大沢 UFC日本大会より11月のUFC韓国大会のほうがカードが良くないですか?(笑)。ミルコ(・クロコップ)に秋山(成勲)さんも出るし。
――じつはそうなんですよね(笑)。ベンソン・ヘンダーソン、チェ・ドゥホ、キム・ドンヒョンも出て。
大沢 日本大会は「ホントにこのカードだけでやるの?」という不安はあったんですよね。実際にこの4年間で一番客入りが悪かったということですけど……。
――「ROAD TO UFC JAPAN(以下、RTUJ)」はテレ東深夜とはいえ番組枠を2ヵ月買ってたわけだから、お金は相当かけてるんですけどねぇ。お金を出したのは、UFCではなく日本興行のプロモーターである広告代理店ですけど……。
大沢 川尻(達也)くんは日本大会出場を断ったんですかね?
――そもそもオファーしてないんじゃないですかね。
大沢 なるほど。川尻くんが出ていればもうちょっと違ったのかなあと思って。ウチの会員さん、PRIDEやK−1がテレビでやってる頃は格闘技を見てたみたいで「誰が出るんですか?」って聞かれたときに「知ってる奴はいないかもしれない」って言ったら「川尻は出ないんですか?」って。
大沢 あー、山本KIDがいるかいないかでだいぶ印象が違いますね。チョイ前くらいのテレビで格闘技を見ていた人には引っかかる存在かなー。
――ただ、いまのUFCで山本KIDが存在感があるかといえば難しいんですよね。かつてのパフォーマンスも発揮できないでしょうし……。
大沢 ですね。最近のUFCを見ている格闘技ファンからすれば、KIDがいてもいなくても関係ない。
――川尻選手はKID選手ほどではないが見出しにはなるし、いまのUFCでもパフォーマンスも保てていますけど。
大沢 見出しにもなってパフォーマンスも凄い。両方を兼ね備えている選手はなかなか……。そういう意味では夜叉坊には期待したいんですね。RTUJでキャラクターが浸透しましたし。正直、試合もここまでやるとは思ってなかったんですよね(笑)。テレビに出てるうちにだんだん強くなていって。
――そのRTUJ決勝戦の廣田瑞人戦はドローという意外な結末でしたけど……。
このインタビューの続きと、榊原信行、石川雄規、アニマル浜口物語、スコット・コーカー、プロレス点と線、金原弘光、中井祐樹日記、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar901262