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REITA(the GazettE)超ロング・インタビュー! 第4回(全4回) 「ライブがやれるようになったときに、みんなの期待を上回る姿を見せることが一番の恩返しになるので、そういうライブをすることを約束します。(REITA)」
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REITA(the GazettE)超ロング・インタビュー! 第4回(全4回) 「ライブがやれるようになったときに、みんなの期待を上回る姿を見せることが一番の恩返しになるので、そういうライブをすることを約束します。(REITA)」

2021-06-14 18:00
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    コロナ禍により昨年3月10日に予定していた18周年記念ライブ【18TH ANNIVERSARY DAY/6576】を中止することを決めて以降、ずっと沈黙を続けていたthe GazettE。だが、長い空白の間も彼らは休んでいたわけではない。その証となるニュー・アルバム『MASS』が5月26日にリリースされる。最新のthe GazettEの魅力が詰め込まれた同作を聴くと、彼らの音楽やバンドに対する熱意が全く薄れていないことを感じ取れる。

    コロナ禍の日々や沈黙の裏側にあったthe GazettEの思い、新作『MASS』についてなど、様々なことをREITA(b)に話してもらった。


    Interview:村上孝之


    ――『MASS』はハードネスを核にしたうえで、“惹き込むthe GazettE”を披露していることも大きな魅力です。激しさや壮大さと無機質な冷たさを併せ持ったスロー・チューンの「THE PALE」には強く惹き込まれました。

    REITAこの曲もRUKIが持ってきました。これは、結構早い時期に作ったんですよ。だから、RUKIの中にはこういう曲を作りたいという気持ちが最初からあった気がしますね。『MASS』は激しい曲が並んでいながら中盤は「濁」と「THE PALE」「MOMENT」という歌物的なものが3曲並んでいるじゃないですか。「MOMENT」はアコギを使ったバラードで「濁」はダークサイド系、「THE PALE」はストレートみたいな方向性になっている。たしかに「THE PALE」はちょっと無機質さもありますけど、ベースは結構動いているので、温かいのか、無機質なのかという微妙な感じかもしれない(笑)。


    ――微妙ではないです(笑)。the GazettEは相反するエモーションを融合させることに長けていて、「THE PALE」も独自の魅力を湛えています。さて、『MASS』は非常に充実感のあるアルバムに仕上がりましたが、作り終えて今はどんなことを感じていますか?

    REITAレコーディング・エンジニアが大阪在住の人なので今回はミックスもZOOMでやったんですけど、最後のミックスとかはもう寝ずにやる感じになったんですよ。要は、それくらい制作スケジュールが押したんですよね。制作の終盤は“これ、本当に終わるのかな?”という状態になって大変だったけど、締切に間に合ってよかったなと思います。   

     今回は録りで妥協した部分は一切ないし、ミックスもとことん追い込んだ。音像的にも『NINTH』よりも一段階上にいったことを感じていて、自信を持って聴いてもらえるアルバムにはなったかなと思います。


    ――同感です。the GazettEの魅力が詰め込まれていると同時に、今作はいい意味でわかりやすさがありますので、昔からのファンの方も、ここからthe GazettEに入る人も楽しめると思います。

    REITA多分、今までで一番聴きやすいアルバムだと思いますね、マニアックな曲がないから。ダークな曲はあるけどマニアックなわけでないし、歌詞が日本語だし、曲のサイズもコンパクトで、どの曲もキャッチーさがある。昔のthe GazettEは長い曲が多かった気がするけど、だんだん短くなってきたんです。俺は、短くて満足できるというのが理想形だと思うんですよ。昔のパンクとかは曲が短くて、3分を超えると長いなと感じたし。そういう意味でも、『MASS』は聴きやすいんじゃないかなと思います。


    ――実際、今のリスナーはコンパクトで凝縮感のある音楽を求めているようです。

    REITAそれは、俺も賛成ですね。ライブも短くて満足感が得られれば、それが理想だし。the GazettEのライブは長いほうだと思うけど、昔よりは短くなっているんですよね。それが時代の流れにフィットしているとしたら、いいことだなと思います。


    ――長いキャリアを持っていながら時代性を感じ取れるのは、大きな強みといえますね。先ほど『MASS』を作るにあたって10枚目ということは意識しなかったとおっしゃいましたが、the GazettEとして10枚のアルバムを作ってきたことに関しては、どんなことを感じますか?

    REITA深い感慨を覚えるみたいなものは、ないですね。なんか、9枚目の『NINTH』を作ったときに、10枚目っぽい気分だったんです。『NINTH』の頭に入っているSEも歴代のSEから摘まんでいたりするし。そういう流れできたから、今回の『MASS』は一周まわった後の1枚目という感覚がある。だから、10枚目っぽくないアルバムといえるかもしれないですね。


    ――それは、10作目も単なるひとつの通過点に過ぎないということですので、ファンの方は頼もしく感じると思います。the GazettEを結成した頃は、10枚アルバムを作るということを想像していましたか?

    REITAいや、していなかったです。もちろん漠然とは思っていましたよ、ずっとこのバンドをやっていたいなと。でも、何年間続けたいとか、何枚アルバムを作りたいというような具体的な数字はなかった。それに、気づいたら19年経っていたし、10枚目のアルバムだったんですよ。“なんて、アッという間なんだ”というのが今の実感です。


    ――the GazettEは、ずっと密度の濃い活動をされていますからね。昨年も沈黙を貫いていましたが休んでいたわけではなく、裏側ではアルバムを作っていたわけですし。

    REITAそうですね。いつでもライブができるように準備もしていたし。ただ、コロナは状況が見えにくいじゃないですか。収まるかなと思うと、また感染者が増えてライブやイベントが中止や延期になるということを繰り返していますよね。俺らは本当にライブをしたいと思っていて、ずっとライブ会場をあたっているし、お客さんを半分しか入れられない状況でもライブをするかもしれない。そうなったときに、お客さんが会場の50パーセントでも自分達は100パーセントのパフォーマンスでなきゃいけないわけですよ。そういうライブができるように、常に身構えた状態でいようと思っています。


    ――入場者に制限があったとしてもライブをする気があるということは、ファンの皆さんはもう少しの辛抱ですね。

    REITA昨年は全くなにもないまま終わってしまったけど、今年は少しずつthe GazettEに触れてもらえる1年になると思います。the GazettEに限らず、世界中のバンドが動き出すことになるだろうし。でも、まだ今はライブがしたいとしか言えなくて、それが本当にもどかしい。ファンの人達が待ってくれていることも感じているんですよ。Twitterのメッセージとかに「待っています」とか「the GazettEのライブを観れる日がくることを楽しみに仕事をがんばっています」というような言葉を沢山もらっているんです。


    【第一回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2022590
    【第二回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2022595
    【第三回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2022596
    【第四回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2022601

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    the GazettE INFORMATION   

    the GazettE 

    NEW ALBUM 『MASS

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    2021.05.26 OUT 



    2018年には北米・南米・EU・アジアなど全世界・全61公演に及ぶワールドツアーを開催するなど、国内だけでなく海外でも非常に高い人気を誇るロックバンドthe GazettE。 彼らの待望の新曲「BLINDING HOPE」(読み:ブラインディング・ホープ)が、バンド結成19周年の2021年3月 10日にストリーミングとダウンロードで全世界リリース!! 


    昨年のコロナ禍の影響でライブが中止となった後、長く沈黙を貫いていたが、2021年1月29日に突如、新曲とニューアルバムに関するトレーラー映像を公式YouTubeチャンネルで公開し、世界中のファンから大きな驚きと熱狂的な反響を巻き起こした。


    そして遂に2021年5月26日には記念すべき通算10枚目となるニューアルバム『MASS』をリリースする。 the GazettEのフルアルバムのリリースは実に3年ぶりとなる。待望のニューアルバム『MASS』は4種類の仕様で発売される。


    世界の有り様が大きく変化した2021年、満を持して放たれる最新型the GazettEサウンドとバンドからのメッセージ。その全貌が遂に明らかになる。


    the GazettE 『MASS


    01. COUNT-10(instrumental) 

    02. BLINDING HOPE 

    03. ROLLIN' 

    04. NOX 

    05. HOLD 

    06. 濁

    07. THE PALE 

    08. MOMENT 

    09. BARBARIAN 

    10. FRENZY 

    11. LAST SONG 


    VOCAL:RUKI   GUITAR:URUHA   GUITAR:AOI   BASS:REITA   DRUMS:KAI 


    ALL WORDS:RUKI 

    ALL MUSIC:the GazettE 


    TOTAL PRODUCE:the GazettE 







    ・MASS 【LIMITED EDITION BOX A (完全生産限定)

    CD+Blu-ray+特製アートブックを同梱した豪華BOX仕様

    10,500円(税込) SRCL-11770~11772 

    [CD収録内容] 全11曲

    [Blu-ray収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【LIMITED EDITION BOX B (完全生産限定)

    CD+DVD+特製アートブックを同梱した豪華BOX仕様

    10,500円(税込) SRCL-11773~11775 

    [CD収録内容] 全11曲

    [DVD収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【初回生産限定盤】

    CD+DVD 2枚組仕様

    4,600円(税込) SRCL-11776~11777 

    [CD収録内容] 全11曲

    [DVD収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【通常盤】

    CD only 

    3,300円(税込) SRCL-11778 

    [CD収録内容] 全11曲


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