ステロイドはOK、マリファナはNG、クソ野郎はOK、オカマ野郎はNG
UFC失言謝罪クロニクル!
【パネリスト】
パット・ヒーリー
ブライアン・キャラウェイ
ネイト・ディアス
ダナ・ホワイト
マイク・コーガン(ネイト・ディアスのマネージャー)
【4月27日】 試合5日前のショートノーティス(緊急出場)で、20パウンドの急速減量をして『UFC159』のプレリムカードに出場したブライアン・キャラウェイ、ジョニー・ベッドフォードに一本勝ち。
キャラウェイは、今大会のファイトナイトボーナスを通常の5万ドルから6万5千ドルに増額するようダナ・ホワイトに直談判。なぜかダナ・ホワイトはこれをいたく気に入り、おまえは労働組合委員長かよなどとつっこみながらボーナス額アップを破顔で承諾。ところがメインカードでパット・ヒーリーがジム・ミラーにド派手な一本勝ち。リングアナウンサーのブルース・バッファーがなぜかミラーの名前を勝利者として叫ぶという珍しいミスも誘いつつ、勝ったヒーリーはファイトオブザナイト、サブミッションオブザナイトをダブル受賞。キャラウェイの交渉のおかげで10万ドルではなく13万ドルをゲット。
ヒーリー「ボーナスで経済的にはホントに一息付ける。しばらくは支払の心配をしなくていいと思うだけでも、すごく助かるよ……今回の収入ではまず未払いの税金を片付けたい。今年の税金も先払いしてしまいたいね。あとでどんな請求が来るのか、不安を抱いて過ごしたくないからね」
【5月14日】大会後の薬物検査の結果、ヒーリーがマリファナで陽性であったことが判明。ニュージャージー州アスレティックコミッションはヒーリーに対し90日間の出場停止を命じ、UFC159での公式記録はノーコンテストに変更された。
ヒーリー「UFC、ジム・ミラー、関係者のみなさん、ファンのみなさん、チームメイトやコーチ、そして私の家族に謝罪します。薬物に関する規則を知りながら、マリファナの回し飲みに参加するという愚かな選択をしてしまいました。責任を取るべく、私はUFCと州コミッションからの処分に従います」
【5月15日】ダナ・ホワイトが、ヒーリーが獲得したファイトオブザナイトならびにサブミッションオブザナイト賞を没収し、サブミッションオブザナイトのほうは、同じ大会で一本勝ちを記録していたブライアン・キャラウェイにスライド授与することを発表。
棚ぼたながら自分が交渉した金額を受け取ったブライアン・キャラウェイがコメント。
「とてもうれしいし、こんなサプライズはないよ。ヒーリーにとってはマリファナが高くついたね。今回の件では僕には罪悪感も良心の呵責もまったくないよ。と言うのも、僕はマリファナが大嫌いなんだ。我慢できない。試してみたこともない。だから、マリファナを吸う人に対する僕の許容度はゼロなんだ。場所によっては合法なのかもしれないけれど、そんなことは関係ない。マリファナは絶対的に良くないものだ。試合前にマリファナを使ってはいけないというルールがある以上、そのルールには従うべきだよね」
「5日前のショートノーティスだったけど、試合を受けたのは正解だったよ。このスポーツには反対派もいるけど、僕のように本物の善人が、最終的には輝くんだよね……みんなにもだんだんキャラをわかってもらえると思う。評判がいいと気分もいいね」
【5月16日】これを見ていたネイト・ディアスがTweet
ネイト「パット・ヒーリーは気の毒だ。UFCは罪もない選手のカネを取り上げた。そのカネをかすめ取った男は世界最悪のオカマ野郎だ」
オカマ発言にたまらずダナ・ホワイト、滞在先のドイツからすぐにTweet。
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