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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「お客の来ない喫茶店を流行らせるには?」
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岡田斗司夫の解決!ズバっと 「お客の来ない喫茶店を流行らせるには?」

2015-11-11 06:00
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2015/11/11
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    おはようございます。

    今日は『解決!ズバッと』はお休み。
    絶賛発売中の岡田斗司夫の最新著作『頭の回転が速い人の話し方』から、ハイライトをお届けします。

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    お客の来ない喫茶店を流行らせるには?」

     「変換」の3つのコツ

     僕が戦闘思考力の活用例としていつも説明するのは、「お客の来ない喫茶店はどうすれば売上がアップするのか?」という質問に答えるという事例です。
     いきなり具体的な解決法を答えてしまってはいけません。
     この問いを、思考ゲームとして楽しむのが大切です。
     この例で僕が考えたの方向性は次の3つです。

     (1) 多様性:やることをいろいろ増やす
     (2) 多方向性:方向をいろいろ変える
     (3) 懐疑:疑う

    |やり方をいろいろ増やす
     多様性というのは何かというと、たとえば、「喫茶店の売上が落ちているけれど、どうすればいい?」と聞かれたら、「メニューを増やしてみたら?」というのが最初に考えることですね。
     これは「今やっていることを増やす」です。

     アイスコーヒーとホットコーヒーを出しているんだったら、「じゃあ上にアイスクリームでも乗っけてみたら?」とか、「カフェオレをメニューに増やしてみたら?」とか。
     あるいは、トーストを出しているんだったら、「チーズを乗っけてチーズトーストをやってみたら?」とか。
     ランチの売上を伸ばそうと思ったら、「もっとランチメニューを増やしてみたら?」とか。
     平凡に見えますが、相手が「うちの店ではそんなことできっこない」と思いこんでいるときには、案外有効なときもあります。

    |今やっていないことを考える
     次に、多方向性。「今やっていないことを考える」です。
     その喫茶店は、喫茶店として当たり前のことをやっているんです。
     たとえば朝8時に店を開けて、夕方の6時くらいまでやっているとしましょう。
     ビジネス街だから、夕方6時を超えたらもうお客は来ません。
     朝はモーニング目当てのお客が来て、お昼はランチ目当てのお客が来るから、こんなものだろうと思って喫茶店をやっています。
     それに対する一番目のアプローチが、先ほどのメニューを増やすことだとしたら、二番目の「今やっていないことを考える」というのは何でしょう?

     たとえば、若い人で自分の店とかカフェとかを出したい人はいっぱいいますが、そういう人たちに、開いてない日に店舗貸しをすることを提案したとします。
     つまり、「自分たちでカフェをつくりたいんだけど、開業資金がないんです」と言う若者に、「ウチのお店はどうせビジネス街なので、土日は店閉めているから、家賃を少しだけ払ってくれたら土日に店を貸してやるよ」と言って店舗貸しをします。
     あるいは、飲食以外の収入源を考えてみます。
     たとえば、いつもコーヒーのおいしさを語っているんだったら、コーヒー豆を売ってみるとか、コーヒーの名産地をめぐる旅行ツアーを企画してみるとか。
     そんなふうに、とりあえず今やっていないことを考えるというのが多方向性です。

    |原因を疑う
     三番目の懐疑というのは「困っている原因自体を疑う」んです。
     「喫茶店をやっているんだけど、売上が下がって困ってるんだ、何か良い手はないかな?」と相談されたら、「そもそも何で売上を増やしたいの?」と聞いてみます。
     「いや、売上が下がっているから」
     相談者はそう言うけれど、売上が下がっているのは、ひょっとしたら仕方のないことかもしれないんです。
     つまり、近隣にある会社自体がみんな撤退していって、客の全体数が減っているんだったら、売上が下がることはどうしようもないことです。
     「じゃあ、売上が下がったことを嘆くのではなくて、経費を下げることをひたすら考えたら?」
     つまり、最初に相手が相談してくる問題自体を疑ってみます。
     「喫茶店、そんなにやりたいの? 店はあるわけでしょ? 飲食の免許取っていて、お客さんもある程度ついているんだったら、飲み屋でもやってみたら?」
     「何でもいいから別の商売はじめてみたら?」
     「たとえば、雑貨屋さんでもしてみたら?」
     実際は、その場所で何をやってもいいはずなんですが、相手はたぶん、喫茶店の売上が下がっているということで頭がいっぱいいっぱいになっています。

     そこで、よくよく聞いたうえで、相手の疑問自体、相手がこれを問題に思っていること自体を、疑ってみます。
     どうやればいいのかを答えるのではなくて、もっと面白い問いを投げかけてみます。
     「本当におまえ、もともと喫茶店やりたかったんだっけ?」
     「近所の店もいっせいに売上が下がってない? おまえの店の近所で、売上が上がっている喫茶店ってあるの? それともみんな下がってるの?」
     もし売上が上がっている喫茶店があるんだったら、そこを模倣すればいいし、もしすべての喫茶店の売上が下がってるんだったら、その土地で喫茶店をやるのがもう無理ってことですよね。

     こんなふうに、さまざまな方向で疑ってみて、「変換」をつくるわけですね。
     今やっていることを増やすという多様性と、ほかの方向をいろいろ考える多方向性と、問題自体を疑う懐疑という3つの方法で、かなり「変換」はできるはずです。


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