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最近の外食産業は、どうやらインスタ(をはじめとするSNS)に最適化してきている。美味しいかどうかよりも、写真映えするかどうかがポイントになっている。
ぼく自身はインスタを使っていないのだが、あれはセレブ気分をインスタントで味わえるサービスだというのを最近知った。スターがマスコミできらびやかな生活を紹介するということを、マイクロレベルで一般の人も味わえるようにした、という仕様である。
この、昔だったらセレブにしかできなかった「体験」を主にインターネットやテクノロジーを活用して提供する――というビジネスには、まだまだ鉱脈があると思う。
ぼくが最初にそれを意識したのはAKB48の総選挙だった。あれはマイクロ「タニマチ」だ。昔は飛び抜けたお金持ちにしか味わえなかった「タニマチ」体験を、それなりの値段で一般の人にも味わえるようにするサービスだった。
これは楽しいだろうと思った。「お金で人を買う」とい
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