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おまけの「ホロウ・エリア」広すぎだろ。これだけで十分、普通のRPG一本ぶんくらいのフィールド面積があるんじゃないかな。ネットで調べて制作者のインタビューを見てみたら「150時間から200時間は遊べます」と書かれていた。
うーん、ボリューム抜群の超大作も良いけれど、もうちょっとコンパクトにまとまった作品もやりたいです。『チャイルド・オブ・ライト』あたりをダウンロードしてみようかなあ。『Last of us』とかもやりたいとは思っているんですが。
で、ゲームをプレイするスキマの時間を使って漫画やライトノベルを読んだりしています。伏見つかさ『エロマンガ先生』第2巻は既に鉄板の仕上がり。
いやあ、上手いなあ。ライトノベルのラブコメディとしては、ほとんど文句のつけようがない。活き活きとしたキャラクター、荒唐無稽ながらギリギリのリアリティを残した設定、そして超絶リーダビリティの文章。何もかもみなすばらしい。
ほんと、ラノベのお手本のような作品ですね。特にひとりの文章書きとして、この小説の文体には感動すら覚える。小説って、ここまで「軽量化」できるんだよなあ。
ぼくはヘヴィな文体の小説も好きですが、軽くて読みやすい小説はもっと好きです。伏見つかさの「削り」は並大抵のものではなく、それがボケ&ツッコミの回転をいっそうなめらかにしています。
読者が退屈する間もなく繰り出されるギャグの連打はさながら言葉のデンプシーロール。プロの小説だよねえ。いや、ほんと、脱帽の仕上がりですね。
ただ、そこまで認識した上であえて云うなら、いくらか「置きに行った」感じを受けなくもない。全体のクオリティは凄まじく高いのだけれど、この作品だけの個性がどこにあるかというと、意外と薄いのかなあ、と。
おそらく現時点で最終巻までの展開が精密に考え抜かれていると思うのだけれど、あまりに計算ずくの物語はかえって勢いを失ってしまうところがあるのかもしれない。『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は、中盤、かなり暴走した感じがあるものね……。
まあ、まだ第2巻でしかないので、伏見さんがここからどうひっくり返してくるのか期待しています。このままでは終わらないはず。わがままな読者ですいません。
さらに、
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