ボクシングの話になるが、約一ヵ月前の3月10日にニューヨークで行なわれたIBF世界ライトヘビー級タイトルマッチで、バーナード・ホプキンスが王者のタポリス・クラウドに判定勝ちして、自身の持つ46歳4ヵ月での最高齢世界王者の記録を抜く、48歳2ヵ月での世界王者に返り咲いた。
ちなみに、このホプキンスの前の記録保持者は、19年前に歴史に名を残す伝説のボクサー、ジョージ・フォアマンなのだ。ジョージ・フォアマンが45歳9ヵ月で世界王者になったときは、日本でも最高齢世界王者でニュースになっていたので、そんな事もあったなぁとこの記録を思い出される方もいると思う(MMAの世界ではUFCの王者の最高齢はランディ・クートウァの44歳2ヵ月だ)。

 この記録が本当に凄いのは、コンタクトスポーツで、さらに高い持久力も必要とされるボクシングで、ピラミッドの頂点にいるのが50手前のおっさんということだ。