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【自然災害メモリアル】第138回:南の大火(1912)の日 [防災]乾燥の影響と対策
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【自然災害メモリアル】第138回:南の大火(1912)の日 [防災]乾燥の影響と対策

2019-01-16 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    1月16日は、
    南の大火から107年です。


    この火災は大阪で発生したもので、西からの烈風により、
    千日前~谷町9丁目まで、約5000戸が全焼する被害となりました。
    当時木造建築が多かったこの時代は、一つの火事がすぐに大火災に発展することは
    珍しくありませんでしたが、この日は強風ということもあって、
    延焼が非常に早かったとされています。
    この大火は、消化にあたった消防士2名を含む4人が死亡しました。
    神社や小学校などもこの大火で被災しています。
    そしてこれが明治の大阪では、最後の大火となりました。

    この千日前の地域は、目まぐるしく変化する大阪の代表的な歓楽街で、
    現在と過去の千日前では全く違う街並になっています。
    この大火がきっかけで、街の変貌により大きな拍車をかけたともいえるでしょう。

    今回は、
    「乾燥の影響と対策」をテーマにお伝えしていきます。

    雨が降らずに晴天が続くことは、確かにいいことなのですが
    冬の太平洋側を中心に雨が降らない日が続くことは、必ずしも良いこととは言えません。
    雨の降らない日が2週間も続くと、特に冬場は非常に乾燥して
    肌にも影響が出始めたり、風邪の流行が著しくなったりします。
    適度に雨が降ってくれる方が冬場はむしろいいとも言えますが、
    乾燥している時は、火事などにも十分注意してください。
    火事については、前回までにも何度かお伝えしていますとおり、火の取扱には十分な注意が
    必要です。火事は直接的な火だけでなく、静電気も乾燥によって生じやすくなるので
    思わぬところから火災を発生させないように、掃除などは念入りにしておきましょう。
    しっかり部屋を綺麗に片付けることで、火災のリスクも減らせますし、
    衛生面も風邪のリスクを減らすことができますよ。当たり前のことをいつもどおりに欠かさずやれば
    それで意外に大丈夫だったりします。

    ちなみに、乾燥注意報は最小湿度が地域によって差はありますが、
    基本的には、"木材が燃えやすい環境"が基準となっています。
    具体的には、例えば東京都だと最小湿度25%、実行湿度50%の双方を下回ると
    乾燥注意報の発表対象になります。

    部屋の中を可能であれば、湿度を上げるように工夫してみてください。
    エアコンの加湿機能や加湿器がない人は、例えば風呂に入って蒸気を立たせたり、
    濡れたバスタオルを部屋干しするなどしておくと加湿ができます。
    洗濯物も時には部屋干しにして、暖房の効いた部屋で風も送り込めば
    いい感じに部屋の環境を良い形に改善できます。
    コインランドリーを使用している人は、洗濯物を干せる環境が家にあるならば
    乾燥せずに持って帰る方が、場合によってはお金の節約にもなりますし、
    さらに部屋の環境もよくできます。


    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日は、皆さんが知らないことはない、阪神・淡路大震災から24年になります。
    これからだんだんとこの大震災も"最近の災害"から、
    "過去の災害"として語られていくようになっていくことでしょう。
    平成同士でいられる最後の大震災として、明日5時46分に起きれる人は、
    黙祷とともに、向き合ってみてください。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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