弱いなら弱いままで。
百合作品で描かれる女性同士の関係の多彩性が素晴らしい。
ゆざきさかおみのマンガ『作りたい女と食べたい女』第一巻が素晴らしかった。
たくさんの料理を作りたくてたまらないが小食なので作れずにいる「作りたい女」が、偶然に近くに住んでいる「食べたい女」のことを知り、彼女といっしょに食事をするようになるというお話。
広い意味でのシスターフッドの物語であり、百合ということもできるだろうが、その点はとくだん意識しなくても読める。
ささやかな出来事から知り合ったふたりのタイプの違う女性が、少しずつ親しくなっていくプロセスが読ませる。読み終えてすぐ続きを読みたくなるような爽やかな作品だ。
大きなオムライスや特大プリンなど、べつだん特別なものではないが、それでいてやはり美味しそうな料理の数々も楽しいが、やはり魅力的なのは主人公の女性ふたりの飾らない関係性だろう。
女性同士ならではの助け合いの様子はフェミニズム的といって良いように思われる。
すでによし
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