和術慧舟會HEARTS総帥にしてAmebaTV格闘技チャンネルで解説を務める大沢ケンジ師匠の格闘技談義! 今回のテーマは「マクレガーvsアルバレス」「青木vsフォラヤン」です!




大沢 いやあ、コナー・マクレガーは今回もホントに凄かったですねぇ!!

――凄かったです! あのエディ・アルバレス相手に完勝ですからね……。

大沢 これね、わかってない人が多いんで一度整理すると、マクレガーはアルバレスに挑戦する立場なんですよ。

――マクレガーはフェザー級王者ですけど、今回は2階級制覇を目指してアルバレスのライト級王座に挑戦しましたね。

大沢 上の階級のチャンピオン相手に内容で圧倒して、あんなにおちょくった挑戦者がいままでいるか?って話で。だって、両手を背中の後ろに回して隠しながら戦ったりしてたでしょ。

――『ドカベン』に出てくる、わびすけの両手投げでしたね、まるで(笑)。

大沢 いままで試合内容で圧倒した挑戦者はいるけど、試合中に余裕を見せながらチャンピオンになった奴はいないですよ。たいていの挑戦者は必死になって勝ちに行きますからね。

――マクレガーは格上感がありましたね。

大沢 マクレガーって、タイトルに絡み始めてからの試合はすべて衝撃を起こしてるじゃないですか。チャド・メンデス、ジョゼ・アルド、ネイト・ディアス2連戦……そして今回のアルバレス戦。

――神ってますよね(笑)。だいたい8試合連続パフォーマンスナイト獲得っておかしなことやってますよ!

大沢 今回のアルバレス戦が一番低調じゃないですか……あれで!(笑)。

――あの内容で低調!!(笑)。

大沢 凄く衝撃でしたけどね(笑)。

――「最強決定戦」なうえに試合が毎回爆発的に面白いって無敵ですよね。

大沢 ホントにそう(笑)。

――面白いけど最強を決める試合ではなかったり、最強の道が見えない試合はありますし、最強決定戦
なのに面白くなかったりすることもあります。

大沢 そんなのしょっちゅうですよ(笑)。もったいないのは、このマクレガーの衝撃が日本では伝わってないことなんですよねぇ。ホントもったいない!


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