荒天は波乱の予兆?
今週の栗東は移ろいの激しい天気だった。特に追い切り日の水曜は、みぞれが降ったかと思えば、暖かな日差しに照らされたり、目まぐるしかった。
高松宮記念も今週の天気のように読みづらい。ただでさえ混戦なのに、未知の外国馬まで参戦する。トレセンでも「いらない。気難しいみたいだし、左回りがどうか」と首をかしげる人もいれば「一番怖いのはあの馬。力のいる今の中京なら通用するのでは」と指摘する人もいた。
昨年が不良馬場での開催だっただけに、雨を懸念する陣営も多かった。今のところ、日曜の予報は曇り時々雨。こちらも予断を許さない。予想にもかなり頭を悩ませそうだが、レース後には晴れ晴れとした気分を味わいたいものだ。【太田尚樹】
水曜朝の栗東は雪で山が白く染まった(撮影・太田尚樹)