多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマはアンディ・サワー契約問題です!



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・「30代のアジア人でもUFCと契約できます!」

・格闘家の皆さん、契約書はちゃんと読みましょう!!





――マネジメントの立場からすると、アンディ・サワーの契約問題はどう見えるんですか?(榊原信行がアンディ・サワー問題を語る

シュウ 私は契約の詳細は知らないんですけども、RIZINとサワーは口頭契約ということですよね。サワーはシュートボクシング経由で契約をしていたそうですが、RIZINさんを非難するわけじゃないですけども、どんなビジネスも口頭契約だけでカードを発表しちゃうのはマズイんじゃないかなとは思いますね。

――榊原さんも「こちらの脇が甘かった」とは言ってますね。アンディ・サワーとシュートボクシングは太い絆で結ばれていただけに、こうなるとは思ってなかったのかなと。

シュウ 長い付き合いですし、「まさか」というところはあったんでしょうね。

――詳細はわからないとのことですが、口頭合意の有効性ってどこまであるんですか?

シュウ 日本だとメールのやり取りだけでは契約として認められないじゃないですか。ただアメリカだとメールのやり取りだけでも効力はあるんです。これが電話だけのやりとりだと記録がないわけですから、厳しいですけど。基本的にどの団体も複数回契約を交わして、試合のたびに試合合意書というものを発行してサインするんですよ。そこまでやってからカード発表する。これからはその工程をちゃんと踏むしかないですよね。 

――独占契約を交わしていない中で口頭合意だけで済ませていたのはRIZINのミスなんでしょうね。

シュウ ただ、これまで長いあいだシュートボクシング経由でブッキングされて活躍してきた選手なので、どんな理由があるにせよアンディ・サワー側も、もうちょっとやれることがあったんじゃないの? と思いますね。五味さんと戦ってからONEと契約してもいいじゃないですか。またはONEと契約しても、この五味戦だけは約束しているからこの1試合だけはやれる契約で。ONEにとってはSuper Seriesでサワーを使いたいんだと思うんで、MMAで五味選手に負けてもそんなにキックの戦績的にはダメージないですし。

――サワーはMMA2勝3敗ですし……。

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