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「きみは勉強ができないんじゃない、勉強の仕方を知らないだけなんだ」第13回(1,622字)
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「きみは勉強ができないんじゃない、勉強の仕方を知らないだけなんだ」第13回(1,622字)

2017-06-01 06:00
    『ハチのムサシは死んだのさ』という歌がある。
    ぼくはこれを子供の頃に聞いて、いやに耳に残った。歌詞も覚えた。その絶妙なリズム感と語呂とが、なんともいえず気持ち良かったからだ。今でも覚えているのは、母親がこの歌をよく口ずさんでいたことだ。そういうふうに、人に口ずさませたくなるような、なんともいえない魅力があるのである。

    「ハチのムサシは死んだのさ」

     ハチのムサシは死んだのさ
     畑の日だまり土の上
     遠い山奥 麦の穂が
     キラキラゆれてる午後でした
     ハチのムサシは向こう見ず
     真っ赤に燃えてるお日様に
     焼かれて落ちて 死んだのさ
     ハチのムサシは死んだのさ
     お日様仰いで死んだのさ
     高い青空 麦畑
     いつもと変わらぬ午後でした

    以上が一番の歌詞である。
    ちなみにこの歌は、内田良平という詩人がもともと単に詩として書いたものに、その後フォークミュージシャンの平田隆夫が曲をつけ、シングルとし
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