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小飼弾の論弾 #200「日本経済に激震?東洋紡、京セラの不正問題と、アメリカが主導する資本主義の改革」
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小飼弾の論弾 #200「日本経済に激震?東洋紡、京セラの不正問題と、アメリカが主導する資本主義の改革」

2021-05-08 07:00

     「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
     無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

     今回は、2021年04月13日(火)配信のテキストをお届けします。

     次回は、2021年05月11日(火)20:00の配信です。

     お楽しみに!

    新刊『小飼弾の超訳「お金」理論』

    「ブラック労働者」をやめましょう。「お金を増やさねばならない」思い込みを捨てましょう。働いたら負け。もう労働には価値はない。理想は、誰でも自由に生きて食べていける世の中。なのに、いつまでも「お金」に振り回されるのはなぜか―――。
    『小飼弾の超訳「お金」理論』では、世界を動かしているお金の仕組みと、お金との付き合い方をやさしく解き明かします。

    2021/04/13配信のハイライト

    • コロナ絡みの話とJTB「バーチャルジャパン」、ITリテラシーと事故
    • 京セラ東洋紡の偽装問題と「日本人経営者というリスク」
    • 「UNIXの権利」と著作権制度の問題
    • 「小泉純一郎のクビ(物理)」と「国債帳消し論」とは
    • 「オリンピックはもうやめよう」とモンテネグロの借金問題
    • 『進撃の巨人』完結の感想(ネタバレ一つ)

    コロナ絡みの話とJTB「バーチャルジャパン」、ITリテラシーと事故

    山路:今日はタイトルは固めの、そういうアメリカが再構築する資本主義とか何か

    小飼:確かにあれだよね、本当はお前、熱ない? ってやりそうなことを

    山路:アメリカ大統領の額に思わず手を当てたくなるような(笑)。なんか普通にアメリカ大統領、仕事してないですか。

    小飼:アメリカ合衆国を擬人化する時はよくアンクルサムっていう言い方するじゃないですか、だからアンクルサムのおでこに手を当ててって感じだけれど。

    山路:ずいぶんまともになったなって印象がするんだけど。

    小飼:前がちょっとまともでなさすぎたというのが、その反動は大きいよね

    山路:私が見かけたのは、共和党の議員の一人がバイデンはどうも全然仕事をしてないぞと。お前はツイートをしてないじゃないかみたいなことを(笑)、発言して話題になってるという(笑)

    小飼:まっとうに大統領の仕事をしてると、ツイートしてる暇ってないでしょう。で、一応大統領としてツイートってしてるんだけども、トランプの時にはrealDonaldTrumpという、今は亡き、もう今はもう全削された

    山路:banされた

    小飼:banされたアカウントでやってたんですけども、今は本当に米国大統領を意味する、POTUSポータス、President of United Statesのアカウントでやってますよね。たぶんあれはスタッフがやってると思いますよ。本人が操作するなんていうのは。仮に本人ができたとしても、やんないでしょうね。

    山路:Twitterで国家元首が口論するのが異常なんだっつーの、っていう話ですよね(笑)

    小飼:Stop the count! だめだ……

    山路:いやいや。なんかずいぶんなんかホッとした感じはありますけどね。あと軽い話題で言うと、コンテンツの話題、あれ『進撃の巨人』がついに完結した。

    小飼:え、ちょっと待て、軽いのか? それって軽いの? (笑)

    山路:もしかしたら限定のほうでちょっと『進撃の巨人』ネタ

    小飼:(コメントを見ながら)ハマコーは中の人だったんじゃないか「だう」。「だう」懐かしいな。

    山路:あれハマコーの時って、まだTwitter、

    小飼:ありました。本当に亡くなるちょい前ぐらいですかね。だから、語尾が「だう!」だったんです。

    山路:へーへーへーへー。なるほどね。まず最初、軽めの話題、こっちは軽めと言っていいんじゃないですか、本当に。

    小飼:いや、こんなに軽くていいのかって言ったらね、やっぱりうちわですかね。

    山路:うちわから? うちわ会食。

    小飼:あんまりに軽い。

    山路:なんというか、すごくないですか。

    「『政権の耐えられない軽さ』とでも言おうか」(コメント)

    山路:関西の人っていうのは何かボケをかまさないと死んじゃう病気にかかってるんかって言う

    小飼:えーとそれって関西のせいにするのか、いや、でも32万枚とかって、それボケの範疇なのか。まあでも雨合羽もボケでしたって言い出しかねないしね。

    山路:なんかこう、うちわ、これは兵庫県ですよね、言ったのは。吉村知事はうちわ会食には言及してないんじゃないのかな。私が見たニュースで、大阪はないとは、見てないんだけど。もしかしたらあるかもしんないですけども。ただ、それにしてもこうなんだろう、そこんとこで専門家に一言アドバイスを聞くということをしないのかと思うんですよ

    小飼:やっぱりその専門家のcredibilityっていうのは、ここでまたグラついた感があるからね。

    山路:それはどれに関して? 専門家の

    小飼:いや、だからあれよ、政府が雇ったオフィシャルな専門家もあれちょっと言ってることおかしいなっていうのは、まぁ特に例えばPCRの偽陽性の話とか

    山路:ああ、専門分科会のほうも

    小飼:そうです。PCRの何が素晴らしいかって言ったら、偽陽性はほとんど考えなくていいんです。で、仮に偽陽性というのは、もっとしょぼい検査でも再検査で潰せるものでもあるんですよね。だからPCRとかも割と関係なく。なんだけども偽陽性が出るからっていうのが、検査を抑える口実として使われたじゃないですか。

    山路:それを今でも言ってんのはどうなのよって言う

    小飼:そう。今でも言ってるのはどうなのよって言うのか、それでうちわで笑ってたけれど、マスク(付け外すジェスチャーをして)こうやって食ったらまたマスクしろっていうのは、尾身先生自身がやってたから、僕はこれで全く信用できなくなった。

    山路:あー。

    小飼:もうあれは本当に何て言えばいいのかな、百年の恋もでは、もともと別に恋をしていたわけではないけれども、でも少なくとも今まで世界的に高い実績があった人だけれども、あれでぶち壊しにした感がある。

    山路:これしかし、何て言うのかな、ワクチンが日本で打てるようになるまでの時間稼ぎをみんなやっとるんでしょうかって言うか

    小飼:いや、時間稼ぎであるのであれば、何でもっとPCRバンバンやらないの。だから、これが1年前だったら、いやPCRやりたくてもできませんって言ってるけどさ、今少なくともさ、たとえば金さえ払えばできるようになってるわけじゃん、日本も。金さえ払えば。だから金払わんでもできるようにするだけでいいじゃん。

    山路:そういや割と最近私PCR検査を受けたんですけど、それ自腹でしたからね(笑)

    小飼:はぁー

    山路:まだ自腹でしたからね(笑)。うーん。いや、そんな体たらくですもんね。なんか怖い怖い怖い。

    小飼:まあでもここに来てね、第4波が来てるわけじゃん。これどう見ても第4波です、ありがとうございました、なんだけどね。

    山路:ただ大阪のなんか増え方ってちょっと異常ですよね。

    小飼:異常というのか、増える時はこういうふうに増えるもんだというのは、あちこちであるわけじゃん。大阪だと本当に、このあと2000人3000人っていうふうに、このまま行ってもおかしくない感じですね。少なくともRtを見ると。

    山路:実効再生産数の話ですよね。

    小飼:でも東京も遅れてまた今年の初めの、いくつまで行った、3000近くまで行ったんだっけ、1日に。

    山路:それは行きましたね、確か。

    小飼:なんか大阪に負けてんの、おかしいと思うんだけどね(笑)、負けてるって言っていいのだろうか。

    「気温は上がっても増えるのかな」(コメント)

    小飼:でも確かにコロナって他の感染症に比べると、あったかい時にも強かったですよね。

    山路:気温の影響もありそうではあるけれど、他の風邪なんかに比べると、暑いところでも増えてたり、ブラジルもそうですよね。

    小飼:さすがに湿気はどうなのだろうか、でもブラジル見るとね、確かにあんまり助けにならなさそうな気がする。でもブラジルの人というのは、日本よりもはるかに人同士がいちゃいちゃべたべたとくっつくのは習慣化してるというのは、それは絶対見逃せないところでしょ。ファクターX云々って言ってるけどさ、日本人は握手あまりしない、ハグなんかましてやしない。

    山路:マスクは慣れてるし。それにしてもワクチン遅いっすよね、日本。高齢者が6月でようやく。

    小飼:まあ人口が多いというのはそりゃ確かにあって、イスラエルぐらいコンパクトだと倍出すから持って来いっつってパシパシッていうのができるんだけど、でも何と言えばいいのかな、日本の場合、ちょっとあまりにも眠たくないかというのか、アメもムチも全く持ってこなくって、交渉になってないじゃん。

    山路:なんかそんなところで出せない、少なくとも高齢者分だけとか、そのなところに限定するんだったら引っ張ってこれないわけないと思うですけどね。

    小飼:だから、もう高齢者向け始めちゃっていいのというのも、だって発熱外来の人でもいつ打てるかわかんないんですよって言って、けっこう医者がプチプチとキレ始めてるじゃないですか、SNSで。高齢者に摂取する医者がまだワクチン打ててないんですけどって。やっぱり医療関係者はそりゃ絶対優先なんじゃないのっていうのも、医療関係者から打つって言うのが一番ダメなわけで、一番ダメだけれども、一番確率は高いわけじゃん。

    山路:すぐクラスターになっちゃいますもんね。

    小飼:で、密を避けられない立場なわけですよね。患者さんに触れないわけにいかないわけですよね。

    山路:これしかし、年内にもワクチンなんか行き渡るんかどうかって怪しくなってきたような気も。

    小飼:と言うのか、今のペースだと大阪万博の頃にも終わらないんだろう、このペースだと

    山路:今のペースがずっと続くっていうことはさすがにないとは思うんですけどね(笑)

    小飼:だって100万打つのにひと月かかってるわけでしょ。かける125よ。125ヶ月よ。10年だぞ、これ! 今のペースだと。やべえ、10年だよ、2025年、ごめんなさい、10年だよ。

    山路:大阪万博終わってるっていう。これ本当に東京オリンピックできんのかねっていう。

    小飼:まぁでも、いちおう口約束ベースでは、今年中に一億doses用意するよう努力する、努力するだったっけ。確約じゃないんですよね。

    山路:なかったなかった。

    小飼:でもいくら、まだ200万行ってないんだよね、日本て。

    山路:先進国の中ではなんかめちゃめちゃ最下位レベルの

    小飼:アメリカって今1日400万行ってますよ。

    山路:なんかもうほんと人口の何割とかっていうレベル、3割とかそれぐらいじゃなかったでしたっけ。

    小飼:アメリカまだ打たないと、目に見える効果を、今は増えてないけども、ワクチンのおかげかどうかというのは微妙なんだよね。今のアメリカは。またあれじゃん、インドがぐんぐん伸びてて、インドがやばい話になってるじゃん。やっぱりこれ、ワクチンのおかげで抑えられましたって確実に言えるのはイスラエルとイギリス、今のところ。

    山路:イギリスなんかすごい効き目ありましたもんね。mRNAワクチンすごいっすな。

    小飼:イギリスはたぶん一番、どうなんだ、アストラゼネカがメインじゃなかったっけ。

    山路:ああそうかそうか、工場があるわけですもんね。EUからもよこせって言われたぐらいの。そうか、mRNAワクチンだけじゃないか、効いてんのは。

    小飼:まぁmRNAワクチンが一番効く、今のところは効いてるんだけども。あとアメリカだともうジョンソン&ジョンソンのも始まってて、あれは一発でいけるんだよ。だから、ワンショットでいいんだよね、分けて打たなくてもいいんです。

    「中国のワクチンの有効性50パーセントらしい」(コメント)

    小飼:いやまぁ、でもじつは普通のインフルエンザワクチンってそんなものですよ。

    山路:じゃあ中国製なら特別に悪いわけじゃないわけだ。

    小飼:けれども、やっぱりモノがモノだけにもっとよくあって欲しいっていうふうには思うね。あとスプートニク、どうなってんだ。

    山路:ロシア製の。ロシア製のはまぁ生産能力はそんなにないのかな、あんまり聞かないっすよね。

    小飼:いやロシアでは使ってるし、輸出もされてるはずだけれどもね。

    山路:それにしてもmRNAワクチンの有効性がちょっと飛び抜けてますよねっていう

    小飼:なんか「嘘だろ、おい」レベルだよね。たしか今のところ、コンベンショナルなワクチンの中で確か一番効くやつって麻疹のやつですけれども、と、だいたい同じぐらいだと。これ、とんでもなく効くよ。

    山路:95パーとかでしたかね。

    小飼:半端ない。そうだ、変異株にも強いんですよね、ありがたいことに。しかも変異しても、

    山路:コード化してやればいいという

    小飼:そう、ワクチンの再設計というのも格段に楽なわけで。

    山路:悪いところがないというのはすごい。冷やさなきゃいけないぐらいか。じゃあちょっとそのITっぽい話に行きますか。いくつか今日って割とでかいIT絡みの話があったんで、そこんところでは軽めのニュース

    小飼:イットの話、イットの話

    山路:あの(笑)、バーチャルジャパン、昔からよくあったそういうバーチャルジャパンを作ろうみたいな話があるんですけど、これがまた新しいのが出てきたという。JTBから。これも、

    小飼:もうもう、早くも

    山路:出す前から笑ってる(笑)

    小飼:早くも笑(ワラ)が出ている。

    山路:北海道のやつ、カニが出てるやつ、そうですよね。あれ、私もちょっと動画見たんですけど、何でこれを社長がドヤ顔してプレゼンできるんだっていう。

    小飼:なんかさ、セカンドライフを思い出したとかっていう人もいるんだけど

    山路:セカンドライフのほうがぜんぜん出来いいですよ(笑)

    小飼:だから、それもあって、さらに遡って、たぶん視聴者の皆さんの中には若すぎてご存じない方もいらっしゃると思うんですけど、かつてフランキーオンラインというサービスがございまして(笑)

    山路:高城剛さん

    小飼:高城剛さんがプロデュースしてたやつで(笑)、それぐらいまで遡るんじゃないかと、最初見たときに。

    山路:フランキーオンライン、あらためて画像検索してみたら、え、ぜんぜんおしゃれじゃないですか、このJTBのサービスより(笑)。このJTBのサービスで気になったのが、そのインタビュー記事で言ってるのが、もう明らかに自治体から金取ろうとしてるんですよね。自治体と一緒にやってくみたいな。

    小飼:でもさ、あの出来であれば全部自分でやるというよりも、Minecraftにワールド作るとかさ、確か国としてはデンマークだったっけな、全国土を

    山路:Minecraftで再現するみたいなの、ありましたね

    小飼:移植しましたっていうのがあって、それ借りてきてやればいいというわけにはいかないのかな。

    山路:Minecraftでああいう精密に作るのって、もしかしたらむしろそっちのほうが職人技いるのかもしれないですけどね。

    小飼:少なくともこの納期ではできんわな。デンマークの場合、かなり用意周到だったはずよ。しかも確かレゴって、デンマークじゃなかったっけ。

    山路:ああ、そうか、なんか北欧は北欧ですよね。

    小飼:だから、あれだもんね、Minecraftってすごい乱暴な言い方するとバーチャルレゴだもんね。世界がレゴで出来てるっていう。であれば、伝統があったという見方もできるわな。

    山路:それにしても、つまりここで怖いのが、その社長のドヤ顔で、つまりその社長っておそらくバーチャル、VRとかそういうことをたぶんぜんぜんやってないからわかんないってことですよね、これがいいものなのか悪いものなのか

    小飼:あ、あった、さらに遡ると『バーチャファイター』ってあったじゃん

    山路:『バーチャファイター』のほうがまだ全然いいですよ(笑)。『バーチャファイター』、今見てもなんかそれなりに新鮮な感じはあると思うんだけどもな。

    小飼:なんかすごいよ、本当に2021年なのか。

    山路:ちょっとね、日本のこれ、「世界よ、これが今の日本だ」みたいな感じなのかって感じですけど。あと、

    小飼:なんか天下一武道館にやってきたミスターサタンみたいな。

    山路:2021年ですからね。

    小飼:2021年だよね。

    山路:その文脈で言うと、最近またいくつか個人情報の流出みたいなのが話題になってて、Facebookがまた5億3300万人流出して、まぁ通常運転だからもういいとして(笑)

    小飼:いいのかー!

    山路:Facebookから流出してない情報があるのかって話なんですけど(笑)

    小飼:本当にあるのかしらね。さすがにログインのcredentialとか、そういうところまでは抜けてないよなとは思いたい。

    山路:それと同じような感じで報道されて気になったのが、TrelloっていうToDoサービスあるじゃないですか。

    小飼:はいはいはい。僕が関わってるところでもけっこう、あちこちで使ってますよ。

    山路:便利ですよね、すごい、こうボード作ってそこでカード移動してToDo管理できて、すごい私も使ってるんですけども、その公開範囲の設定を間違えて、

    小飼:あれですね、world readableにしちゃったって言う

    山路:そうそうそう。世界から読めるようになっちゃった。まぁいくつか言われてんのがあって、「チームに公開」と「公開」とあって、それを間違えちゃったんじゃないかみたいな報道してるのもあったりとか

    小飼:でも、デフォルトで公開ではないはずだよなぁ

    山路:デフォルトでは非公開ですね。

    小飼:でしょ?

    山路:チームどころか。

    小飼:だよね。

    山路:で、メディアとかがえらくTrelloが悪いっぽい感じで、

    小飼:メディアの中にやらかした人がいるんじゃね?

    山路:なるほどな。

    小飼:すごい下衆の勘ぐりではあるけれども、P2Pの、

    山路:あー、WinMXとか、えーとWinny

    小飼:そうそうそう、Winny。すいません、金子さんの名前はすぐ出てきたんだけど、Winnyが出てこなかった。結局、金子さんが難癖つけられたのも、警察の中で使ってた奴がいるんですよ。いて被害にあった奴がいるんですよ。

    山路:なるほどね、なるほどね。しかも今時、そういう公開機能持ったサービス、当たり前じゃないですか。

    小飼:だから、逆恨み、Trelloに関してはちょっと逆恨みっぽいよね。

    山路:ただそこであえて、問題提起と

    小飼:それ言えばさ、GitHubに間違ってあれだよね、

    山路:SMBCのソースコード?

    小飼:そうそうそう、あとAWSのキーとかを上げちゃう、やらかしっていうのはさ、何千の単位であるわけじゃん。だけどもさ、別にGitHubそれで責められるわけじゃないじゃん。

    山路:そこんとこでそれもちょっと思ったんですけど、GitHub使う人っておそらく普通のユーザーよりはずいぶんITリテラシーも高いっすよね。

    小飼:そうだね。

    山路:で、そこまでのこと、これからどんどん普通の人がもっと今までそういうことに詳しくなかった人も使っていく際の要求されるリテラシーって、一体どこまでが妥当なんだろうって、これをつまり、Trelloで公開しちゃった、に設定したやつのリテラシーがないと責めるだけでよいのだろうかという気もするんですけど

    小飼:よいのだろうか云々も、まぁしょうがないよね、やっぱり事故りながら大きくなってくんですよね。だから、事故がないと発達しないという、すいません、すごい投げやりな言い方になってはしまうんだけれども。でも、本当に事故のない交通機関っていうのはないわけじゃん。事故のたんびに安全になっては来てるけども、100パーセントにはいまだになってないわけだし。それを考えると、逆にまだこの程度で済んでるって言ってしまってはまずいかな(笑)。だってさ、ICBMのパスコードが0000だったっていうのもあったわけじゃん。だから、

    山路:そうなんすか(笑)

    小飼:いや、この番組でも取り上げたよ。

    山路:それICBMでしたっけ。そうかそうか。

    小飼:まだ当時はネットに繋がってなくてよかったなっていう

    山路:あーそうかそうかそうか。はいはいはい。ありましたね。

    小飼:いや本当に事故は起こす、なんですよね、もうトーマスじゃないですけれども。

    山路:そうか。もう最初からそういうことを、何かやたら安全策を張りまくってみたいなことって不可能なんだから

    小飼:それでちょっと話が飛んじゃうようなんですけれども、でも原子力に関しては、それが許されて、割と初めから許されてなかったですよ。

    山路:ああ、原発

    小飼:はい。だからね、結局原発が鳴かず飛ばずだってって言うのは、そこデカいんだよね。失敗がもう始めから許されなかったという。

    山路:なんかほんと、第二次世界大戦の日本軍みたいな感じで、最初から(笑)。それで結局改良されることもなく、何かまずいことがあると隠蔽してみたいな形で。

    小飼:そうなんです。で、困ったことに日本だけの話でもないんですよね。

    山路:原発に関してってこと?

    小飼:はい、アメリカでもシルクウッド事件っていうのがありましたしね。だから、およそ巨大産業には巨大事故と巨大隠蔽っていうのがつきものではあるんですよね。フォルクスワーゲンのディーゼルゲートにしても。

    京セラ東洋紡の偽装問題と「日本人経営者というリスク」

    山路:じゃあその文脈で、なんか事故と言うか隠蔽の話、行っときましょうか。最近の、あまりにも話題になってないことがちょっと気になってるんですけれども。

    小飼:そうなの。

    山路:この京セラと東洋紡の問題ですよね。これ、どこだ、これリンク。これ、本当にきちんと報道してるのが日経クロステックぐらいなんですよね。日経新聞もちょこちょこっと単発の記事ではいくつか出てるんですけれども、ほとんど言及がないのが非常に不気味なところなんですよ。何かって言うと、アメリカのほうでUL規格って言うんですかね。

    小飼:はい、あります。

    山路:そういう工業製品とかのデファクトスタンダードになってる、まあそう言う工業規格があって、そこんところの審査をいちおう通ったものが工業製品で使われてるんですけれども、京セラと東洋紡がやったのは、審査する時に出したサンプル品と顧客に売ってる物が違ったっていう

    小飼:実はディーゼルゲートと同じなんですよね。

    山路:ディーゼルゲート、フォルクスワーゲンの。

    小飼:フォルクスワーゲンのは、当局に出す、この場合はまあ当局といっても政府ではなくて。こういうのの嘘っていうのは、年々大きくなるんだよね。

    山路:しかもこの規模がまた半端ないと言うか、京セラとか東洋紡が出してるのって、自動車なんかで使われてる、そういう素材部品なんですよね。安全性にかなり関わってくる。それに関して

    小飼:そうなんです。タカタのエアバッグみたいなことにならないかな。あれは会社をすっ飛ばすぐらいのスキャンダルになりましたよね。

    山路:今回のその京セラとか東洋紡も、一回二回とかそういうんじゃなくって、なんか20年とか、それぐらいのスパンだったりとかするんですよね。これって懲罰的ななんか喰らったら、京セラとか東洋紡のクラスでも丸ごと飛ぶんじゃないかという話になりそうな気がするんですけど、いかがでしょうかと。

    小飼:いや、嘘というのはどれほどの罪なのかというのは、やっぱり時代によっても変わってるんですけれども、格段に重くなりましたね。

    山路:影響力が

    小飼:影響力がっていうことですね。

    山路:グローバリズムもあったりするし。

    小飼:というのもあるし、複雑な機械が増えたわけです。その機械の部品のスペックで嘘をつかれると、全部壊れるわけです。本当にただのOリングがぶっ壊れただけでもシャトルが吹っ飛んじゃったわけです。

    山路:あれ、ほんとそういうところにもしもこの素材とか使われたらどうすんだっていう話ですよね。

    小飼:で、ディーゼルゲートでは死者は出てないはずですね。フォルクスワーゲンは嘘をついてたわけですけれども、少なくともそれで人身事故が増えたとかっていうのはないわけです。それであれだけのペナルティを食らったわけです。そのおかげで一生懸命EVシフトしてますけれども。あれがなければ、もっともっと渋かったはずですけど、それはそれはおいといても。

    山路:これしかし、向こうのそういう弁護士とか、そういう事件を洗い始めてんじゃないかって気がするんですけど。死亡事故につながってるような。

    小飼:いや、向こうだけではなくて、これ日本国内だってそうですよ。スペックに嘘のある部品を入れてぶっ壊れたら、日本でだってそれは事故起きますからね。

    山路:日本とはその規格自体が、審査基準自体が違うから、それがどうなのかってはまだわかんないですけど。

    小飼:違うけれども。で、日本のそう言うとか製品表示とかっていうのは一般人レベルだとものすごい甘いですよね。

    山路:一般人レベル?

    小飼:要するに、メーカー、ベンダーに対してすごい甘い。

     
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