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鬱病になりかかった話(1,602字)
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鬱病になりかかった話(1,602字)

2017-06-02 06:00
    鬱病になりかかった。おかげさまでもう治りかけているが、ストレスから眼底出血までしてしまって、けっこう大変だった。ぼくはストレスに弱いのだ。

    鬱病になると、全てを投げ出したくなる。実際全てを投げ出すと楽だ(と想像できる)からだ。
    鬱病になると、もう仕事をしたくないのだけれど、仕事をサボりたくもない。その狭間で苦しむから、勢い死にたくなる。

    そういうときは、仕事をせずに、しかも投げ出すのではなく、フワッと中間点で納めるのが吉である。なんとなく、というふうにしておくのである。ぼやかすのだ。
    それもそれで苦しいのだが、どちらかに決めるとより苦しくなるので、それが次善の策となる。

    ところで、ぼくは鬱病を患いかけて、もう死のうかとも思ったが、全てを投げ出して休もうかとも思った。しかし真剣に休むことを考えていると、次第に「なぜ自分が鬱病になりかかっているのか?」を冷静に分析することができたので、心が次第
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