「投票行動を決める前に一度は候補者を生で見てほしい」
私はこれまでずっとそう言い続けてきた。しかし、SNSなどで発信するたびに「候補者を見ないで投票するのが普通」「わざわざ見に行かない」「選挙公報で十分」「見に行けるわけないだろ」と否定的な意見が毎回寄せられてきた。
私は見に行かないことを責めているんじゃない。それなのに、わざわざ私に文句を言ってくるのはなんなのか。私は「見に行くと面白いし、ためになりますよ」と言っているにすぎない。あなたの一票はあなたのものだ。候補者を見ないで投票するのも自由。まったく構わない。
もう少し前向きな意見になると「どうやったらいいのか」という声も寄せられる。なるほど。一般的には私のように街頭演説をはしごする人は少ないのだろう。だから候補者間の比較検討ができない。最初に出会った政党や候補者が最良だと思ってしまう。運が良ければそれがベストな出会いのこともあるだろう。
しかし、「本当にそうなのか」という疑問は持ってほしい。そうすることで、政治を見る目が豊かになる。そして、その疑問を解消し「本当にこの政党やこの候補者を支援してよかった」と自分が深く納得するためにも、政党や候補者への先入観に縛られず、いろんな街頭演説を見てほしい。
そこで、私がいつも選挙取材をするときに使っている「街宣スタンプ帳」を紹介したい。
『そこそこ週刊・畠山理仁』
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