「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2020年03月03日(火)配信その1をお届けします。

 次回は、2020年4月28日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2020/03/03配信のハイライト(その1)

  • 泡のほうのコロナ
  • コロナの影響は?
  • 新型コロナ治療薬とワクチンの可能性と近代オリンピック廃止
  • 各国のコロナ対応と「何もしない」方策
  • 「大失敗だった」ダイヤモンド・プリンセス号の対処
  • 「インフォデミックの犠牲者のほうが多くなる」コロナ
  • アフガニスタンで「ついに負けを認めた」アメリカ
  • 『ワン・モア・ヌーク』の説得力、説得力のない現実
  • 楽天モバイルと衛星電話、著作権フェアユースについて

泡のほうのコロナ

山路:タイトルにもあったように、コロナの話、かなりメインでやってくるんじゃないかと思うんですけど。あとちょっと今日は無料、長めにやるということですよね。コロナの話とか、いろいろ長そうなんで、まあ無料で長くやって。

小飼:いや、コロナ待ってるんだけどな。

山路:アハハ、また無理をスタッフに。

小飼:泡のでるやつ。

山路:なんかコロナビールがえらい風評被害受けてるらしいですよね。

小飼:どうなんだ? あれは。

山路:なんかコロナの株価が下がっているのは、コロナ……。

小飼:コロナの株価っていうけれども、アンハイザー・ブッシュって、バドワイザーも売ってるところだよ。だから凄い世界有数の飲み物、飲料メーカーで。

山路:じゃあ別に関係なく、その時たまたま株価がちょっと下がっただけなのかな。

小飼:そうだね、だから、エビスってどこだっけ?

山路:エビスは今……。

小飼:アサヒ?

山路:いやアサヒじゃなくて、あれ? サッポロか、サッポロになるのか。

小飼:まあそんな感じの位置づけだよね。高級だよね。

山路:いずれにしても、変な噂がたっちゃったのは不幸としか言いようがないですけどもね。限定放送のほうで『ワン・モア・ヌーク』藤井太洋さんの新作、核がテーマの『ワン・モア・ヌーク』、これめちゃめちゃ面白くて、しかも舞台がまさに3月の6日からなんですよね。

小飼:そう。だから電子書籍版もその後に出ると言ってたんだけども。

山路:ちょっと前倒して。

小飼:そうそう、前倒ししてくれたので、新潮社が。

山路:しかしこれだけタイミング合わせたのに、このところでコロナで話を持ってかれる藤井太洋さんもちょっとツいてないというか。

小飼:ツいてないのか、ツいてるのか……。

山路:けっこうそのパニックの度合というのは、共通するものも話としてあるなとは思ってて、その当りの書評で詳しくなんかやりたいかなと思いますけども。

小飼:はいはい。

コロナの影響は?

山路:コロナウイルス、弾さんいろいろ影響ありました?

小飼:バッチシありました。次女が高校卒業して留学するという話はしたと思うんですけども、まず次女の最後の高校生活というのは、卒業式を除いて全部なくなった。

山路:はあ。やることはあんまり高3の終わり、ないっちゃあないですけどね。

小飼:前準備というのをしてから留学するんですけれども、それも3月の実際に対面でやるというものは全部潰れた。だからちゃんと影響を被ってますよ、はい。

山路:仕事とかで影響ありました?

小飼:YAPC(ヤプシー)が潰れた。

山路:ああ、Yet Another Perl Conference. どこでやるんでした? 京都?

小飼:今月は京都で、宿が取れないと言って散々脅かされたんで、取ってたらこれだよ。

山路:アハハ。ああそれは凄いってですね。私もけっこう3月忙しくなる予定だったから、わりと。

小飼:他にも実際に会ってやる予定のものが、もうZoomでやることになったりとか。

山路:うんうん。私も取材とかいくつかもうZoomにしてくれって。

小飼:なんでこんな世間の普通のニュースに巻き込まれてるんだ? っていう感じで、どっちかっていうと僕は世間があるニュースでドタバタしてても、どこ吹く風ということが多いんだけども、ちゃんとしっかり影響を被っています。とばっちり来てます。飛沫感染しております。この場合、感染というのはあれだけど。

山路:それは気軽に言うと誤解を招くな(笑)

小飼:ちょっと不謹慎かな。

山路:モノとかなくなってました? 近所の。なんかトイレットペーパーが買い占めだとか。

小飼:あのね、トイレットペーパーはなくなってたね、スーパーマーケットでもドラッグストアでも。あと、いちおうコンビニも見たんだけども、トイレットペーパーだけなくなってる。

山路:私のとこも普通になくなりそうだったんで、買いに行ったら、どこもけっこうガラガラで、ちょっと焦って2、3軒スーパー探しましたね。

小飼:生理用品はあった。

山路:買い占めはしなかったけど、やっぱりちょっと焦って探しましたね。

小飼:なんで?

山路:ちょうどなくなりそうなところだったので。とりあえず、日本人は何かあると、トイレットペーパー買いに走りますよね。イタリア人はパスタをなんか。

小飼:やっぱりあれか、恐怖で尻が弱くなったのかな。

山路:ふふ、そんなことは……こんなウォシュレットが普及した日本で? あんま紙、第一に走るっつうのは、そんなに重要度高くねえんじゃないかっていう気がする。

小飼:大分、確かにウォシュレットがあると紙は節約できるんだけど、ぜんぜん使わないというわけでもないしね。まあでも、こういっちゃあなんだけど、いざとなればケツぐらい風呂で洗えばいいじゃんとは思うんだけどもね。生理用品とかのほうが、もしなくなったとしたら深刻で、だからそれがあったのは、ちょっとホッとしたな。

山路:紙製品、ぜんぜん余裕あるみたいですよね。単純にあれ、かさ取るから、店に在庫置けないと言うだけですよね。

小飼:でさ、マスクしている皆さんは、バッカじゃねえの。だからさ、CDCもWHOも風邪ひいてなければ、しなくてもいいのよとって言ってるじゃない(編注:この配信は、2020年3月3日時点のものです)。

山路:まあエクスキューズだと、私ちょっと花粉症なんであの……。

小飼:そう、だから、花粉症の人が困るじゃん。今1番困ってるのは花粉症の人たちだよ。花粉症には確かにマスクって効果がある。花粉は遥かにでかいので、コロナウイルスより。コロナウイルスに似た形はしてるけども、スギ花粉とか、遥かにでかいので。HALとデス・スターぐらいに違う。それはちょっと大げさか。
 それあったな、WHOの人がさ、そうそうマスク要らないって言いつつもマスクしてたっていうのは、あれは一体何だったんだろうよ。

山路:あれって手からの感染が。

小飼:それはある。日本の人たちは、日本の人たちというよりも、日中韓の人たちというのは、普段マスクをしている、特に風邪とかではなくて、花粉症の季節とかにマスクをしているというのも、普通の光景じゃないですか。だからマスクをしている人たちが、もう景色の中に溶け込んでいるじゃないですか。でもそうでない国のほうが多かったんですよ。今まではマスクなんて、え? なに? それバッカじゃねえの? とか、何? それ、ちゃんと顔見せないなんて、失礼じゃないっていうところの人たちが、マスクをし始めた。アメリカとかイタリアとか。

山路:ただそのWHOとかで、マスク効果はないと言ってたけども、手洗いはメッチャしろって言ってたじゃないですか。

小飼:手洗いは言ってますね。

山路:ただ、手とかが口とかについ触れちゃうのを防ぐみたいなことの予防効果ってのは関係ないんですかね?こう手とかでつい目とか鼻、口とか鼻とかを触っちゃうことを予防するみたいな意味では効果はないんですかね?

小飼:どうだろうな。

山路:ついって無意識に、人って触るじゃないですか。

小飼:そもそも適切、無意識に触る人っていうのは、無意識に下げちゃうんだよね。だから正しくし続けるっていうのは、けっこう難しいんだよね。

山路:うんうん。それはなんかそういうことも含めて、あんまり効果がないっていうことを言ってるんですかね? WHOの人っていうのは。

小飼:だから、もしマスクっていうのであれば、やっぱりフルフェイスですな。

山路:アハハ、まぁそれはコンビニ入れなくなっちゃいますけどね、そんなことしてると。

「(iPhoneの)Face ID涙目」(コメント)

山路:Face IDメッチャ不便ですわ、今。なんか噂ではFace ID、マスクしてても使えるようになったっていう人の話がTwitterで流れてたんですが、あれ本当ですか? ってアップデートで。私ぜんぜん認識されないんですけど。

小飼:それはありえんですね。仕組みからいって、赤外線なので。赤外線ビーム当ててるので。

山路:鼻とか出して、口くらいまでちょっと出すと認識するらしいですけどね。まあとにかく、ここ1、2週間ばかり、大混乱なわけなんですけれども。何からいけば、まずは休校の話からかな。学校がいきなり3月の2日から。

小飼:僕が考えた最強の対策。いやでも本当に、それ言っちゃうところが凄いよな。

山路:僕が考えましたって。

小飼:うん。しかも記者会見も、会見ではなくって台本を読み上げてただけですって言っちゃうところが凄いよな。あのさ、首相だけじゃなくてさ、記者クラブの人、いやまあ恥っていう字が辞書にないんでしょうね。

山路:ああ、なんか江川紹子さんが、そのへんのところっていうのをもう曝露してましたよね、質問とかもぜんぜん答えずに、あの記者クラブの質問だけやって、さっさと帰っちゃたみたいなことっていうのをやってましたけども。これ今回、学校を休校させたことに関して、弾さん的にはどう思いました?

小飼:すぐに休校できるようにはしとくべきで、コロナウイルスとかを差し置いても、インフルエンザが流行する季節なわけですよ。だからこの季節に学校が休校する、そう、学級閉鎖とか学年閉鎖とかっていうのはぜんぜん珍しいわけではないわけですよ。だから台風に備えるようには、現場の教師の皆さんとかは備えてたはずなんですよね。なんだけれども、全国一斉となるとこれ別の話になるんですよね。

山路:その面倒みる親の話だったりとか。1番いかんのは、皆一斉にやっちゃうことなんだよね。結局、皆一斉には出来なかったじゃないですか。

山路:なんかやらないというところもありましたし。更に謎なのが、学童保育で空き教室を活用みたいなことを言い出して、それ学校じゃねえの? みたいな。

小飼:一体全体、何をやっているのでしょう? という。

山路:やった感は凄い出したかったということなんですかね。結局、何か対策をしてるという。

小飼:要は日本全国で組体操をやれと言ってるのと同じですよ。

山路:組体操、嫌だなあ、どんくさいから、すぐに絶対に下敷きになるな、俺。

小飼:東日本大震災の時でも、ここまで政府はパニクらなかったんだよね。なんで東日本大震災が、あれほどの大震災にも関わらず、死者行方不明者が2万人を切ったわけですよ。

山路:まあ切ったというのもあれですけどね。

小飼:もう原発が事故っちゃって原発、全部止めたけれども、まあ、そう計画停電とかもやったけれども、日本が沈没しなかったというのは、ちゃんと健全な経済を普通に動いていた経済を持つ地域があったからですよね。西日本ちゃんと動いてましたよ。もう去年は凄い台風で、関空が止まり、成田も止まりってなってて、同時じゃなかったでしょ。だから皆一斉にというのが、1番ヤバいんですよ。休んでる人たちがいなきゃいけないんですよ。楽しんでいる人たちがいなきゃいけないんですよ。

山路:うーん、じゃあ今回のやつだったら、それこそ北海道みたいなとこがまず。

小飼:荒らされましたね。

山路:閉じるとか。荒らされる? うん?

「西日本は維新で荒らされた」(コメント)

小飼:凄い余裕がなくなった。だから余裕は無駄だということで、バッサバッサ切ってるじゃないですか。児童図書館を、安藤某が作った、子供の本の何だったっけ? あれとか、本当酷いよな。まあでもちょっとその話はおいといて。

山路:今回の場合だったら、それこそ北海道はまずは休校させるとか、それがある程度、一段落、様子を見てから他の地域もやるとか、そういうふうに順々にやれば、まだマシだったっていう。

小飼:そうそう。だから全国民一丸になるっていうのが、1番ヤバいわけです。

山路:ワンチームとか最近流行ってるような言い方のやつね。

小飼:そう。

山路:これさっそく、いろんなところの不整合が出てきて、休業補償のためにいろいろ月額で、8330円でしたっけ?

小飼:バッカだなあ。すでにこの国には児童手当というシステムがあるんですよ。一度子供手当になって、子供がいれば無条件で貰えてたんですけども、今は一定以上の収入とかで、昔よりは厳しくなったといっても、でも基本的にどの家庭に子供がいてというようなことというのは、ちゃんと市町村のレベルで把握されているわけですよ。だからそれを増額するだけで良かったのに、なんで誰も言わないの、野党の皆さんも言わないのは、あれどうなってんだ? 一体。

山路:増額っていうのは本当に。

小飼:他で使える財源が使えないのか、児童手当の、わかんない、それは。わかんないけれども、何で児童手当がいいかって言ったら、まずすでに仕組みがある。だからそこに、流す金額だけ変えてやればいい。金額は毎年変わっているので。

山路:いちいち立法府で、どうのこうのやらなくてもいいわけだ、ぜんぜん。

小飼:そうそう。基本子供がいれば、よほどの高収入でない限り、よほどの高所得でない限り貰えるの。

山路:へえ。本当だ、何でやんないんだろう?

小飼:だから無職でも貰える。無職ならなおのこと貰えますよね。もちろん働いている親も貰えます。

山路:なんか今回のやつって、やたらすでにあるような仕組みとかを使わずに、たとえばインフルエンザ特別法みたいなものもあるじゃないですか。

小飼:うん、だから、なんであれを改正して今回使えるようにしましょうって、何処をいじればいいの? って僕もTwitterに書いたんですけれども。

山路:そもそも別にインフルエンザに限定してないですよね。インフルエンザ特別法って。

小飼:うん、その法には、まず新型インフルエンザ等になっているので、まずこの定義が重要ですよね。だから今回のCOVID-19が、新型インフルエンザ等に相当しないのであれば、そこの部分はいじれないので使えないんですけれども。感染症法第6条第7項に規定する新型インフルエンザ等感染症、及び同条第9項に規定する新感染症(全国的かつ急速な蔓延のあるものに限る)を言うっていうので、後者にはひっかかるんですよね。なぜそうしておかなければいけないかっていったら、この法律はSARSやMARSもひっかけることを想定してるわけですよ。
 出来たのは、だから2009年の新型インフルエンザの時なので、こういう名前になってますけれども。

山路:いろいろなんか仕組みまで整っているのに、上手く使いこなせてない。

小飼:そうそう、だから、なんでこれを避けるっていうふうに言ってた、まあ1つ凄い思いつくのは、要はこれは改正したという実績が欲しい。でもそうしたら遅れちゃうよね。

山路:うんうん。なんか、ただでさえもサッサと対応しないといけない時に、そんな改正とか面倒くさい。

小飼:そう、だから、行政府だけで出来るんだよね。だから行政府も道具持っているのに、なんで道具下さいって言わないんだ?

「自民党のメンツでしょう」(コメント)

「やってる感が」(コメント)

小飼:そう、6-9(6条第9項)に該当しないなら該当しないで、だからなんで該当しないのかっていう説明がいるでしょう。

山路:うんうん。「何を重要視してんだ?」(コメント)本当にそうですよね。さあ何を重要視しているのかと、彼らは?

小飼:はい、基本1番大事なのはオリンピックですよね。どう見ても。だからもう東京オリンピックさえ開催してしまえば、あとはどうでもいいくらいのパニックですよ。

山路:相撲を無観客試合にし。

小飼:そうそう、相撲もいらない、プロ野球もいらない。

山路:東京マラソンも一般参加はなしになった。

小飼:だけど東京マラソンはやる。なぜやるかっていったら。

山路:選考会。

小飼:マラソンの選手を選考しなければいけないから。

山路:うんうん。

小飼:でもこう言っちゃあなんですけども、いくら日本が頑張って患者も出なくしましたと、ビクビクしているIOCにもまた賄賂を渡しましたと。

山路:アハハ、いや今渡せないでしょう。

小飼:そういうふうに言っても、他の国が選手団を送れなかったら、流す、延期するしか、中止するかしかなくなっちゃいますよね。他の国は大丈夫なの? と。

山路:中国なんかでは、だいぶ終息の方向になっていくという話が。

小飼:アメリカがこれからでしょう。

山路:アメリカはガンと増えると思います?

小飼:増える……。

山路:今検査してないだけじゃないかって言われてますけど。

小飼:検査してないだけでしょう。だいたい検査に3500ドルかかると。

山路:40万円近くかかちゃうということですよね。そもそも皆保険がないから、ちょっと風邪ひいたくらいでは皆医者に行かないという。

小飼:そうなんですよ。こう言っちゃあなんですけれども、観光客程度でアメリカに行くと何が嬉しいかというと、OTC(Over The Counter)が、OTCドラッグが凄い安いんですね、アメリカという国は。

山路:OTCドラッグ?

小飼:要は処方箋がなくても買える薬。日本だったらわざわざパウチに入っているようなものも、もうボトルで。イブプロフェン500錠入りとかね。

山路:へえ、なるほどね。

小飼:はい、アメリカ行くと買えますね、やっぱし。

山路:そうかそうか、そういうところは逆になんか良かったりはするのか。

小飼:そうそう、もう医者にかからずにもう自分で治そうとするのよ。

山路:じゃあなんか本当にいざ検査してみたら、凄い数がいきなり出てきそうだな。

小飼:あとオバマケアのお陰で、明らかに1つ良くなったのは、予防接種は、インフルエンザの予防接種はかなり無料なんですよ。というのもメディケアをやりたかったら、そういう保険をやりたかったら、予防接種は無料にしないと認めないよという条文に書いたお陰で、けっこうアメリカの薬局とかをみると、Free Flu Shotというのが、そうインフルエンザの予防接種タダっていう。はっきり言って羨ましいよな。

山路:オバマケアとか相当骨抜きにされたって言われたけど、大分それどもかなりマシな。

小飼:そこの部分は。

山路:ちゃんとやってるんですね。ふーん、なんか……。

小飼:でも今回のCOVIDはそれどうしようもないからな、家で寝てるしかないからな。

山路:これアメリカでガーッときて、今から流行ったとしたら、やっぱり最短で終息宣言出せるのって、やっぱり5月とかそんなところになっちゃうのかな。

小飼:いや出せないんじゃないかな。

山路:終息は出せない? 今回。

小飼:というのも、そう、だから病原体の名前でSARS-CoV-2っていう呼び方もしてますよね。

山路:うん? SARS?

小飼:要するに、SARSの原因になったコロナウイルスの新株みたいな。という言い方もしてるんですけども、SARSほど重くない代わりに。

山路:感染力が。

小飼:SARSよりもずっと感染力があるんですよね。

新型コロナ治療薬とワクチンの可能性と近代オリンピック廃止

小飼:蔓延に、CDCとかもあるくせに、世界最強の防疫軍団を持っているくせに、何だ? っていうけれども、アメリカで感染拡大の封じ込めに失敗したっていうのは、別に珍しいことじゃないですよ。