記事へ戻る 岩崎夏海さん のコメント 岩崎夏海 >>3 今は価格ばかりがクローズアップされていますが、そのうち揺り戻しが来ると思います。なぜなら、誰もが消費者であると同時に事業者でもあるからです。 例えばぼくちんさんも、スマホを買う消費者でありながら、飲食で働く事業者。だから、消費者の時はつい価格に目がいくけど、でも待てよ、と。おれが事業者の時は価格で争うことの空しさをさんざん味わったはずではないか。であるならば、価格での競争力はないけれども、他の面での優位性、付加価値や心意気のあるお店で買おうじゃないか――そんな意識が芽生えるのではないでしょうか。 金は天下の回りもので、そういう消費がいつか自分の事業にも跳ね返ってくるはずです。だから、多くの人がそこで自分だけ抜け駆けしようとするのではなく、みんなで社会を回していこうと意識するようになったら、流れは変わると思っています。 No.5 147ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ブラック企業を生んでいるのは誰か?(2,284字) ハックルベリーに会いに行く 『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。 » このブロマガへ
岩崎夏海 >>3 今は価格ばかりがクローズアップされていますが、そのうち揺り戻しが来ると思います。なぜなら、誰もが消費者であると同時に事業者でもあるからです。 例えばぼくちんさんも、スマホを買う消費者でありながら、飲食で働く事業者。だから、消費者の時はつい価格に目がいくけど、でも待てよ、と。おれが事業者の時は価格で争うことの空しさをさんざん味わったはずではないか。であるならば、価格での競争力はないけれども、他の面での優位性、付加価値や心意気のあるお店で買おうじゃないか――そんな意識が芽生えるのではないでしょうか。 金は天下の回りもので、そういう消費がいつか自分の事業にも跳ね返ってくるはずです。だから、多くの人がそこで自分だけ抜け駆けしようとするのではなく、みんなで社会を回していこうと意識するようになったら、流れは変わると思っています。 No.5 147ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ブラック企業を生んでいるのは誰か?(2,284字) ハックルベリーに会いに行く 『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。 » このブロマガへ
今は価格ばかりがクローズアップされていますが、そのうち揺り戻しが来ると思います。なぜなら、誰もが消費者であると同時に事業者でもあるからです。
例えばぼくちんさんも、スマホを買う消費者でありながら、飲食で働く事業者。だから、消費者の時はつい価格に目がいくけど、でも待てよ、と。おれが事業者の時は価格で争うことの空しさをさんざん味わったはずではないか。であるならば、価格での競争力はないけれども、他の面での優位性、付加価値や心意気のあるお店で買おうじゃないか――そんな意識が芽生えるのではないでしょうか。
金は天下の回りもので、そういう消費がいつか自分の事業にも跳ね返ってくるはずです。だから、多くの人がそこで自分だけ抜け駆けしようとするのではなく、みんなで社会を回していこうと意識するようになったら、流れは変わると思っています。
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