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非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part112大好評記事16本13万字で600円!!(税込み)
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part112
RIZIN代々木で平本蓮を破った斎藤裕インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)
――2年ぶりの勝利おめでとうございます!
――一部では「塩試合」みたいに言われてますけど……勝利はどんな味ですか?
斎藤 全然しょっぱくないです(笑)。
――ハハハハハハ!
斎藤 最高ですよ。勝ったらなんでもいいとは思いますけどね。
――勝っても納得がいかなかったことってあるんですか?
斎藤 うーん、ただ本音のところでは、ケラモフ戦はどうかな?と思いましたけど。内容的にもあんな感じだったんで。
――ケラモフの反則三昧がポイントになってしまって。
斎藤 ちょっと後味が悪いというか。お互い出し切ったうえでだったら、まだいいんですけど。もうちょっとなんとかならなかったのかなっていう感情はありましたね。せっかくの東京ドームだったし。
――今回の平本戦は内容も含めて納得できたんですか?
斎藤 はい。やっぱり強かったですね。思ったより、すごくしっかり練習してきていることを感じました。もうちょっと楽にいけるかな……って考えもあったんですけど、途中から「これは3ラウンドになるかもな」と。
――いろんなシチュエーションを想定して臨んだんですね。
斎藤 そうですね。背中を付けることができたら、うまくいったら一本獲れると思いました。1ラウンドで獲れなくても2、3ラウンドでいけるかなと。そこまで持っていけなかったんで、ちょっと時間かかるなって。最終的にフルラウンドになってしまいましたね。1ラウンドの四つからのテイクダウンで立たれて、そこからもう1回トライしようと思ったんですけど、ちょっと対応がうまいなって思ったんで。これはちゃんとやらないとテイクダウンできないかもなって思い直して。背中は見せてくれるかなと思ったんですけど、小手で巻いてやってきたんで、あれはちゃんと練習してきてるってことですね。
斎藤 ケージを背負ってディフェンスして、それに耐えて打撃っていう選択だったのかなって思ったんですけど、組みを受けてくれるんだったら大丈夫かなと。
――試合を通して危機感をおぼえた瞬間はありましたか?
斎藤 効かされてないんで、打撃で。なんかわかんないけど、顔が切れたり鼻血を出したりしてるんですけど(苦笑)。「効いた!」「うわ、イヤだな!」っていう打撃はなくて、たぶんケージ際のコツコツなのかな。スタンドで効いたのは足を蹴られたぐらいで、こんなに蹴られたことはなかったです。蹴りは早かったですよね。サウスポーのインロー。さすが立ち技出身。
――ここまでテイクダウンを許さなかったのは意外だったけど、逆にパンチで攻められなかったのも意外というか。
斎藤 本人も背中をつけたらヤバイってのはあったと思うんで、全力で凌ぐ、全力で立ち上がるってい
う。でも、それが結果的に彼の攻撃力や体力を奪ったと思いますね。
斎藤 どっちにしても自分がどんどん仕掛けていく試合をやろうと思ってました。
――1ラウンドの平本選手は、やや後ろ重心だったんじゃないですか。途中で前傾になりましたけど、また後ろ重心に戻した。そのへんはどう察知されてたんですか?
斎藤 そこはセコンドの岩崎(達也)さんの指示どおりに本人が動いてたのかなとは思うんですけど、ボクはあんま気にもならなかったです。どっちだろうが大丈夫かなと。
――平本選手の手数が出ていないんじゃないかという声が一部ありますが、対峙してどう思われました?
斎藤 最初はサウスポーで構えましたね。ボクはサウスポーのほうがやりやすいなと思ってましたけど、距離を取って入り際に合わせるってことを狙っていたと思ったんです。自分のテイクダウンのプレッシャーに対して、どんどん下がっていって受けになった感じがあったかなって思ったので。ボクはサウスポーでもオーソでもやりやすかったですね。
――入り際に合わせてくるプレッシャーは感じましたか?
斎藤 狙ってるなとは思いました。もともと時間をかけてやるつもりではいたので、入れるときに入って倒しにいくという簡単なプランというか。対応できなかったらドミネーターさんみたいな感じになるのかなと思ったんですけど、向かい合ってみて大丈夫だと思いました。
――一瞬バックを突かれたじゃないですか。
斎藤 1年前ですよね。それは成長してますね。いろんな組み技の攻防を覚えてきてるというか、違和感はなくなってきてるとは思うんですけど……それはディフェンスに関してはですね。
――ディフェンス以外が今後問われてくるっていうことですか?
斎藤 ちょっと説明するのは難しいんですけど、組み技を受けながら、打撃で攻めるのって疲れるし、打撃も少し誤差が出てくるというか。打撃だけで考えれば手も張らないし、組み技をやらないほうがきれいに出せると思うんですけど、ああいうグチャグチャな攻防をやると手がパンパンなってくるし、その状態でしっかり相手を狙って打撃を打つ。その厳しさは経験しないとわかんないんですよね。
――そこは練習だけでは身につかない。
斎藤 練習と試合ってやっぱり違うんで、そこを実戦で感じて自分のものにするのが難しいんですよね。そこはアマチュア経験も大事だし、それはやらないとわからない。彼にその景色を見せられたかなと思いました。
――打撃と組みという異なる技術が不規則に絡み合う競技の過酷さですね。
斎藤 本当に試合と練習では違うんですよ。そこはいろいろ感じてもらえたらとは思ってました。
――判定って割れると思いました?
斎藤 ……「ウソだろう!?」って声が出かかりましたね(苦笑)。
13万字・記事15本詰め合わせセットはまだまだ続く……
◎斎藤裕、平本蓮戦を振り返る…「ボクのほうが負けられない状況でした」
◎「自分に負けました」……平本蓮、斎藤裕戦を反省する
◎【MMAミステリー】牛久絢太郎はなぜ引き込んだのか? ■セコンド横田一則
◎【ミノタウロスの迷宮】RIZIN代々木を語ろう■笹原圭一
◎RIZIN有明、超RIZIN!! 笹原圭一の「気分はインスタライブ」
◎井上直樹vsアーチュレッタを絶対に見返したくなる話■セコンド水垣偉弥
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◎【カラダの研究】計量失敗する人・しない人■タケ ダイグウジ
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◎K-1MAXのあの日から繋いできたRIZIN代々木の熱
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◎WWEが人種差別的なストーリー? シナリオライターの告発
◎ビンス・マクマホンの幕引きはいつか■斎藤文彦INTERVIEWS
◎遺されたエディ・ゲレロファミリーの告発と確執
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RIZIN代々木で平本蓮を破った斎藤裕インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)
――2年ぶりの勝利おめでとうございます!
斎藤 ありがとうございます!
――一部では「塩試合」みたいに言われてますけど……勝利はどんな味ですか?
斎藤 全然しょっぱくないです(笑)。
――ハハハハハハ!
斎藤 最高ですよ。勝ったらなんでもいいとは思いますけどね。
――勝っても納得がいかなかったことってあるんですか?
斎藤 うーん、ただ本音のところでは、ケラモフ戦はどうかな?と思いましたけど。内容的にもあんな感じだったんで。
――ケラモフの反則三昧がポイントになってしまって。
斎藤 ちょっと後味が悪いというか。お互い出し切ったうえでだったら、まだいいんですけど。もうちょっとなんとかならなかったのかなっていう感情はありましたね。せっかくの東京ドームだったし。
――今回の平本戦は内容も含めて納得できたんですか?
斎藤 はい。やっぱり強かったですね。思ったより、すごくしっかり練習してきていることを感じました。もうちょっと楽にいけるかな……って考えもあったんですけど、途中から「これは3ラウンドになるかもな」と。
――いろんなシチュエーションを想定して臨んだんですね。
斎藤 そうですね。背中を付けることができたら、うまくいったら一本獲れると思いました。1ラウンドで獲れなくても2、3ラウンドでいけるかなと。そこまで持っていけなかったんで、ちょっと時間かかるなって。最終的にフルラウンドになってしまいましたね。1ラウンドの四つからのテイクダウンで立たれて、そこからもう1回トライしようと思ったんですけど、ちょっと対応がうまいなって思ったんで。これはちゃんとやらないとテイクダウンできないかもなって思い直して。背中は見せてくれるかなと思ったんですけど、小手で巻いてやってきたんで、あれはちゃんと練習してきてるってことですね。
――想像以上に平本選手が対応してきたと?
斎藤 ケージを背負ってディフェンスして、それに耐えて打撃っていう選択だったのかなって思ったんですけど、組みを受けてくれるんだったら大丈夫かなと。
――試合を通して危機感をおぼえた瞬間はありましたか?
斎藤 効かされてないんで、打撃で。なんかわかんないけど、顔が切れたり鼻血を出したりしてるんですけど(苦笑)。「効いた!」「うわ、イヤだな!」っていう打撃はなくて、たぶんケージ際のコツコツなのかな。スタンドで効いたのは足を蹴られたぐらいで、こんなに蹴られたことはなかったです。蹴りは早かったですよね。サウスポーのインロー。さすが立ち技出身。
――ここまでテイクダウンを許さなかったのは意外だったけど、逆にパンチで攻められなかったのも意外というか。
斎藤 本人も背中をつけたらヤバイってのはあったと思うんで、全力で凌ぐ、全力で立ち上がるってい
う。でも、それが結果的に彼の攻撃力や体力を奪ったと思いますね。
――MMAは連動しているわけですね。
斎藤 どっちにしても自分がどんどん仕掛けていく試合をやろうと思ってました。
――1ラウンドの平本選手は、やや後ろ重心だったんじゃないですか。途中で前傾になりましたけど、また後ろ重心に戻した。そのへんはどう察知されてたんですか?
斎藤 そこはセコンドの岩崎(達也)さんの指示どおりに本人が動いてたのかなとは思うんですけど、ボクはあんま気にもならなかったです。どっちだろうが大丈夫かなと。
――平本選手の手数が出ていないんじゃないかという声が一部ありますが、対峙してどう思われました?
斎藤 最初はサウスポーで構えましたね。ボクはサウスポーのほうがやりやすいなと思ってましたけど、距離を取って入り際に合わせるってことを狙っていたと思ったんです。自分のテイクダウンのプレッシャーに対して、どんどん下がっていって受けになった感じがあったかなって思ったので。ボクはサウスポーでもオーソでもやりやすかったですね。
――入り際に合わせてくるプレッシャーは感じましたか?
斎藤 狙ってるなとは思いました。もともと時間をかけてやるつもりではいたので、入れるときに入って倒しにいくという簡単なプランというか。対応できなかったらドミネーターさんみたいな感じになるのかなと思ったんですけど、向かい合ってみて大丈夫だと思いました。
――一瞬バックを突かれたじゃないですか。
斎藤 ああ、あれはボクのミスですね。イージーミスですね。ちゃんと試合を振り返ってないんで、断片的なんですけど。自分がテイクダウンにいったときに平本選手が小手で立ち上がってきたからガブろうと思ったんですけど、それがちょっと甘くて脇に潜られたっていう感じです。後ろに突かれて何回か崩されたんですが、ああやって崩していくほうも疲れるんですよね。あえてもう少しやらせようかなと思ったんですけど、印象的によくないかなと思ってすぐに切って。バックのときも殴られてはないですけど、攻められてる感じはありますね。もう1回、自分のターンにしないとなって思いました。
――平本選手がCAVEに来られたときはシチュエーションスパーで肌を合わせたくらいですけど。それだけでは計れないかもしれないですが、あの時期と比べても成長してる感じはありましたか?
斎藤 1年前ですよね。それは成長してますね。いろんな組み技の攻防を覚えてきてるというか、違和感はなくなってきてるとは思うんですけど……それはディフェンスに関してはですね。
――ディフェンス以外が今後問われてくるっていうことですか?
斎藤 ちょっと説明するのは難しいんですけど、組み技を受けながら、打撃で攻めるのって疲れるし、打撃も少し誤差が出てくるというか。打撃だけで考えれば手も張らないし、組み技をやらないほうがきれいに出せると思うんですけど、ああいうグチャグチャな攻防をやると手がパンパンなってくるし、その状態でしっかり相手を狙って打撃を打つ。その厳しさは経験しないとわかんないんですよね。
――そこは練習だけでは身につかない。
斎藤 練習と試合ってやっぱり違うんで、そこを実戦で感じて自分のものにするのが難しいんですよね。そこはアマチュア経験も大事だし、それはやらないとわからない。彼にその景色を見せられたかなと思いました。
――打撃と組みという異なる技術が不規則に絡み合う競技の過酷さですね。
斎藤 本当に試合と練習では違うんですよ。そこはいろいろ感じてもらえたらとは思ってました。
――判定って割れると思いました?
斎藤 ……「ウソだろう!?」って声が出かかりましたね(苦笑)。
13万字・記事15本詰め合わせセットはまだまだ続く……
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