弱いなら弱いままで。
昨日、劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』を初日で観て来ました。
ぼくはテレビアニメ版『アイドルマスター』、いわゆる『アニマス』のファンで、熱烈な感想を書いたりしているのですが、その勢いそのままで観に行ってしまったわけです。
つまり、期待値はMAX! 最高の作品を想像して観に行きました。あまり期待値を上げすぎると、いくらか裏切られることになることもなくはないのですが、この映画は期待に違いませんでしたね。最高の出来です!
昨年から今年にかけて、無数の傑作アニメーション映画が制作されていますが、これもまず傑作の名に値する作品といえるでしょう。
もっとも、『かぐや姫の物語』みたいに異様になめらかな映像というわけではなく、現代のアニメ映画としては標準的な作画品質に留まっているといえるかもしれません。
じっさい、目を見張るほどの映像体験かというと、さすがにそこまではいえないかと思います。でも、これは良かった。磨きぬかれた脚本と、音楽、演出、そしてキャラクターそのものになりきった声優たちの熱演があって、すばらしいクオリティの作品に仕上がっています。
少なくともぼくは大好き。テレビ版の頃から良い作品だと思っていたけれど、この劇場版を見てなおさら好印象になりました。
つまらないきれいごとの映画と見る人もいるかもしれないけれど、ぼくは好きでたまらない。きっとこういうものを見たいからこそ映画館に足を運んでいくのでしょう。
物語は、テレビシリーズのあと、春香や千早たちがトップアイドルに成り上がったところから始まります。
春香は賞をもらい、美希にはハリウッドでの仕事が舞い込み、千早はニューヨークでの録音が決まり、と各人がさらにステップアップしていることがさりげなく示されます。
そして決定するアリーナ公演。少女たちはさらなる高みへ向けて、駆け上がっていくかに見えたのですが、意外なところからトラブルが起こります。はたして765プロのアイドルたちはその危機を乗り越え、公演を成功させることができるのでしょうか――?
いやまあ、結論からいうとできるに決まっているのですが、この映画の見所はそこではない。それではどこがポイントなのかといえば、今回、リーダーに抜擢された春香がどうやって仲間たちを率いていくかというところなんですね。
以下、なるべくネタバレなしで書いていきますが、いや、春香さんのかっこ可愛い行動にメロメロです。
今回、春香は彼女個人の努力ではどうしようもないある「現実」に直面します。そして、
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コメント
コメントを書くまだ映画を見てないけど、この記事を読んだだけでウルッときてしまった。