大沼沙樹・村瀬俊朗(2024)ICTを介した情報共有で生じる認知的負荷に及ぼすコーディネーションの効果と職務成果への影響.日本経営学会誌, 56: 16-31.

よい論文だった。さすがと言うべきか。
時代が必要としていることを、正確な分析できちんと検証することを通じて、学問と社会とに貢献する。こうありたいと思える研究。結果をダイジェストで伝えれば以下のとおり:

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ICTツールがもたらす情報負荷は組織成果にマイナスである。
だが、それは相手側にどう読まれるかをよくよく考慮した的確なコミュニケーションや、ICTツールの機能理解向上によって、低減することができる。
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ICTツールを導入するだけではダメで、それを使いこなすコミュニケーションとツールへの習熟が鍵だということ。ハードではなくソフト。
堅実でいて、タイムリーであり、しっかり学術的な道領域の探求である。こうした研究を積み上げていくことは、自分