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多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは再開UFC、動き始めたRIZINです!!(ニコ生配信されたものを編集したものです)
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・【1万字リポート】コロナ禍のアメリカで何が起きているのか?
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――シュウさんがお住まいのニューヨークは新型コロナで大変な状況が続いてますが……。
シュウ まだまだ大変ですねぇ。私が住んでるクイーンズの死亡者数は日本の10倍以上あるんですよ(苦笑)。
――ひえっ!!
シュウ まあニューヨークは大変ですよね。物乞いの人も増えてきましたし。こないだなんてホームレスの人が歩道でおしっこしながらぐるぐる回っていたり、お尻を出してクソしてましたからね(笑)。
――酷い!!(笑)。
シュウ さすがに警察を呼びましたけどね。笑うのは不謹慎かもしれないですけども、笑って過ごすしかないです。 ニューヨークはホントに感染者が多いですよねぇ。
―― アメリカって手洗い・うがいの習慣はあるんですか?
シュウ あんまりあるとは言えないですね。ある記事に載っていたのはアメリカで感染者数が多いのは、部屋でも土足という理由もあるなんじゃないかと。私は一理あると思うんですよ。なぜかというとハワイは60年ぐらい前から靴は履かない生活習慣があるんですよ。で、ハワイは感染者が少ないじゃないですか。現時点でも死亡者も17人だそうですし。ニューヨークみたいな汚い街を歩いて土足のまま家に帰ってベッドに飛び乗れば、それは感染者が増えてもおかしくはないですよね。 そんな感じなので、いつ経済が再開されるのか見通しが立ってないのでみんな困ってますね。私の家にホームスティしている魅津希ちゃんがフィジカルトレーニングのために通ってるジムがあって。そこに「内緒で開けられないか」という交渉をしてみたんですけど(笑)。
――内緒で!
シュウ こちらでは3ヵ月間は商業物件の家賃を払わなくていい、という法案が通ったので、ジムのオーナーは家賃を払ってないんですね。でも、1日でも開けたのがバレたら 家賃を払わなきゃいけないんです。だから無理だと。いろいろと探して魅津希ちゃんのために開けてくれるジムを見つけたんですけどね。
――マネジメントとしてやらなきゃいけないことが増えてるんですねぇ。
シュウ やっぱり試合をしてもらってファイトマネーのパーセンテージをもらうのがマネジメントですからね。試合環境を用意するのが仕事ですよね。いまニューヨークでできる練習といえば公園でミット打ちするとかチームメイトと待ち合わせてマススパーするとか、友達のガレージにあるマットの上で練習するとかいった程度なので、ちゃんとした対人練習はできてないファイターは多いです。魅津希ちゃんも本来ならば弟の井上直樹くんと同じように日本に帰したほうがいいのかなと思ったんですけど、彼女のP1ビザをインヴォクタからUFCに移行してる最中で。コロナのせいで更新作業がストップしてるんですね。だから帰国しちゃうとアメリカに入国するときに面倒なことになりかねないんです。
――そういう理由からニューヨークに留まっているんですね。
シュウ それにフロリダにいる佐藤天選手もそうなんですが、UFCファイターはアメリカにいたほうが試合は組まれますからね。ちなみに日本に戻った(佐々木)憂流迦くんは4月に骨折したアゴの手術をする予定だったんですが、コロナの影響で延期になってます。いまはどうしてもコロナ患者や重病患者が優先されちゃいますからね。 手術が終わってから対人練習を始められるということを考えると、大晦日にカンバックできたらなあとは考えてるんですけど。
――シュウさんのツイートだとRIZINの榊原信行さんや笹原さんとZOOMでミーティングを行なったとか。
シュウ RIZINに関してはジャンさんにオフレコでいっぱい話したいくらいなんですけど(笑)。
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