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かつてはPRIDEやDREAMの運営に携わり、格闘技界一の読書家として知られる笹原圭一氏がお送りする書評コーナー。今回取り上げる本は「真剣師 小池重明/団鬼六」です
最近、ホントに痛ましい事件が多いように感じている笹原です。
ニュースを見れば、胸を締め付けられるような事件ばかり。
ただ平和に暮らしたいというささやかな願いすら踏みにじられ、力を持たない者が、傲慢な強者に蹂躙される。日本は、世界は、一体どうなってしまうのかと自問せずにはいられなくなります。
そんな陰鬱な気持ちに、さらに追い打ちをかけるような事件が発生しました。
神田うのさんが、自宅から3,000万円以上のバックや貴金属やらブランド品を、家政婦に盗まれたそう。ベビーシッターは4人いて、犯行に及んだのはそのなかで一番信頼していた古株の家政婦だったようです。
言葉を無くすほど痛ましい事件です。
3,000万円ものブランド品を持っていかれても気づかない人の優しさにつけ込んだ凶行。4人もベビーシッターがいる家族の幸せを蹂躙した犯人は、厳しく罰せられるべきでしょう。
と、あんまりやると怒られそうな気がするので、話題を変えます。
最近私が一番興味を惹かれたニュースは、将棋の「電王戦」の話題です。ご存知ない方のためにザッと説明しましょう。
電王戦は、プロ棋士とコンピュータ将棋ソフトによる将棋の戦いです。これまで不定期に行われ、昨年のプロ棋士vs.コンピュータの5対5対抗戦がラストマッチだったのですが、先日改めて「新棋戦」として行われることが発表されました。
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