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庵野監督からの公開挑戦状!? 漫画家・島本和彦先生『シン・ゴジラ』発声可能上映の夢が叶ってしまう
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庵野監督からの公開挑戦状!? 漫画家・島本和彦先生『シン・ゴジラ』発声可能上映の夢が叶ってしまう

2016-08-09 06:30
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    8月15日に新宿バルト9で開催されることになった『シン・ゴジラ 発声可能上映』が、庵野秀明監督が漫画家島本和彦先生のためにわざわざ東宝にオファーしたものだったことが明らかになりました。

    島本和彦先生とは?

    『炎の転校生』(1983)『アオイホノオ』(2007)等の漫画の他、アニメグッズショップ・アニメイトのキャラクター『アニメ店長』『機動武闘伝Gガンダム』(1994)のキャラクターデザインなどで知られる漫画家。

    熱血な人格と作風で有名。

    島本先生自身の大学生時代をモチーフにした自伝的な漫画『アオイホノオ』は2014年にTVドラマにもなり、当時学友であった庵野監督とのライバル関係(一方的に意識しているようにも見える)も描かれ、話題になりました。

    ことの経緯

    7月30日の時点で、『シン・ゴジラ』にいたく感動した島本先生は、ツイッターで以下のようにつぶやいていました。

    庵野……オレの負けだ…… #シンゴジラ— 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) 2016年7月29日



    周りの「特撮に対して一言二言持っている」人間を集めて映画館に行き、シン・ゴジラ観ながら「ああ〜‼︎やめろ庵野‼︎俺の上を行くな〜‼︎‼︎」と崩れ落ちるまさにあの心境を味あわせてやりたい‼︎いや、味わってもらいたい‼︎ #シンゴジラ— 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) 2016年7月30日


    いや違った、そういう絶望のホノオくんごっこをしに劇場に行ってほしい‼︎ アナ雪の「歌っていい上映」みたいに、「ウンチク言っていい、語っていい、崩れ落ちていい上映時間」を設けてくれるなら最前列で俺が見本を見せてやりたい #シンゴジラ— 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) 2016年7月30日

    「ウンチク言っていい、語っていい、崩れ落ちていい上映時間」を設けてくれるなら最前列で俺が見本を見せてやりたい

    と確かにおっしゃっています。

    8月8日、『シン・ゴジラ 発声可能上映』の実施がアナウンスされました(詳細は以下の記事参照)。

    『シン・ゴジラ』発声・コスプレ・サイリウムOK上映 8月15日19時@新宿バルト9で開催決定!
    http://getnews.jp/archives/1503312 [リンク]

    それに伴い、庵野監督の所属するアニメスタジオ・株式会社カラーの公式アカウントが以下のようにつぶやいています。


    島本和彦さんの願いを叶えるために、庵野秀明が東宝にお願いし、実現したそうです! https://t.co/T2Ftqfqdef— 株式会社カラー (@khara_inc) 2016年8月8日

    島本和彦さんの願いを叶えるために、庵野秀明が東宝にお願いし、実現したそうです!

    とのことで、『シン・ゴジラ 発声可能上映』自体が完全に庵野監督が島本先生の願いを叶えるための上映だったことが分かりました。
    というか、『シン・ゴジラ』をほめたたえながら膝をつく島本先生の姿を見たいだけかもしれません。

    また、東宝ゴジラシリーズの公式アカウントも以下のようにつぶやき、島本先生を追い詰め……ではなく、お招きしています。


    @simakazu 島本先生、思う存分叫んでください!お待ちしております! https://t.co/Cy5VMTLbMm— ゴジラ (@godzilla_jp) 2016年8月8日

    島本先生の反応は……?

    それを受けて、島本先生はこのように反応されています。


    ヒエェェェェェーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎あ、庵野ォォォォォォォ‼︎‼︎‼︎ https://t.co/9QfpFF2U46— 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) 2016年8月8日



    @godzilla_jp いや、こんな時間にボルテージアップさせてどうするつもりなんだよ‼︎‼︎公式やめてくれよ‼︎‼︎なんだよ公式がこんな‼︎‼︎なに作戦だよ‼︎‼︎なに作戦なんだよこれは‼︎‼︎— 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) 2016年8月8日


    いやいや、みんな落ち着け、一般の映画館で、島本和彦なんか全く知らない観客ももちろん来る中で 、「庵野やめろ〜‼︎わああああ庵野ォォォォォォォ‼︎」ってひとりの男が叫ぶのって明らかに迷惑行為‼︎ それが柳楽優弥ならありだが‼︎‼︎ #シンゴジラ— 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) 2016年8月8日




    いや、皆さん誤解してるようですけどね⁉︎私はもうあの頃の大学生ではないので、大人ですので、クリエイターの端くれですので、人の作った傑作見ながら「やられたー‼︎」って劇場で大声では叫ばないよ‼︎‼︎なんでみんなそんなこと期待してるの‼︎⁇おかしいよみんな‼︎‼︎落ち着けよ‼︎‼︎— 島本和彦、8/14日曜日西地区れ 56a (@simakazu) 2016年8月8日

    大学生なら人の作品見ながら劇場で「やられたー!!」と叫んでもいいと思っている辺り、『アオイホノオ』って実話だったんだな、漫画家ってやっぱり面白い人なんだな、と思わされます。

    実際のところ。

    現実的には、島本先生は札幌在住のため、14日にはコミケで関東圏に来ているものの帰りの飛行機はすでに予約しているはずなので、日程の調整は難しそうです。

    また、当該の上映のチケットも予約完売しており、現在かなり入手が難しくなっています。

    ただ、庵野監督の方で島本先生のチケットは用意されているのかもしれませんし、熱血漫画家の島本先生がこの公開挑戦状を見過ごすとも考えにくいです。

    なお、島本先生は長年ラジオのパーソナリティも務めており、トークはかなり達者な方なので、もし島本先生の参加が実現したら、『シン・ゴジラ 発声可能上映』はものすごく面白いライブエンタテインメントになることは間違いないと思われます。

    庵野監督の公開挑戦状に、島本先生はどう立ち向かうのか? 8月15日に新宿バルト9で何が起こるのか?
    ニッポン対ゴジラの戦いに並んで、目が離せなくなってきました。

    ※ツイッターのつぶやきはガイドラインに則して引用しています。

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    (執筆者: いしじまえいわ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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