過日、平成28年度予算案(一般会計総額96兆7218億円)を衆院本会議で可決し、参院に送付しました。不透明さを増す世界経済、テロとの闘いや地政学的リスクなど、わが国を取り巻く諸課題を考えれば、予算の年度内成立は何よりも重要です。安倍政権はデフレ脱却のためにやれることは全て実行する、という強い決意で経済成長と財政再建の両立を目指しています。今後は参議院での審議に移りますが、仮に参議院で議了されない場合でも、憲法の規定により予算の年度内成立が確定したわけです。
総理も明確に答弁している通り、予算案に限らず良い案を提案していただければ、検討すると言っているのですから、野党は批判に終始するだけではなく、明確な対案を示すべきです。議員個人のあら探しにのみ血眼になるのではなく、参議院では「良識の府」として、もう少し建設的な議論を期待したいものです。私が筆頭理事をつとめる衆議院内閣委員会もいよいよ本格的な議論開始となります。重要法案が予定されていますが、参院選も控え極めてタイトな国会日程になることは否めません。引き続き、緊張感を持って全力を尽くします。
民主党と維新の党で作る新党が、党名をネット等で募集するというニュースを聞いて、一瞬、耳を疑いました。本来、政党名とはその政党の思想や信条を象徴するものであるべきです。それを第三者のアイデアに委ねようとするのは、そもそも本末転倒の考えであり、政党としてお粗末すぎると言わざるを得ません。また、仮にネットで意見を募集する場合、そのプロセスをどこまでオープンにできるかがポイントです。しかし、今回の募集でどのような案がどれだけ寄せられたのかを公表しないとのこと。政党名のネット募集は、ネットの利活用に相当理解がある私にも全く理解ができません。
最後に、ご案内です。3/27(日)13時時からJ-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ)の公式オフ会をお隣の岡山市(ピュアリティまきび/北区下石井)で開催します。参加議員は私の他に、新藤義孝J-NSC事務局長、ふくだ峰之ネットメディア局次長、そして地元岡山からは、逢沢一郎議員、橋本岳県連会長です。J-NSCメンバー以外の方もご参加いただけますので、ぜひご家族やお友達などみなさんお誘い合わせの上ご参加ください。詳しいご参加申し込みはこちらからお願いします。→http://goo.gl/forms/Bs0WDAxS1D