きイラン人は怒り悪で報復する。これはルールです。悪は悪でしか対抗できない。正当ですよ。
周辺諸国の重要施設の破壊:周辺諸国と米は最近統一教会系神道右翼が確定した米との集団的自衛と全く同質の軍事同盟で結ばれている。イランにとっては敵です。米にやられたら周辺諸国とイスラエルのアセットを破壊する。当然です。現在サウジだけが米に忠誠誓っている。これからイランはイスラエルと同じようにイランの報復を受けます。
海峡の封鎖:これはイランに残されたとっておきのカードです。戦争は修羅。フランスのマクロンが寝ぼけたこと言っているが、修羅を彼は知らない。イランは国家の存亡を掛けて戦っているのです。
>>3
そうですね。
アメリカとの核開発についての交渉中でイラン側が譲歩している最中で、いきなり予告なしで爆撃したという(2回も)事も書かれなければならないと思います。交渉を、相手を油断させるために行ったようなもので、対アメリカは交渉ではなく武力しかないと世界に宣言したようなものです。
コメント
コメントを書く