勉強ができるということは、生きていく上でさまざまな有利がある。
というより、今は勉強ができないと生きにくい世の中になってしまった。少し前までは、むしろ勉強はほどほどな方が生きやすい世の中だったのに、これは大きな変化だ。なぜそうなったかといえば、より個人の能力が問われるようになったからだ。また、なぜ個人の能力が問われるようになったかといえば、それはインターネットができたからである。

インターネットによって何が変わったかといえば、それは「個人で情報発信ができるようになったこと」だ。有史以来、情報発信は力の源泉だった。情報発信をするということが、社会の中で強い地位を獲得することだった。

しかし、インターネット以前は、個人が情報を発信できなかった。できたとしても、その範囲は限られていた。だから、情報は組織で発信する必要があり、そして組織の中に生きなければならない以上、むしろ周りに合わせることの方が