今回は河野太郎さんのブログ『ごまめの歯ぎしり』からご寄稿いただきました。
■統合失調症が多い理由
国会版社会保障国民会議の中で、国会議員は自分の選挙区の主な疾病構造をきちんと把握しているべきだという提案がアドバイザーから出された。
そりゃそうだということで、各議員がまず、自分の地域の市町村に国保の状況を確認することになった。
と、いうことで、我が地元を確認すると...。
茅ヶ崎市の国保の24年度の医療費の分析をみると、第五位に統合失調症が入ってくる。医療費全体の4.2%になる。(これは毎年5月の医療費を使って分析している)
ところがこのデータを専門家に見せると、ああ、これは、認知症の高齢者が多いからでしょう、といわれる。
認知症の患者さんを「おとなしく」させるために使用する薬(リスパダールとかジプレキサとか)の効能(適応症)が「統合失調症」なので、レセプトに「認知症」と書いたら適応なしとして保険が通らないので、「統合失調症」という病名がつけられるそうだ。
医療現場の認識もその通りだろうか。
この医療費のデータを細かくみていくと、様々なことが浮かび上がってきそうだ。
執筆: この記事は河野太郎さんのブログ『ごまめの歯ぎしり』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年05月01日時点のものです。
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