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多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマはRIZINライト級GP王者ムサエフはUFCと契約するのか?です!!(ニコ生配信されたものを編集したものです)
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――RIZINライトヘビー級チャンピオンのイリー・プロハースカと、RIZINライト級GPを制したトフィック・ムサエフにUFCからオファーがあったようで、イリーはUFCと契約を結びました。他団体には「チャンピオン契約」という項目があって自動的に更新されるケースもありますが、今日はその契約について聞かせてください。
シュウ わかりました。まず前提として世界中のメジャー団体は基本的に選手と複数回契約を結んでいるんですよね。同時に契約期間というものもあって、4試合結んだとすればその期間は20ヵ月から25ヵ月程度。この契約は現役引退をしても逃れられないんですよ。そんなことが許されるなら引退してから1年後に違う団体で復帰できちゃいますから。
――一度はUFCで引退したステファン・ボナーはUFCと交渉することでベラトールで復帰しましたが、そこらへんは契約元の団体次第ってことなんですね。
シュウ もうひとつ。試合のオファーを断り続けて契約期間を過ぎるのを待つこともできないんです。その場合は契約期間が延長される。それがだいたいのスタンダードなんですね。で、ここからが今回のイリーやムサエフの話にも繋がるんですが、契約した試合数を消化すると独占交渉期間に入るんです。その1ヵ月や2ヵ月のあいだは他の団体とは交渉することができないんですよ。
――独占交渉期間のあいだに選手の納得できるオファーが出せるかどうか。
シュウ はい。その独占交渉期間が終わればマッチング期間に入ります。選手が他団体と交渉して、提示された条件を元の団体に伝える。その条件が出せるのであれば選手は元の団体と契約しなければいけない。マッチング期間は1年ぐらいかかることもあるんですよ。
――長い!
シュウ 長いように感じますが良い条件を引き出せるかもしれませんし、団体によってはマッチング期間を放棄する場合もありますから。今回のイリーやムサエフに関して気になったのは、試合が終わって30日にも経たないうちにUFCからオファーがあったことを公にしてることなんです。
――彼らとRIZINは、いまシュウさんが説明した独占交渉期間やマッチングピリオドがオプションとしてついていない契約だった可能性がある。
シュウ もしくはUFCとの交渉する許可をRIZINにもらってる可能性がありますよね。
・イリーは1年前にUFCのオファーを断っている
・RIZIN外国人選手獲得に暗雲? アメリカの第3団体PFLの躍進
・UFCはそこまでムサエフ獲得に熱心ではない?
・公開されているファイトマネーは正確な金額ではない……
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コメント
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この放送を聞いてましたがずいぶん恣意的な誘導質問が多かったなと感じました。
イリーの移籍について「Rizinの力が落ちる」なんて少数しか言ってないですよね。
そもそも選手の移籍って団体にとって全てが不利益ではないと思いますし。それこそ相手が用意できないとか、母国での反響が少ないとか。
80億円、数字のソースがよく分からなかったんですが、
なるほどアイルランド収益全てを含めればあり得るかも、
という感じですね。