ハッキリ言いますが、大人の女の多くは、少女ファンタジーにしがみつく大人の男を、キモイと思っています。萌えキャラがキモイ、というよりも、萌えキャラを重宝し濫用する男社会がキモイ。少女に向ける眼差しやファンタジーの過剰さに困惑し、どう身を置いていいかわからなくなるのです。なぜ男たちは、ここにいない少女たちを、執拗に求め続けるのか。その眼差しの空虚さに、恐怖するのです。
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この記事で興味を持って入会しましたがこれ1本で300円くらい払ってよかったと思えました。最初の引用文に対して「はぁ、まぁそうだよねぇ」としか思えなかった自分にこんなにもしっかりした視点を与えてくれてありがとうございます。
海燕師匠は(他の多くのリベラル同様)フェミニズムというものを知らずに、フェミニズムを擁護している。
そう、まともにフェミニズムを勉強していたらこんな意見は出てこないわけだ。
(しかし何で著作がいくつもあるフェミニストに、この人はこんな傲慢なことが言えるんだろう?)
彼らは何とはなしに「男と女が自分の見える地点でよーいスタートした」と信じ、「真のフェミニストはミサンドリスト(男性嫌悪者)ではあり得ない(キリッ」などといった願望を書き連ね続ける。
しかし、それは違うのだ。
「男は圧倒的に女を虐げ、抑圧し続け、そしてそれがまだなお続いている」というのがフェミニズムだ。「お前たち男は圧倒的に女に負債があるぞ」と。
そうした圧倒的な非対称性を前提すると、彼女らの男性への苛烈な攻撃も一概に否定できないものになる。
彼女らがぼくたちから100円を奪ったのは、「ぼくたちが昔彼女らから100円を奪った」から奪い返したというのが、彼女らの世界観だ。
いやそもそも、反「差別」とはそうしたものなので、ここがわかっていない彼らはそもそも「差別」という概念を理解していないことになる。
ここで言えばみのり師匠の文章を
>ハッキリ言いますが、異性愛者の多くは、同性愛ファンタジーにしがみつく同性愛者を、キモイと思っています。
と読み替えた部分に海燕師匠の誤謬は現れている。
男性は、否、異性愛そのものが間違っているというのがフェミニズムだ。
言ってみれば「異性愛ファンタジーにしがみつく異性愛者を、キモイと思ってい」るのがフェミニストなのだ。
だから、それに「お前の意見を反転してみろ、間違っているだろう?」と言い返すことは無意味だ。