「NFTはいいものだぞ」身勝手なアドバイスにうんざりした人のために製作されたCM

カナダ・トロントに拠点を構える銀行Scotiabankは、自分たちが提供するさまざまな金融商品を一方的に売りつけることはせず、しっかりと顧客一人一人の状況をヒアリングした上で適切なアドバイスをするブランド姿勢をアピールしたCMを公開しました。

タイトルの意味が「あなたのことを考えていないアドバイスについて、なぜ悩んでいるのですか？」という、“不要なアドバイス”という切り口で企画された動画では、周囲の人々から怒涛のような指示を受けてうんざりしてしまう主人公の様子を描いています。

「みんながいらないアドバイスをしてくる、という経験はありませんか？　友人も、父親も、知らない人でさえも」という語りで始まると、エレベーターの中で知らない人と居合わせた男性が「NFT（非代替性トークン）について知ってるか？　いいものだぞ」と突然投資話を持ちかけられます。

「恋愛に関するアドバイスや人生に関するアドバイス。アドバイスがテーマの本だってあるし、アドバイスが目的のテレビ番組だってある。何をすべきか、何をしないべきか。何を食べるべきか、何を飲むべきか、どう考えたらいいかさえもアドバイスされる、そんな世の中だ」

「この世は占いや“フリーサイズ”という身勝手なアドバイスに溢れていて、誰もが自分を専門家だと勘違いしている。そんな世の中だからこそ、たまには違うタイプのアドバイスもいいんじゃないかな？」あらゆる人から指図され続けたことに疲れてしまった男性が逃げ込んだのは、Scotiabankの店舗。

店舗内の銀行員は優しく微笑みかけ、「あなたのことを、あなたが置かれている状況をしっかりと理解したうえで提供されるアドバイス。あなたに何かを売りつけることを目的としていない、新しい視点を与えるためのアドバイス。大切なお金だからこそ、そんなアドバイスに頼ってみませんか」とナレーションが流れます。

「ただのアドバイスではなく、あなたのためのアドバイスを」というキャッチコピーで幕を下ろす動画は、顧客目線でのアドバイスに自信があることを伺わせる内容となっています。

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