• このエントリーをはてなブックマークに追加
REITA(the GazettE)超ロング・インタビュー! 第2回(全4回) 「それなりに長い期間バンドやってると、新しいものを毛嫌いするところがあるんですよ(笑)。(REITA)」
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

REITA(the GazettE)超ロング・インタビュー! 第2回(全4回) 「それなりに長い期間バンドやってると、新しいものを毛嫌いするところがあるんですよ(笑)。(REITA)」

2021-05-31 18:00
    1e7cfd28b0b2e58d35fda41661e79fa4e6cca979

    コロナ禍により昨年3月10日に予定していた18周年記念ライブ【18TH ANNIVERSARY DAY/6576】を中止することを決めて以降、ずっと沈黙を続けていたthe GazettE。だが、長い空白の間も彼らは休んでいたわけではない。その証となるニュー・アルバム『MASS』が5月26日にリリースされる。最新のthe GazettEの魅力が詰め込まれた同作を聴くと、彼らの音楽やバンドに対する熱意が全く薄れていないことを感じ取れる。

    コロナ禍の日々や沈黙の裏側にあったthe GazettEの思い、新作『MASS』についてなど、様々なことをREITA(b)に話してもらった。


    Interview:村上孝之


    ――the GazettEが配信ライブをしないことに淋しさも感じましたが、生のライブにこだわる姿勢は本当に魅力的です。配信ライブではなくて、バンドのトーク的な動画や部屋で楽器を演奏している映像などを配信されているアーティストも多いですが、そういうことも一切やらなかったのでしょうか?

    REITAやらなかったです。完全に沈黙していたから、ファンからしたら“なにしてんの?”という感じだったと思うけど、やっぱり100%のもの以外は出したくないというところがあるんです。そうじゃないと、後々後悔することになるから。


    ――その感覚は、よくわかります。ただ、ファンの方がthe GazettEのことを忘れてしまうんじゃないかという不安はありませんでしたか?

    REITAそれは、あります。今もあるし、新しいアルバムをどれだけの人が聴いてくれるかもわからない。もし、ライブができるとなったとしても、どれだけの人が来てくれるかわからない。1年も空いてしまうと熱が冷めるという人は少なからずいると思うんですよ。その辺の心配はありますけど、ライブを再開したときに、やっぱり自分が帰ってくるべき場所はここなんだと思ってもらえるライブを見せることが大事だと思っています。というか、自分達にはそれしかできないですよね。


    ――the GazettEのライブを観れば、沈黙していた間もメンバーは休んでいたわけではなくスキルアップに努めていたことが伝わるでしょうし、ライブを重ねていくことで一度心が離れてしまった人もきっと帰ってくると思います。それに、先ほど少し話が出たように2020年のthe GazettEは、新しいアルバムの制作を行っていたんですよね?

    REITAそう。昨年の3月にやる予定だった18周年ライブの前から新しいアルバムに向けた制作を少しずつ始めていたんです。元々、周年ライブが終わったら2020年はレコーディングに入ろうという話になっていたんですよ。それで、一昨年の年末くらいに最初の曲出しをしたんです。


    ――早くから始めていたんですね。最初に曲出しをした時点で、アルバムの構想やコンセプトなどはあったのでしょうか?

    REITAいえ、そういうものは、しばらくの間なかったです。選曲会を何回か重ねるうちに見えてきた感じでしたね。the GazettEは、大体いつもそうなんですよ。『DOGMA』(2015.8.26)のときはRUKIが最初にアルバムを象徴するような絵を持ってきて、RUKIの中にアルバムのイメージがあったけど、それ以外はいつも選曲会を重ねる中で全体像が見えてくる。今回も、そういう流れでした。

     ただ、俺らは常にライブを見据えているので、ライブで映えるもの、アルバム・ツアー後のライブでも使えるものということは制作に入る前から明確にありましたけどね。そういう意味では、今回も前作の『NINTH』(2018.6.13)に近かったかもしれない。


    ――まずは、曲を出していこうということになったんですね。昨年の春から本格的な制作を始めたわけですが、夏頃まではメンバーで集まることもままならかったと思います。その間はZOOMを使って楽曲のアイディアやアレンジなどの意見交換、選曲会などを行っていたのでしょうか?

    REITAいや、俺らがZOOMを導入したのは最近なんです。今年の1月とかになってからだった気がする。


    ――えっ!? そんなに最近ですか?

    REITAはい(笑)。昨年の春からスタッフが用意してくれていたんですけど、誰も使おうとしなかった。それなりに長い期間バンドやってると、新しいものを毛嫌いするところがあるんですよ(笑)。そも そも俺はデジタルとかも苦手だし。レコーディングの佳境になってからすごくZOOMを使うようになったけど、その前まではLINEでした。LINEで、「リズムは“ダン・ダン・ダッダダッー”だよね」みたいな感じでやり取りしていたんです(笑)。それで、誰がわかるんだっていう(笑)。

     ZOOMを導入して、初めて画面越しに楽器を弾きながらやり取りして、「あっ、こっちのほうがやりやすいね」みたいな(笑)。今思うと、よくLINEでやっていたなと思います(笑)。


    ――ZOOM導入の遅さに、少し衝撃を受けました(笑)。ほとんどのバンドさんは新しいものを採り入れるのが好きなメンバーがいて、他のメンバーにレクチャーして浸透させることが多いようです。the GazettEは、そうならなかったんですね。

    REITAならなかった。麗はわりとそういうタイプで、『NINTH』を作ったときに麗がプロトゥールスを使ったプロジェクトを共有できるのがあるといって、メンバー全員が1回招待されたんですよ。でも、結局誰も使わなかったという(笑)。今回のアルバムからやっと使うようになって、使ってみたらすごく便利なんですよね。そのプロジェクトに自分のデータをアップロードしておけば、みんなが聴けるわけだから。今まではオーディオだけをギガファイル便で送り合っていたんです。それが、プロトゥールスでデータを共有できるようになって、すごく便利になりました。遅いかもしれないですけど(笑)。


    ――いえ、活用するようになったのはいいことだと思います。話を『MASS』の制作に戻しますが、最初はLINEでやり取りをしながら曲出しを進めていったんですね?

    REITAそう。候補曲があがってくる中で「BLINDING HOPE」はアルバムに入れることになって、最初に「BLINDING HOPE」だけレコーディングしようということになったんです。というか、その時点では「BLINDING HOPE」1曲しかなかったんですけど(笑)。とりあえず「BLINDING HOPE」をレコーディングして、音だったり、今後の方向性を決めようということで、8月にレコーディングしました。


    ――BLINDING HOPE」はヘヴィかつエモーショナルで、the GazettEらしさの最新形といえるナンバーですよね。最初にこの曲を録って、どんなことを感じましたか?

    REITAそのときは新しいベースを買っていて、そのベースのほうがフィットするだろうなと思っていたんです。ディングウォールというカナダのブランドのベースで、フレットが扇状に打ってあるタイプ。最近メタルコア界隈で、わりと流行っているベースですね。それに、初心に返ってじゃないけど、機材もすごくオーソドックスでした。アンプはアンペグのシミュレーターで、あとはコンパクトのサンズアンプ(ドライブ・エフェクター)だけだったんです。そんなふうにすごくシンプルな形で録ったら自分がイメージしていたとおりのベースになって、そこで見えたというのはありましたね。


    【第一回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2022590
    【第二回目はこちら】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga/ar2022595

    86cc9cef8db28a505ebf0ff9f05c9f3cd3eb2f3f

       
    the GazettE INFORMATION   

    the GazettE 

    NEW ALBUM 『MASS

    64afdc9319c2a02a166a1b8df59b5ad6d81559dc

    2021.05.26 OUT 



    2018年には北米・南米・EU・アジアなど全世界・全61公演に及ぶワールドツアーを開催するなど、国内だけでなく海外でも非常に高い人気を誇るロックバンドthe GazettE。 彼らの待望の新曲「BLINDING HOPE」(読み:ブラインディング・ホープ)が、バンド結成19周年の2021年3月 10日にストリーミングとダウンロードで全世界リリース!! 


    昨年のコロナ禍の影響でライブが中止となった後、長く沈黙を貫いていたが、2021年1月29日に突如、新曲とニューアルバムに関するトレーラー映像を公式YouTubeチャンネルで公開し、世界中のファンから大きな驚きと熱狂的な反響を巻き起こした。


    そして遂に2021年5月26日には記念すべき通算10枚目となるニューアルバム『MASS』をリリースする。 the GazettEのフルアルバムのリリースは実に3年ぶりとなる。待望のニューアルバム『MASS』は4種類の仕様で発売される。


    世界の有り様が大きく変化した2021年、満を持して放たれる最新型the GazettEサウンドとバンドからのメッセージ。その全貌が遂に明らかになる。


    the GazettE 『MASS


    01. COUNT-10(instrumental) 

    02. BLINDING HOPE 

    03. ROLLIN' 

    04. NOX 

    05. HOLD 

    06. 濁

    07. THE PALE 

    08. MOMENT 

    09. BARBARIAN 

    10. FRENZY 

    11. LAST SONG 


    VOCAL:RUKI   GUITAR:URUHA   GUITAR:AOI   BASS:REITA   DRUMS:KAI 


    ALL WORDS:RUKI 

    ALL MUSIC:the GazettE 


    TOTAL PRODUCE:the GazettE 







    ・MASS 【LIMITED EDITION BOX A (完全生産限定)

    CD+Blu-ray+特製アートブックを同梱した豪華BOX仕様

    10,500円(税込) SRCL-11770~11772 

    [CD収録内容] 全11曲

    [Blu-ray収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【LIMITED EDITION BOX B (完全生産限定)

    CD+DVD+特製アートブックを同梱した豪華BOX仕様

    10,500円(税込) SRCL-11773~11775 

    [CD収録内容] 全11曲

    [DVD収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【初回生産限定盤】

    CD+DVD 2枚組仕様

    4,600円(税込) SRCL-11776~11777 

    [CD収録内容] 全11曲

    [DVD収録内容] “BLINDING HOPE“MUSIC VIDEO+Making of “BLINDING HOPE“ MUSIC VIDEO 


    ・MASS 【通常盤】

    CD only 

    3,300円(税込) SRCL-11778 

    [CD収録内容] 全11曲


    71223b5063d1c8782ba9cd52abbbdef88417fdb7

    70e59c1044c8815e1901e2280083bb11491c9274

    【フリーペーパー】club Zy.MAGGab.
    【関連サイト】club Zy.club Zy.SHOP
    株式会社ジェイブイケイ
    〒160-0023
    東京都新宿区西新宿7-2-5 TH西新宿ビル6階
    http://www.jvk.jp/
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    club Zy.チャンネル
    更新頻度: 毎週月,火,水,木,金曜日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥330 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。