「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2026年09月01日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年09月15日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-09-01配信のハイライト

  • 「ネパール洪水」と「災害への備え」
  • 「Mac miniが高騰」と「あのPebbleからリング」
  • 「攻殻機動隊の時代感」とAIアニメ、新刊の案内
  • 視聴者質問「もうパーソナルAIは生まれている?」と「東大新学部」
  • 「立法府を無視するトランプ」と「違憲判決もシカトする日本」
  • 「mRNAワクチンの速さ」と「うるう秒廃止」

「ネパール洪水」と「災害への備え」

山路:今コメントで、

「家のまわりの田んぼは水浸しになった」(コメント)

山路:って、それはそれは本当に何というか大変なことで。これ、今の時期の田んぼの水浸しってかなりのダメージですよね。

小飼:いや、全滅、ふつう全滅しますね、

山路:収穫前ですもんね。

「家は無事でした」(コメント)

山路:それはよかったですね、

小飼:それはよかった、

山路:それは本当によかったですけど、

小飼:田んぼはけっこう保水機能というのも、公共的な役割としてはあるので。

山路:だから、水はけがある意味悪いことは当然というか、

小飼:ダムなので。あれはあれでダムなので。

山路:貯水機能が重要なわけですもんね。これしかし本当に、

小飼:ただ日本の、もう十分すごいんですけども、ネパールのやつは。

山路:ああ、もうそっちからいっちゃいます?

小飼:そっちから。

スタッフ:あ、もうちょっと待ってください、

小飼:洪水の話が出たので。

山路:じゃあネパールの。

小飼:それまで乾いてるといいですね。収穫前には乾いてるのが理想なんですよね、水に入れて乾かすので。

山路:その流れでいうとネパールのやつ、相当びっくりしましたよね。起こる起こるとは言われてたけれども、ここまで、

小飼:実際に起こってみると。

山路:本当に山の形が変わってるというか、えぐれてるみたいな感じの。氷河が崩落して、なんかさらに山も崩れたみたいなことが出てたりもしますけれども。

小飼:地球の歴史では何度も何度も何度も起こったことなのかもしれないけれども。いやー、今、水系はちょっと外れてるはずなんですけれども、中国が三峡ダムを発電量で大幅に超える、3倍という超巨大ダムをヒマラヤの北側に作ってるんですね。

山路:あれってインドと中国とネパールに、バングラデシュのほうでしたっけ、どっちだっけ、

小飼:川の名前が何度も変わるので。最後はバングラデシュを通してベンガル湾に注いでます。

山路:じゃあ今回のとはちょっと違う方向の、

小飼:ちょっと違いますけれども。でも、そこだって、

山路:氷河の崩落はあり得るわけですよね。

小飼:氷河ドボンはあり得るので。

山路:ヨーロッパのほうではこういう氷河の崩落ってかなり監視とかをして、事前に予防というか避難の勧告を早めに出すみたいなことをやってるのだけど、ネパールとかは、エベレストの山系に関してはちょっとデカすぎて監視の目が行き届かないっていうことがナショジオだったかな、

小飼:ただ中国もインドもせっかく軍事用ではありますけれども、偵察衛星を持っているので。そこはちゃんと活用してもらいたいものですね。というのか、日本も持っとるのですよ、偵察衛星は。偵察衛星ではなくて、情報収集衛星という、またこれ軍を自衛隊と呼ぶような姑息な名前がついてますけれど。

「AIが使えそう」(コメント)

山路:まぁまぁ、そうですよね、相当活用されることになるとは思いますけれども。

小飼:ただじつはAIがどこまで当てになるのかというのもありますよね。AIが得意なのは、これまで起こったことの中で一番近いやつを見つけるというものなので。これまで起こってたことがないというのか、起こったけれども人類が知らないものに関しては、もちろんこれ生成AIみたいなトランスフォーマーベースのAIもさることながら、普通に科学計算するほうのAIもいっぱい投じられているはずではあるけれども、あんなの、あっという間だしね、時速200キロで迫られたら本当に逃げようがないというか。でも、それでもネパール側だったっけな、どこかの小学校で警報が出たので、すぐ逃げようって逃げて助かった事例っていうのがあるので。

山路:そこですぐに動けるってすごいですよね、ここまでの規模ってちょっとなかったわけじゃないですか。それで動けた人は本当にすごいな。

小飼:たぶんあったんだけれども、今ほど記録が、

山路:報道とかもされてなかった可能性がある。

「スマホの普及のためか、昨今の災害は映像がかなり出てますね」(コメント)

小飼:スマホでこうやって撮ってる人たちの姿というのもちゃんと、

山路:しかし撮ってたことで逃げ遅れた人ってけっこういるんじゃないかなって気がするんだよな、

小飼:いるんじゃないかね。現代人の宿痾ですね。僕だって(iPhoneを構えて見せながら)こうしちゃうかもしれないね(笑)。

山路:まさか時速なんか200キロ近くあるとは思わないじゃないですか、そんなのってね。これ、どう考えても温暖化の影響ってありますよね。

小飼:それはあるというのか、まぁでも温暖化してない時でもありうるんですよね、

山路:崩落はね、

小飼:あるんですよね。人類が知っている氷河の崩落で一番すごいやつというのはアラスカで起きたやつで、これは地質学的な研究で明らかになったというもので。どれほど凄まじかったかというと氷河が湾にドボーンって落ちたんですけど、その時に津波が起きまして、その高さが500m(笑)。

山路:500m? 東京タワーより高いのか。

小飼:もうわけわかんないでしょ。そういうこともあるので、でもヒマラヤの事例というのは今後増えるのが確実視されているので。

「校長先生が決断したらしい」(コメント)

山路:ああ、避難のことですかね。それはすごい、勲章ものというか、

小飼:校長先生が校長としての仕事をしてたわけですね。1万2000人とかやるやつではなくて、だから本物の校長ですね。

山路:1万2000人つっただけではわからないですよね(笑)、あまりにも情報がとっちらかりすぎて、これは視聴者を混乱させるだけではない気がしますが(笑)、今のは売買春の話ですよね、売買春してた校長の、

小飼:固有名詞としての「校長先生」ですね、

山路:視聴者を混乱させるだけの情報でしたけれども(笑)。

小飼:今後増えます。それだけは確かですよね。

山路:自然災害難民も増えそうじゃないですか。

小飼:じつは日本はこの点においても、課題先進国といえば課題先進国なんですよね。どういうことかというと、日本には砂防ダムという、まさにこういう事態に備えたタイプのダムをもうそれこそ猛烈に作ってきたんです。それでも防ぎきれないやつというのが最近の、異常気象というよりも超絶降雨ですよね。であるんですけど、そうでないやつはかなりの部分を防げてるんですよね。確かJICAがけっこう頑張って、こっちにも作ろうっていうのをやってるはずではあります。

山路:ただ本当、住める地域がすごい狭められていく可能性あるなっていう気がしません?

小飼:というよりも、もともと狭いじゃないですか。

山路:そうなんだけど、それこそ被害にあった、今回ネパールで被害にあった人ってあのまんま村とか再建できるんかね、と思いません?

小飼:また人口がカトマンズに集中すると、

山路:そうそうそう、そういうふうな人口動態がめっちゃ、

小飼:それはそれでいいというのか、

山路:都市集中は避けられないことだったみたいなことではあるのかもしれないけど。より安全な都市に住むようになるみたいな。

小飼:いや、分散して暮らし続けるっていうのは現代的にはより難しいですよね。徒歩よりも車のほうが幅広の道路をどうしても必要としますし。

山路:ただ本当にみんながじゃ100パーセント都市に住めるかっていったら、それもないわけじゃないですか、絶対に。つまり農地だったりとかメンテナンスする人間っていうのは絶対にいるし、

小飼:ああ、それはもちろん、

山路:それはもちろん農地とかもロボットが完全に稲作やってくれるんだったら、それはありなんかもしれんけれども、そこまではいかんでしょう。

小飼:そもそもヒマラヤの山岳部の主要産業って、

山路:観光とかなんかな、

小飼:観光ではさすがに全部賄えない、

山路:ネパールって相当入山料が、国のGDPに大きな割合を占めるみたいな、

小飼:ブータンとかさらに、だけど。だからといってそれで必要な外貨をそれが稼いでるわけじゃないからね。

山路:まぁしかし、あ、なんか、

「本当のことでびっくりした」(コメント)

山路:って、本当、

小飼:事実はAIより奇なり、だね。鬼成(おになり)だね。

山路:いやーびっくりしましたと。

小飼:あ、

「ネパールが中国やインドから独立を保ってるっていうのはなんでなの?」(コメント)

小飼:っていうのか、ネパールに関してはブリカスが頑張ったということがあります。ブータンがちょっと謎なんだよね。どうしてなんだろうな。

山路:そういやネパール人の知り合い、いるんですけど、その人はネパールのわりと裕福な不動産屋の息子だったんで、まぁ日本にも留学できてみたいなのがあったんですけど。

小飼:カレー屋さんの友人が(笑)

山路:カレー屋さん?

小飼:カレー屋さん、まさしく。

「ネパール、コーヒー栽培もやってるんだ」(コメント)

山路:へええ、そうなんですか。

小飼:意外とコーヒーには向いてますね、低緯度で、かつ水はけがよくて。

山路:いやまぁ本当、自然災害これ、たぶん、

小飼:あとね、ネパールは意外なことにラム酒がおいしい、

山路:ラム酒? ラムって熱帯のサトウキビ、

小飼:どこでも作れるものではある。

山路:そうなんですか。

小飼:糖分があれば、それをアルコール発酵させて作っちゃえばいいので、どこでも作れるものではあるんだけども。美味しく作るというのはこれまた別の話で。

山路:気象災害のことで言うと、今後マンションとか家とか買うときなんかも災害リスク、すごいみんな織り込むようになるんじゃないかみたいな話をちょっと前回したと思うんですけど、これ、自分でも調べてみると、どこのところの浸水リスクがどうっていうことをものすごく精緻に出したようなデータって、そんなにないんですよね。

小飼:いちおうハザードマップとかも。

山路:それぐらいはあるんだけど、

小飼:東京都はくれるんですけどね。

山路:自分でそういう地図の上にいろんなハザードマップ重ねるアプリ、Codexに作らせてみたんですけども、意外にデータが足りてないというか。で、ここのとこで水が溢れるといっても、じゃあどういうふうに水が流れんの、みたいなところまでっていうのはそんなにみんなが手軽にその情報って手に入れられるわけじゃないんですよね。

小飼:ないし、歴史もあるしね。だから縄文人が平地に住まなかったのには、本当にガチな理由があるわけで。東京が実質的な首都になったというのも、江戸時代に、

山路:利根川を治めることができたから、

小飼:銚子のほうに持って行ったというのも、

山路:徳川家康の、

小飼:そうでないと使えないわけですよね。

山路:いやー、気象との戦いっていうのが21世紀の、もう人間同士の戦争やってる場合じゃないんじゃないの、とは思うんだけど、

小飼:いや、全くもってそのとおり、

山路:たぶん気象災害に対応するだけで人類、かなりの体力使うんじゃないかと思うんだけど、これから。

小飼:地震だってあるのよ。

山路:いや、大変ですよねと。じゃあちょっとぜんぜん次、話題変わるんですが、

「宅建士がハザードマップの説明を義務化したはず」(コメント)

山路:それは素晴らしい、

小飼:それはいいことなんだけども、ハザードマップというのは何度かこの番組でも触れましたけれども、プラス政治というのが、そう、だから政治がどうなってるという、どうなってるのというのか、その土地の政治的な重要性というのも欠かせませんからね。中央区はついに輪番停電で停電しませんでした。

山路:まぁ人気のあるエリアに、高いところに住めってことなんかね(笑)。

小飼:川崎市はどうでした……だから、いざという時のことを考えなければさ、川崎市って本当に安くて便利で、じつは長女が今住んでるんですけどね。しかも安い(笑)。なんだ、いいことづくめじゃないかと思うけどな、やっぱり、

山路:多摩川とかが氾濫すると、

小飼:輪番停電は食らう、

「中央区は租界みたいなイメージ」(コメント)

山路:ってコメントが(笑)、

小飼:それは否めませんな。

山路:金の力で無理を効かせてる、みたいなところがありますわな、

小飼:それは否めませんな。でも、その点に関しても伝統があるので。たとえば佃とか埋め立て地なんですけども、江戸時代からの埋め立て地なの。しかも、大阪から移民を募って佃島にしたんです。だから、いまだに大阪の佃と東京の佃っていうのは交流があって、

山路:親類とかがいたりもするんかもしれないですね、へえ。

小飼:まぁでもやっぱり東京のほうの佃のほうがお金持ちで、交流の時にもずっと言われてる、

山路:なるほど、

小飼:妻がPTAの関係で。

「Mac miniが高騰」と「あのPebbleからリング」

山路:じゃあちょっとMac miniの話、しときましょうかね。

小飼:まぁまぁ明るい、これさ、8月に出したね。

山路:びっくりですよね。今まで9月にiPhone発表して、そのあと10月11月とか、

小飼:来週の火曜日だっけ、Appleの、

山路:日本時間で9日だったか(※編注:日本時間で9月10日(木)午前2時から)

小飼:しかも新しいCEOでやるんだよね。

山路:ジョン・ターナスさん。

小飼:よりも前にこれ持ってきたっていうのは、ちょっと不思議なタイミングではある。

山路:この番組でもさんざんAIの影響でメモリが高いみたいな話をしてたじゃないですか。

小飼:ね。

山路:で、私Mac mini注文したんですけど、いやーメモリの高いやつ、直撃食らいましたね。これ1年前か2年前だったら、たぶん私の頼んだスペックで20万円台でぜんぜん余裕で買えたと思うんですよね。本体のDRAMが32GBで、SSDは2TBも付けちゃったんですけど、それでも20万円台で収まったと思うんですよ、Mac miniだったら。

小飼:マックスいくつだっけ? SSDは、Mac miniは?

山路:Mac miniはマックス8だったかな、

小飼:8まで載せられるようになった、

山路:ただM6のチップではなかったかな、M5のProのチップにしないとSSDは8TBにできません。

小飼:そうか、あっちのほうがメモリーも載るしね、たくさん、

山路:私が頼んだのはM6のやつで、32ギガ、2TBのなんですが、40万いきましたよ。

小飼:いや、僕もじつはM5 Airで同じようなスペックのを出しといたんですけれども、それが35万ぐらいで。それだったらやっぱりAir待ちするかな、みたいな感じですか、

「価格はぜんぜんミニじゃない」(コメント)

山路:全くおっしゃる通りでございますよ(笑)。

小飼:ぜんぜんミニじゃないね(笑)。

山路:ただM6楽しみですけどもね、

小飼:ただ一昔前のMiniも最高スペックにした時には45万ぐらいしたのかな、インターネットが10Gigaで。

山路:私は10Gigaいらないんで、

小飼:やっと標準搭載が2.5になりましたね(笑)。だって電波のほうが速いもんね、1Gigabitイーサごときでは。

「40万以下まで経費で一括償却できるっていうのも関係あるのか」(コメント)

山路:え、今、

小飼:40万になったんだ、30万と思ってたんだが。

山路:30万じゃなかったっけ。あと会社、普通の会社なんかだとまだ10万とかのレベルじゃなかったりでしたかね、そこんとこ、

小飼:中小企業の特例で、かつ全社合計で1年300万とか。

山路:あー、ショボい! だって今回Mac Studioのほう、上位機種のMac Studioのほう、フルに積んだら400万だそうですからね。

小飼:ただ、いちおう理屈としては合うんだよな、Macの場合は。なぜかっていうとリセールバリューが高いから(笑)。皮肉にも。税務署の減価償却率通りになるんですよね。

山路:なるほどね、今時のパソコンとしては珍しいわけだ。

小飼:今時のパソコンとして、っていうのかMacぐらいだよ。

「物価が上がってるのにそういう控除額はなんか据え置きなのは納得いかん」(コメント)

山路:全くおっしゃるとおりですよね、本当に本当に。なんかしかもMac Studio、Mac Studio、4台接続できるらしいじゃないですか、4台接続して1台として扱える。1600万でなんかけっこうすごいAI用のクラスタが組めるという。

小飼:あれかな、Intel時代のMac Proで一番高かったやつが800万円くらいだったかな、1.5テラ、メモリーがあった。

「弾さんやってみて」(コメント)

小飼:あのですね、だから部屋だな、むしろ。それ用の部屋を借りればいいじゃんって言ったら、それまでの話ではあるんだけれども。でもね、やっぱ実際に動いてるところを見ると、ローカルLLMって遅いんだよね。やっぱりトークンがポツンポツンポツンぐらいの速度でしか出なくて。ある程度速いやつというのはおバカさんで。こんなことも知らんのけ、ボケーのレベルなので。なんだかんだ言ってちゃんと使いたかったら、今のところは借りるほうがいいのかなと。すいません、僕、無料で(笑)、無料でガッツリ使わせて、

山路:Claude Codeをね(笑)、

小飼:MAX使える。

山路:(スタッフからメモを渡されて)字が汚すぎて読めん。

スタッフ:今年の4月1日から30万未満から40万未満になった、

山路:今年の4月1日以降、少額減価償却資産が30万未満から40万未満になったと。あ、そうなんですか、

小飼:我々の知識が古かったんですね。

山路:しかし私が買ったやつ、40万超えてたからな、どっちにしてもこの対象にはならなかった(笑)、

小飼:据え置き型なので、いちおう固定資産というのも腑に落ちないこともないというのか(笑)。いや、だって僕もiMacちゃんと固定資産にしてましたからね、当時のフルスペックみたいな感じでメモリーが32GBで。でSSDが1ギガで、その他もろもろがつけてという、

山路:これしかし面白いのは、よくAppleがAIで出遅れたみたいな記事は出てたじゃないですか。だけどこのAIを動かす箱としては大人気っていうのもまぁ面白い話ですよね、

小飼:そうなんですよ、ぜんぜん出遅れてないんですよ。