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早田英志のスーパー人生論 第四回     ~外国での身の立て方~
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早田英志のスーパー人生論 第四回     ~外国での身の立て方~

2013-11-20 02:04

    <外国で身を立てる為に>

    若い人に限らず、誰でも素晴らしい外国に行き着いたら、仕事かなにかで母国に帰らなければならぬ事情がないかぎり、そこに腰を落ち着けて住んでみたいと思うのは人情である。
    若い人が外国人の恋人を持ち結婚すると相手の国に住み着くのはよくあるケースで、そこで生活していくためには何らかの職業を得なければならない。
    国内でフリーターまがいの職業に満足できず、どこか外国へ行き人生を賭けてみたいと思う若者もいるし、また定年退職した組でもまだ活力が旺盛な人は好きな国に行ってもう一仕事してみたいと思う者もいるだろう。
    企業や金のある人が外国人投資家を歓迎する国に行って投資活動をするのは経済学的には一番オーソドックスな移住方法であるが、これは次回の論に譲り、今回はいたって一般的なパーソナルなケースを検討しよう。いずれの場合もひとたび外国で身を立てようと日本を飛び出したらドップリとその国の水に浸ることになるので、重大な決意を要する。
    私の場合は前の恋に破れてセンチメンタル ジャーニーに出かけ、そこで素晴らしい外国と新しい恋人に巡り会ったパターンであるが、そこから私の人生は180度急展開し始めた。
    苦労することも多いが、新しい事に挑戦するとまたその先に新しい世界が開けてくるから面白い。未知の世界に踏み込む事は男に限らず、若さに関係なく全ての人間の醍醐味だ。特に若い人にとっては人生の貴重な経験となる。
    失業しても再挑戦リカバリーのきく欧米社会にくらべ封建的な日本においては、学業を終えた若者はただちに自分の将来を託する企業に就職し、一生を同じベルトコンベアに乗っかったままのモノカルチャー・ライフをおくる者が多いが、これからの日本は企業の終身雇用など当てに出来なくなる。若者は転職など恐るに足らず、転人生に挑戦すべきである。

    さて本題に入ると、外国での仕事で先ず手っとり早いのは、“芸は身を助く”で手に技術を持つ者は容易に職業社会にとけ込める。

    自動車のメカニックであるとか、電気技術者であるとか、最近ならコンピューター技術者ならたいていの国で需要が多い。
    しかし、その国の言語に堪能な者なら最初の気苦労は少なくてすむが、まだ言葉が出来ない当初は会話をあまり必要としないコックなどのキッチンスタッフやペンキ塗りなどの建築現場が良い。
    その国の経済レベルが重要なポイントで、先進国ならどんな職業に就いても生活の糧を得るに充分であるが、後進国ではその逆でたいていの職業が日本人であるあなたの生活の糧を補いきれない。
    もっとも現地の最下低層の暮らしに甘んじようと言うなら別だが、そういう生活をするためにわざわざ外国に行こうという者もいないだろう。それでいきおい、自立して仕事を始める算段をしなければならなくなる。これはそのための講座である。
     
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