つい先ほど、「オンライン決済サービス「SPIKE」のオーペンベータ版がリリース」と題するメールが届いた。こんな内容。

 大変お待たせをいたしました。
 本日、SPIKEのオープンベータ版を日本先行公開します。

 通常、インターネット上でクレジットカード決済を導入する場合、一取引ごとに平均約3%〜5%の決済手数料+30円程度のトランザクションフィーが発生します。また、決済機能をWEBサイトやアプリケーションに導入する場合は、システム周りのプログラミングが必須であり、これらが導入ハードルを高めている要因にもなっています。

 「SPIKE」は決済手数料無料、専門知識不要、リンクを設置するだけで決済機能をWebサイトなどWeb上のあらゆる場所に追加することができ、個人の方や事業者が最小限の労力とコストで導入できるオンライン販売&支払ツールです。
 
・初期費用無料
・フリープランは月間100万円まで決済手数料は無料
・ビジネスプレミアムでは月間1,000万円までの決済手数料が無料

 無料……。無料!? いやいやいやいや、おかしいでしょ、それ。いったいどうやってそんなサービスを実現しているんだ? マネタイズの手段は? 月間1000万円以上のビジネスプレミアムプランでフリープランの赤字を補填しているの? それとも広告がバンバン出るとか?

 うーん、興味が湧いてきた。というか、メールが届くということは以前、このサービスに関心を抱いてアドレスを登録していたということなのだろうが、すっかり忘れていた。いや、興味があることにはとりあえず注目しておくものである。

 さっそく、SPIKEの公式サイトへ飛ぶ。


 とりあえず、広告が出ているようすはない。そして、メールアドレスとパスワードを入力するだけで、あっさりアカウント登録が完了した。これでクレジットカード決済を実行できるらしい。驚異的な簡単さ。

 Paypalの面倒くささにめげて登録を途中で投げ出してしまった者としては、ありがたいことこの上ない。さっそく、商品をふたつほど登録してみる。以前作って、在庫が余っている同人誌である。



 送料込み1冊800円という値段を設定する。この2冊、発刊当初はたしか1300円で売っていた記憶があるのだが、発刊から時間が過ぎ、いくらか内容が古くなっていることを鑑みて、値下げすることにした。

 仮にこれらの本が売れたとしたら、800円丸々がぼくの懐に入ってくることになる。これは凄い。というか、凄すぎておかしい。どこかに仕掛けがあるのではないかと不安になる。海外では例があるらしいけれど……。

 しかし、まあ良い、ヒトバシラとして続けて使用を続けてみよう。TwitterでSPIKEを検索してみたところ、「ウェブサービスの話をするランチ」を2000円で販売しているひとがいた。


 なるほど、こういう使い方もできるのね。さっそく、真似して「海燕にカンパ」という商品を作ってみる。設定可能最低金額の300円。文字通りのただのカンパである。ただ、買ってくれたひとに対しては何か電子データでお礼をしようと思う(このブロマガの過去ログのテキストファイルデータとかだろうか)。皆さん、もし良かったらカンパしてください。


 そして、友人にリンクを晒したところ、買ってくれた。――おお、ほんとうに300円入っている! 凄い! 凄い! これは素晴らしいなあ。

 ちょっと大げさかもしれないが、革命的な未来が見える気がする。というのも、