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「GSP対ニック」延長戦 -- 小数点疑惑事件とは何か■北米通信『MMA UNLEASHED』
3月16日にカナダのケベック州モントリオールで開催されたUFC158「ジョルジュ・サンピエール vs. ニック・ディアズ」で、GSPが実は計量超過していたところを、現地アスレティックコミッションがお目こぼししたのではないかという「小数点疑惑事件」(Decimal Gate)。最初はニックお得意の難癖にすぎないとも思われていたこの話題、その後UFCをも巻き込んで、思わぬ展開を見せている。そこで今回はここまでのコトの顛末を日付順にまとめてみた。
3月15日
試合前日の公式計量。両選手とも合格。ニックは169パウンド、GSPは170パウンドと発表。
3月25日
「小数点疑惑」発覚。UFCシニアバイスプレシデントのMike Mersch氏がニックに対して、公式計量の数時間前に次のように語ったビデオがニック陣営によって公開された。「万が一に備えて、キミとジョルジュにはあと1時間の余裕があるから。それに、コミッションは小数点以下は切り捨てる。だから、170.2パウンドでも、170.9パウンドでも、計量結果は170なんだ。ちょっと覚えておいてほしいのは、これってオフレコだからね。とにかく、171未満なら計量合格だ」
ビデオの中でニック陣営は、そういうことをなぜ今日になって言い出すのか、GSPの減量が間に合っていないからではないのかと異論を唱えている。
3月26日
ニック・ディアズがケベック州アスレティックコミッションに異議申し立てを公式に申請。薬物検査の不十分と、異例の計量方法に抗議し、GSPからタイトル剥奪を求めている。異議申し立ての文書より。
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