先月産声をあげた新格闘技イベント「巌流島」。太極拳、少林拳、相撲、カポエイラ、アメフト、セネガル相撲など耳馴染みのないジャンルの格闘技(?)をバックボーンとした選手が大挙出場。プロレス代表のミノワマンがあさっり敗北し、下馬評を覆してキック出身のブライアン・ドゥウェスが優勝して大いに盛り上がりました。その中でもマニアの注目を集めていたのがこれまでの総合格闘技とは一線を画したユニークなルールでしょう。
KO・ギブアップの他、円形の試合場から3回場外に落しても勝利するという大胆な勝敗の分け方。さらに関節技・絞め技はスタンディング状態のみ有効で、グランド状態では反則になるというから既存の格闘技とは別物と考えた方が良さそうです。
また、直前で見送られたようですが、場外に水を張るなんてバラエティー番組的な意見も出るアグレッシブ具合(笑)。イベント名に「公開検証」を掲げているだけに回を追うごとにルールは変更と進化をを遂げていくに違いありません。
そこで今回のMMAオレンジ色の手帖は今年のキーワードになりそうな「ルール」をフィーチャー。これまで格闘技界を賑わせてきた名物ルールやまさかの特別面白ルール、そしてそこから生まれた名勝負をプレイバックしていきたいと思います。今宵もよろしくお願いします。