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今回は、ニコ生ゼミ12月23日(#262)から、ハイライトをお届けいたします。
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「【岡田斗司夫流プラモの作り方】 完成させなくても全然かまわない」
このキットなんて、タミヤ製だから、メチャクチャ組み立てやすいんですけども。全部作っちゃうと、せっかくのカッコいい内部構造が見えなくなってしまうんですね。
このプラモデルのクライマックスは、ここなんですよ。
ここを作ったら後はどうでもいいんです。
表面を何色に塗ろうが関係ないというか、ここが見れれば。
アルコールタンクがあって、液体酸素タンクがあって、ここにロケットモーターがある。
このロケットモーターというのが、どんなに小さいか。
つまり、このX-1の時代のロケットモーターって「点火」と「停止」しか出来ないんですよ。
燃料を供給して、火をつけて加速するのと、それをストップすることしか出来ない。
いわゆる推力調整が出来ないんですね。
スイッチONとOFFしかない、簡単な仕掛けなんですよ。
そして、この燃料を後ろのエンジンに持って行くために、液体窒素のタンクがある。
このタンクに詰まった液体窒素から圧力を発生させて、それによってパイプを通じて後ろまで持っていって、このロケットモーターに供給する。
人間は、先端にちょこっと座っているだけです。
まあ、この形状は後に違うとわかって、F-104辺りからのアメリカのジェット戦闘機というのは、“エアリア・ルール” という、真ん中の翼の部分がくびれたような、独特の形になって行くんですけど。
この頃はまだ弾丸型です。
あとは僕、やっぱりもう1つビックリしたのが、さっき見せたB-29とこのX-1は、72分の1で、同スケール模型だということなんですね。
つまり、「そうか、これをこうやって吊り下げて空を飛んで、高度1万mまで持っていったんだ! こりゃあ大変だ!」というのがわかるんです。
・・・
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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