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北崎拓による男の妄想実現漫画『このSを、見よ!』がきちんとおもしろい件。(1064文字)
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北崎拓による男の妄想実現漫画『このSを、見よ!』がきちんとおもしろい件。(1064文字)

2013-04-07 11:10
    このSを、見よ! 1 (ビッグコミックス)

     北崎拓『このSを、見よ!』が最終回まであと1回。物語はクライマックスに到達しています。この漫画は「エロティックな超能力、あるいは異常体質」をテーマにした連作『クピドの悪戯』シリーズの第三作にあたる作品で、「からだに刻まれたアザを見た女性を強烈に発情させる」という能力を扱っています。

     まさに中二病というか、男の身勝手な妄想としかいいようがない設定なのですが、でも、これがしだいにちゃんとおもしろい物語に仕上がっていくのだからたいしたもの。やはりベテラン作家の力量はあなどれないものがあります(上から目線で申し訳ありませんね)。

     GiGiさん(@GiGir)が「エロ『コードギアス』」と称していたけれど、たしかにルルーシュのギアスの18禁版という感じがしないでもない。

     ルルーシュがギアスを使って女の子たちとセックスする薄い本は掃いて捨てるほどあると思いますが、そういう本来同人誌レベルの妄想をきちんと一貫したストーリーとして読ませることができるあたり、やはりプロだなあ、と思ってしまいますね。

     北崎拓さんというひとは、こういって良ければ、漫画の歴史に燦然と輝くような天才作家ではありませんし、ものすごいヒット作があるわけでもありません。打ち切りをくらった経験も何度かあるはずです(『ますらお』!)。

     
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